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アイデミーのサービスのひとつである、Modeloy。さまざまな現場のDX化に必要な、人材育成・課題選定・PoC・開発・運用を一貫してサポートしています。今回はその技術的な側面を担当する4人による座談会をお届けします。具体的な業務内容だけでなく、チームワーク抜群でバランスのとれた4人の雰囲気を感じてください!
◆Modeloy Engineeringグループについて◆
技術的な側面から、お客様社内でのビジネス活用をサポートする役割を担う重要なチーム。アイデミーのミッションである「先端技術を、経済実装する。」が示す通り、技術をビジネスに活用する、つまり、お客様の課題を、お客様社内のメンバーで解決することをゴールと考えている。
◆メンバー紹介◆
甘粕 貴大(リーダー/PM)2020年11月入社 29歳
岡田 智寛(ソフトウェアエンジニア)2021年4月入社 30歳
品原 悠杜(データサイエンティスト/データエンジニア)2020年7月入社 28歳
金指 真之介(データサイエンティスト)2019年8月入社 25歳
1. 業務内容
甘粕
早速、メンバーがどんな仕事をしているのか聞かせてください!まずは金指さんからいきますか。
金指
僕の役割は、データサイエンティストとしてお客様である企業の伴走支援を行うことです。プロジェクトを進める上で必要なデータ分析や機械学習など、必要に応じてサポートするポジションです。
扱うのは数値のデータがメインではありますが、画像や言語のデータに対する機械学習の案件もたまにあります。
甘粕
データサイエンス領域で、お客様が困っていて金指さんが支援するのはどんなことが多いですか?
金指
一番困っていらっしゃるのは、データをもとに意思決定しようと頭では思っても、最初の一歩を踏み出せないことですね。そもそも基本的なデータ分析の技術・知見がないとか、環境が整っていないことがよくあります。山ほどある技術の中から、現状に合わせたベストプラクティスを出して、それをパパッと実装できることが、お客様にとっての価値になっているのかなと思います。
甘粕
続いては品原さんのお仕事を教えてください!金指さん同様、品原さんも肩書はデータサイエンティストですよね。
品原
はい。普段は甘粕さんが言ったように、データサイエンティストの方に軸足を置いてはいます。ただ、社内の業務としては全社のデータ基盤の開発運用も担っていて、いわゆるデータエンジニアのような、ちょっと岡田さん寄りの仕事もしています。それもあって、このModeloy Engineeringグループでは、岡田さんと金指さんの中間にいる感じです。案件ごとにデータサイエンスの方に行ったり、データエンジニアリングの方に行ったりしています。
浅く広く仕事している中で僕が積極的に参画しているのは、提案支援です。甘粕さんの提案に同席して、お客様のふわっとした課題感を具体的なソリューションに落とし込んだり、お客様がやりたいことの技術的観点での実現可能性を判断したりしています。ときには、お客様からの信頼を勝ち取るべく、事前にヒアリングした内容をもとにシステムのプロトタイプを作成して、提案時にそれを持っていくこともあります。
甘粕
品原さんありがとうございました!では、岡田さんの紹介に移らせてください。岡田さんはソフトウェアエンジニアですね。
岡田
はい。業務としては、お客様からシステムを開発して達成したいことをヒアリングして、そこからアーキテクチャ設計、技術選定、UI設計、Table設計などによって最適なシステムを設計し、アジャイルな開発でお客様に提供しています。
お客様のタイプとしては、DXを推進したい、比較的新しい技術を現場で利用できるか検証したい、とお考えの方が多いですね。
DXを推進するにあたっては、レガシーなアーキテクチャやライブラリはあまり選択せず、モダンな技術を採用するケースがほとんどです。また、新しい技術の利用を検証したいお客様には、技術自体の検証や、その技術を用いてどんな価値を生み出せるかなど、整理しながら提供していくことが多いです。もちろん、要件定義、設計、実装、テストも行っています。
品原
岡田さんは万能エンジニアって感じですよね。
岡田
自分が何エンジニアなのか、自分が一番わかっていない(笑)。フルスタックエンジニアといったところでしょうか。アイデミーでは「フルスタック++エンジニア」を目指すべしというCTOの清水さんによる指針があります。システムの画面と裏側の仕組みを作り、それを支えるインフラやデータベースを構築するというのがいわゆる「フルスタック」だと思いますが、そこにとどまらない追加の強みを持てということだと理解しています。自分の場合はMLOpsをその追加の強みにしたいと思っています。
品原
最後に、甘粕さんについては僕から紹介してみましょうか。甘粕さんは、プロジェクトマネージャーの役割に加えて、Modeloy Engineeringのプロジェクトが始まるまでの提案、いわゆるセールス的な部分も担ってくださっています。まずそこがないと案件もありませんので、大変感謝しています。
甘粕
いやー、なんだか恥ずかしいですね(笑)。ありがとうございます!
2. 仕事のやりがい
甘粕
金指さんのような、Kaggleなどでも活躍しているデータサイエンティストの楽しさというと、新しい技術への挑戦などを想像するのですが、このModeloy Engineeringのプロジェクトではどういったところにやりがいを感じていますか?
金指
個人的には2つあります。
1つ目は、やはり業務の中で結構な頻度で最新技術に触れているところです。全てにおいて新しい技術を使用しているわけではないんですが、必要に迫られたり、それが一番効果的だったりすることもあるので。日々仕事する中で学びがあるし、自分自身のスキルアップも頑張っているなと思います。そういう意味で退屈はしないですね。
もう1つのやりがいとして、自分が「頑張ったな」と思えるのは、自分の知見や使った時間と労力に対してお客様に感謝していただいた時ですね。これは、お客様と対面して行うことが多い伴走支援という業務ならではです。お客様の業務やプロジェクトが前進すると、自分もまたひとつ上のステップに進めたなと感じます。
甘粕
お客様からの感謝とか、お客様のチームだけでなく自分たちの成長も感じられるところは、みなさん共通のやりがいになるのかなと思いますが、どうでしょう?
品原
この仕事の一番のやりがいは、お客様と非常に近い距離で仕事ができるところです。僕の仕事をするモチベーションは「人に褒められる」なんですよ、ずっと前から。
Modeloyのプロジェクトでは「一緒に進めてくれて、しかも期待を超えるような成果を出してくれてありがとう」という意味の、嬉しい「ありがとう」をいただけることがあります。それがモチベーションにもつながってきます。こんな働き方ができるのが、1つ目のやりがいですね。
2つ目は、ゴールが変わることです。プロジェクトを進める中では「ああ、やっぱりうまくいかないね、この方針にゴールを変えようか」とか、「結構うまくいったから、もうちょっと大きめのゴールにしようか」といったことが起こります。これもなかなかチャレンジングで面白いところではあるなと思いますね。
岡田
お客様とやり取りしてプロジェクトが上手くいけば成功体験を共有できることは、とてもやりがいのある面白いポイントだと思います。
アイデミーの特徴は、内製化を支援するという点です。DXを進めて内製化するとなると、スキルや経験年数に差がある場合は、そこをどうにかして埋める必要が出てきます。また、DXを推進する人材の育成も難しく、技術だけ取り入れればDXが上手くいくわけでもない。
そこでポイントになるのは、文化ではないかと思っています。DXは失敗することも多いので、失敗を許容できる文化や組織を作っていくことも一緒に推進できたら、私たちが考えている内製化の実現に繋がるのかなと。これからそこまでできるようになれば、それがやりがいになっていくのかなと思います。
甘粕
岡田さんはアイデミーに転職してきたからこそ、やりたかったことができている、と感じることはありますか?
岡田
内製化に視点を置いているからこそ、どうあればお客様やユーザーが一番嬉しいのか、それを主軸にビジネス的な話をしたり、システムを作っていったりできるところですね。
甘粕
なるほど。一般的にSIerでは、お客様の要望を受け取ってそれに答えることが求められますよね。それ以上のアイディアや改善は望まれにくいということになるのでしょうか。
岡田
そうですね。アイデミーでは、お客様の多くが「何らかのシステムを作りたい」というより、もう少し大きな視点で「DXを推進したい」「どうやったらビジネスモデルをより良くしていけるか」と考えていらっしゃるところから始まります。そのために「こうするといい、そのためにはこういうシステムがあるといい」と、お互いにアイディアを出し合って作っていけるんですよね。
3. Modeloy Engineeringのアイデンティティ
甘粕
岡田さんには受託開発との違いについてもお伺いしたいと思っていました。前職での経験を踏まえて、受託開発とアイデミーのModeloy Engineeringを比較すると、内製化が目的であることはもちろんですが、文化などの側面はどのように異なるんでしょう?
岡田
「自社でこういうシステムを作りたいが、社内には人材・技術力・知識が不足している」という企業が外部に開発を依頼し、それをSIerが受ける。これが受託開発です。仕事を受託したSIerは、設計・開発・テストなどを経て、システムを納品したら基本的には終了となります。
また、システムを納品するのではなく、お客様の企業にエンジニアが出向いてシステムを開発していくビジネスモデルもあります。
甘粕
この場合は人を増やすほど利益が上がるでしょうから、SIerはシステムを完結させるのではなく、システムを長期的に保守していくために人をどんどん送り込んでいくわけですね。
岡田
ただ、もしSIerの人材が抜けた時には、お客様はシステムのことが一切わからないため、何かあったらもう対応できません。
甘粕
ここが、私たちのModeloy Engineering グループとSIerを比較した時の大きな違いだと思っていて、お客様の伴走支援をして、最終的に私たちが抜けることができるようなレベルまで押し上げる、というような内製化支援のアプローチを取る、というのが私たちだと思っています。
また、このチームの戦略として、初めてのお客様とプロジェクトを開始する時は、敢えて3か月などの短いスパンで契約しています。なぜなら、例えば1年間で1億円の発注は、お客様が正しく納得しているとは限らないし、リスクがありすぎます。1年後にどうなっているかなんて、誰にもわからないので。
だからこそ、3か月でここまでやるので、それで「このチームが良い、一緒にやりたい」と思っていただけたら、半年とか1年契約してください、という感じなんです。信頼していただいて、「では、より中長期的にやっていきましょう」となった時には、今後もこのメンバーで訪問したいなと。
この4人で商談に行けば、お客様に納得いただける自信があります。我々のアウトプットはもちろんですが、「こういう仕事の進め方をするこの人たちに任せたい」と思えるチームを買っていただくことで、お客様を支援できたらいいなと考えています。
岡田
商談のパターンとしては、お客様が何をやりたいか次第で、同席するメンバーが変わりますね。甘粕さん、品原さんに加えて、データサイエンスなら金指さん、システム開発なら自分が呼ばれています。
4. チームについて、お互いについて
甘粕
チームで大事にしていることはどんなことですか? いつもチームで話していて感じることだし、みんなからも挙がるとは思いますが、「まずやる」ということには非常に重きを置いていますよね。
みなさんはModeloy Engineeringグループ以外の仕事も担っていますが、このチームで働くようになってから、他の仕事への取り組み方も変わったんじゃないかなと想像しているんです。実際どうですか?
自分が「まずやる」、そして周りを動かしていく
品原
そうですね。「まずやる」ことは、実践するようになりました。「まず考える」はもちろん大事なんですけど、そうすることで「やらなくてよさそう」という結論に至ることって結構あると思うんですよ。
でも、そのやらなくてよさそうな理由を僕たちがお客様に説明したとして、お客様のなかでは腑に落ちないケースもある。
じゃあどうすればお客様に心底納得いただけるかというと、お客様自身で体験いただくのが一番効果的だと思っていて、そういう意味で、このModeloy Engineeringグループでは、失敗も含めた体験がお客様のナレッジになるんです。
だからこそ、このチームでは「まずやる」を意識して、お客様にもその姿勢をお見せするようにしています。
それが、自分自身の仕事でも「考えるより、とりあえずやりはじめてから考えたほうが早い」っていうケースがあると思えるようになったので、なるべく実践しようとはしています。
甘粕
そうそう、仕事ぶりを見ているとそう思うんですよね!金指さんはどうですか?
金指
実感はないんですけど、甘粕さんが見てそう思うなら、そうなのかもしれないです(笑)。
甘粕
他の仕事にも前向きに取り組んでいるな、スピードやクオリティもすごく上がっているなって……、上から目線みたいであれなんだけど(笑)。自分の仕事へのプライドとか、まず自分が動くことで周りも動かしていこう、という姿勢を感じる気がして。これはもう何というか、我が子が可愛いみたいな(笑)。
金指
確かに、とにかく自分がまず動いて他の人を動かしていく、というのは今まで以上にあるかもしれないです。今まで全然やってこなかったですし。
岡田
今、金指さんは社内のある業務のDX推進でリーダーを務めていますよね。使う技術やシステム設計など、初めて取り組んでいることもあるのでは?
金指
そうですね。アルバイトの方に手伝ってもらいながら。
岡田
自分から積極的に「じゃあ、ここやりますよ」と言ってパパッとこなしたり、「まあ、やってみる」と手を動かして結果を共有したりしていますよね。そうやってアルバイトさんと一緒に進めている様子は僕も目にしています。甘粕さんも、金指さんのこういう姿勢のことをおっしゃっていたのかなと思いました。
意思決定は爆速で。ただし、必要な時間はしっかり確保。
品原
今度は僕から甘粕さんを褒めさせてください!
プロジェクトの良し悪しはPM次第で決まるところがあると思うのですが、我々が円滑にプロジェクトを進められるのは、本当に甘粕さんのおかげです。今、深く頷いている金指さん岡田さんを見ても分かる通りです。
何がすごいって、とにかく“爆速”なんですね。もう並みの爆速じゃないんですよ。お客様に提案するまでのスピードに関しても、意思決定が爆速。だからといってそれが適当な粗い内容というわけではなく、揃えるべきデータを即時に見抜いて、それを適切な担当者に依頼し、すぐさまデータに基づく検証をして、意思決定した上で提案する、そこまでの一連の流れが速いんです。
もちろん、提案だけでなくプロジェクトを進める時も同様です。速さはビジネス上の強みだと思うので、そこを推進してくださる甘粕さんは偉大な存在だなあと感じています。
甘粕
スピードを大事にしているのは、前職からの教訓です。スピードこそ、最も努力でなんとかなる部分、意識すれば即座に改善できるものだと思うんですよね。
岡田
お客様との定期的な打ち合わせが終わると、直後の30分で内部の打ち合わせをするんですが、甘粕さん主導で意思決定して、次の打ち合わせまでにやること、終わらせるタスクを決めていきます。この時にパッパッと決めていくスピードは、他とは異なると思います。
甘粕
お客様との打ち合わせが終わった後、次のアクションを決めるタイミングは、早ければ早いほど良いと思っています。時間が経つほど「前回、どんな内容だったっけ?」ということを思い出すところから始めなくてはいけなくなる。その分だけ、意思決定以外の部分で遅くなっているんです。それが起こり得ない「今のミーティングどうだった?」というタイミング、思い出す作業が要らない「今の」という状態での意思決定が大事だと思っています。
金指
僕はこれまで、何もかもめちゃくちゃゆっくりだったのですが、このチームにいることで諸々少しは速くなったと思います(笑)。
甘粕
そうなんですよ!いや、別に遅かったということはないと思うし、良い意味でじっくり考えてから臨む印象はあったんだけど、スピードアップは感じますね。
金指
これまでも、やろうと思えば一時的にレスポンスや仕事のスピードを速くすることはできていたんですが、そのベースラインが明らかに変わったなと自分で思います。思考の質を落とさずにスピードを速くする努力を始めたのは、このチームに入ってからですね。
品原
最近ありがたいことに案件の数も増えてきてるので、ミーティングから時間が経てば経つほど、どんどん忘れていってしまう。歳のせいですかね(笑)。いずれにせよ、なるべく余計なところで時間を使わないようにしようと、チームのみんなも自然と意識しているかもしれませんね。
甘粕
時間の使い方については、余計な時間を使わないことに加えて、必要な時間を取ることも大事にしています。岡田さんの提案で、毎朝30分、メンバーみんなで話すハドルミーティングの時間を設けています。今日のタスク、昨日やったことなどを話すほか、リモートの環境でも毎日ちゃんと顔を合わせてリズムを整える意味で、一体感を持って取り組むための必要な時間だと考えています。他には週1回、月1回の定例ミーティングもありますね。
金指
コミュニケーションする時間は多いですよね。
甘粕
Slackが常に動いているっていうこともありますしね。離れている感じがしない。
岡田
コミュニケーションも、時間的な意味でただただ長いという話でもなく、毎朝のデイリーハドル、週1回、月1回のミーティングでそれぞれ何をやるのか、事前に決まっています。無駄な時間を過ごしているわけではなく、必要な時間を必要な分だけ充てているんですよね。もし「この打ち合わせって何だっけ?必要ないのでは?」となれば、すぐになくしてしまうという意思決定の速さが僕は好きです。
専門領域以外に拡張していこうとする柔軟性
甘粕
今度は僕から品原さんの話をさせてください!品原さんは、一番雑に仕事を振っても、一番早く返してくれるなと思っていて、僕の意思決定が速いという話がありましたが、僕一人では決められないこともあるので、その根幹を支えてくれています。
品原さんはModeloyのプロジェクトチームができる前から社内のデータ整備から分析まで幅広く取り扱っていたこともあって、お客様が抱えている課題感に近い経験が生きているのかなと。
商談の時、品原さんに同行してもらうのが多いのは、前職のネットワーク保守運用業務を通じて、お客様と話してきた経験が豊富なことと、問われた内容に対して当意即妙に答えてくれるからなんです。
金指
品原さんはめちゃめちゃすごい、とても2つか3つ年上なだけの先輩とは思えないレベルなんです。まずは「このプロジェクトに必要なら、どんなロールでもできますよ」と言える柔軟性。ハード面でもソフト面でも、どちらにも柔軟性があるのはすごいなと思います。
例えば、あるお客様の案件で「こういう画面作りたいよね」という話が出てから、3日後にはもうプロトタイプができていて、しかも既にお見せできるような状態で。元々ベースとなる知識があった上に「必要だったらやるよ」というメンタル面の柔軟性もある。両方揃っていないと、そういったことはできませんよね。品原さん自身、使ったことがないツールによるものだったと記憶していますが、それでも3日でお見せできる形にできていたのは、本当に「これはやばい」と思いましたね(笑)。
品原
いやー、照れますね(笑)。
金指
また、僕はデータサイエンス一辺倒ということもあって、広い分野を知らないし、自分の専門領域にこだわってしまうところがまだあるんですが、品原さんのようにこだわらないことで、物事がうまく進むんだろうなと思ってて。ご自身が言う“PM補佐”のようなお仕事でも非常に助けられています。僕自身もやらなきゃなと。
甘粕
そうでない人が良くないという話ではないんですが、拡張していくこと、今までの自分の専門領域にない部分にも取り組んでくれる人というのは、絶対にプロジェクトには必要です。僕の主観では、みんながそういう意識を持って、ある程度の拡張領域を持って欲しいなと。このチームはみんなそれができているから非常に助かりますよね。
探求を続ける最強のエンジニア
品原
岡田さんはアイデミーでは言わずもがな、最強のエンジニアだと思っています。基本的に、僕と金指さんができない部分は、岡田さんが全部できると言っても過言ではありません。ちょっと言い過ぎかな? とにかく、岡田さんは持っている技術の幅が広く、理解が深い。これは前職までに培ってきた経験が生きているのもありますが、それに加えて探求心、アイデミーのバリューで言うところの「Scientific Mindset」の部分もすごい。業務で扱わない技術でも、趣味でがっつり触っていたりする。すごいエンジニアなんですよ。
金指
間違いないですね。技術面だけでも、開発チームの皆さんが「岡田さんは本当にすごい」って言っています。
甘粕
品原さんが言う通り、岡田さんの探求心はすごいと思います。これはCTOの清水さんもそうですが、客観的に見て自分自身の技術領域が既に完成してると言ってもおかしくないレベルであるにも関わらず、それでも日々自分を磨き続けている。どんどん新しい技術が出てくる中で、楽しいからこそ、それをキャッチアップしているんだろうなと。
岡田
ほめられてやばいです(笑)。
金指
初めてのインタビューで(笑)。
岡田
僕は品原さんとは逆で、褒められたい欲はそれほどなく。「もっと頑張れよ」と言われるとさらに燃えますね。知識を深掘りしたり、ストイックに何かを突き詰めていくプロセス自体が好きなので。
品原さんが流石だなと思うのは、化学・数学的な知識やデータを見る知識に関してです。甘粕さんのお話にもありましたが、情報整理の仕方はチーム内でダントツに上手いと思ってます。当然、お客様の信頼度は上がりますよね。
品原
僕としては、岡田さんと金指さんに負けないようにしていこうと。何か一辺倒になると勝てないので、なるべくどちらもできる人材でありたいなと思って、幅広く手を出しているところがあります。あ、金指さん拍手ありがとうございます(笑)。
金指
品原さんにデータサイエンス一辺倒になられたら、僕は勝てるとは思えないです(笑)。
甘粕
金指さんもストイックですよね。自分で決めたら絶対やる。毎日の習慣とかね。
金指
はい。毎朝走ると決めていて、300m走を2~3本走っています。一番苦しい距離です。長くても2kmくらいにしていたんですが、ある日いきなり6km走ったら足を捻挫しまして。それからは、いきなり高い目標に挑戦せず、日々積み上げていこうと決めました。
品原
それが良い意味で仕事に生きてきているなと感じるところが多々あるんですよ。僕はあまりストイックにできなくて、自分に甘い。すると、成長のスピードが遅かったり、ムラが出てきたりするんですが、金指さんはコツコツと成長しているなと。上から目線みたいに聞こえるけれど、僕は“下から目線”のつもりです。ストイックさは、金指さんがメンバーの中で一番かなと思いますね。
未経験からデータサイエンティストになったこともあって、自力で調べながら、表面上の力だけじゃなくてちゃんとした知識を蓄えた上で、今のスキルを持っていると思います。だからこそ、データサイエンティストとして強い。なおかつ、今まさに実務で経験を積んでいるので「整備されたキレイなデータじゃないと使えないんです」みたいな、趣味で機械学習に触れている人ではなく、データサイエンティストなのだと尊敬しています。
金指
そう見えているのなら良かったです!僕はたまに自分の成長がわからなくなる時があるので。
甘粕
そろそろ時間かな。いやあ、いい座談会でしたね。良いチームなのは間違いないですよ。ところで皆さん、さっき決まった次の打ち合わせはこの日時で……(と言いながら次回のミーティングを設定)。
金指
これです、このスピードですよね。この力は、専門領域がどこにある人でも価値になるなと。いやあ、今また改めてすごいなと思いました。
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