こんにちは!アディッシュ株式会社、人事総務部の松下です。
今回は、人事総務部で労務を担当している藤井果穂(ふじいかほ)さんに話を聞きました。働く人々にとって欠かせない社会保険や給与、勤怠管理などの労務関連業務を行う労務チームの藤井さんは、アディッシュの縁の下の力持ち的な存在です。
藤井さんがアディッシュへ転職して約1年が経ちましたが、仕事に慣れてきた今、どのような想いを抱いているのでしょうか。仕事のやりがいや将来のキャリアプランについて聞いてみました。
独立行政法人とアディッシュの間で感じた「労務職」のギャップ
――同じ人事総務部でも、私が担当している人事企画や採用と労務では、攻めと守りのようにタイプがちょっと違いますよね。
藤井:そうかもしれませんね。労務では、主に従業員の社会保険の手続き全般や給与や勤怠の管理をしています。健康診断の実施・管理もアディッシュでは労務の仕事です。地道に遂行する業務が多く、そういう部分が「守り」の印象をもたせているのかもしれません。
アディッシュはアルバイトスタッフがたくさん在籍しており入退社も多いので、社会保険などの手続きがなかなか煩雑です。前職ではなかったようなトラブルもありますが、それをひとつひとつ解決していくことにやりがいを感じますね。学ぶこともたくさんあります。
――前職でもやはり労務を担当されていたのですか?
藤井:はい。新卒で入社した独立行政法人で4年弱、人事労務を担当していました。配属になったのはたまたまでしたが、今はずっと続けていきたいと思えるくらいやりがいを感じている仕事です。
ひろく社会に貢献できるような公共性の高い事業に興味があったので独立行政法人に入りましたが、「みなし公務員」という立場ゆえか、すべての事務手続きがかっちりしていましたね。自治体が関わっているので、今思えば一般企業とは違う面も多かったです。
ーー自分が希望していた業界・仕事に就いていたのに転職した背景って、なにかあったんですか?
藤井:公共団体なので安定していましたし、やりがいもそれなりに感じていました。でも、地方自治体が管理しているためか制限もたくさんありました。管理監督する地方自治体がやっていないことにはチャレンジすることが難しかったり、出向されてくる管理職が入れ替わる度に方針がガラッと変わってしまったり…。やりたいことにチャレンジしづらい環境に窮屈さを感じました。
また、短いスパンで異動することが前提の職場でしたが、仕事をする中でもっと労務担当としてキャリアアップを目指したいという気持ちが強くなり、転職を決意しました。
スピーディーなアディッシュで、自分からもどんどん改善提案できるように
――そうなのですね。そこからどのような経緯でアディッシュに入社したのですか?決め手があれば教えてください!
藤井:転職活動では4社を並行していましたが、そのなかでアディッシュの選考が最も早かった…というのもあります。でも、それよりも会社の事業内容に共感できたというのが大きいですね。
特に、転職活動当時アディッシュのオフィシャルサイトで、社長の江戸さんが語っていた「各業界のプレイヤーが自ら律してよりよい行動がとれるような社会になるように、ガイドラインや方向性を提案し続けたい」といったメッセージが強く心に残っています。ルールを強制するわけではなく、課題解決のために一緒に考える、というような姿勢がとても素敵だなと感じました。管理部門の業務はどこの会社でも通用するからこそ、会社の事業内容に共感できるかどうかを大事な判断基準としていたため、これは大きな決め手になりました。また、面接をしてくださった方の雰囲気が暖かかったことや、面接の中で実際の業務内容をしっかりイメージできたことも良かったです。IT企業って意思決定が早い印象がありますし、何事もルールに則った形での上の承認が必要だった前職よりも高いモチベーションをもって仕事ができるのでは、と考えてアディッシュへの転職を決断しました。
入社してからは、想像以上に意思決定がスピーディーで驚きました。ちょっとした雑談やミーティングで出た提案を「じゃあそれ、やっちゃおう!」ってなるのは、前職では考えられませんでした。
今は自分からどんどん提案していけますし、「自分から変えられる可能性がある職場環境」に喜びを感じています。そのような風通しの良さが会社全体にみられることがアディッシュのいいところだと思います。
自由な職場だからこそ、柔軟さとコミュニケーション能力も必要
ーーやりがいを感じられるのは魅力的ですよね。反対に大変なところはありますか?
藤井:世代や国籍がさまざまな人が在籍しているので、管理上のトラブルは起こりやすいと思います。また、社会保険・雇用保険や給与は従業員の日々の生活にも関わる部分なので、課題があればきちんと解決する必要もあります。イレギュラーが起こることも沢山ありますし、答えがひとつではない問題も発生しますが、それを解決できたときはとてもやりがいを感じますし、感謝の気持ちを伝えていただいたときはやはり嬉しく思います。
大変なところはもちろんありますが、上長が労務のプロフェッショナルなので刺激を受けることも多く、学びの多い日々を送っています。
ーー入社2年目となりましたが、最後に今後のキャリアプランがあれば教えてください!
藤井:この1年は労務だけでなく、未経験だった総務も兼任していたため、チャレンジすることよりも確実に業務をこなすことに集中していたところもありました。先日、総務に新しいメンバーが入ってくださったことで労務業務に集中できるようになったので、今後は労務の業務改善やスキルアップに励みたいですね。
労務という仕事は、どの会社でも同じように仕事をしているように見えるかもしれませんが、実は会社によって大きく変わる部分があります。たとえば、アディッシュには外国籍の方も多くいらっしゃるので、ビザの申請のお手伝いをしたり社会保険・雇用保険の手続きが少し変わってきたりします。そういったアディッシュならではの業務にもスムーズに対応できるよう経験を積み、守備範囲を広げていきたいです。
アディッシュの労務担当は、事務処理だけではなく労務相談を受けることも少なくありません。労務相談は勤怠のことや雇用契約のこと、健康問題など内容は様々です。日々の業務から得られた知識・経験だけでなく、たとえば大学で専攻していた心理学の知見や日常生活での気付きなど、仕事以外の経験も活かして、様々な視点で柔軟に対応できるようになりたいです。
事務作業以外にも、こういった仕事があるので、いろいろな人と信頼関係を築けたり、コミュニケーションを取れたりする人がアディッシュには向いていると思いますね。
今回、自由な部分にたくさん触れてしまいましたが、もちろんきっちりした部分もあります。あまり既成概念にとらわれず、柔軟に取り組める人は大歓迎です!日々成長を感じられる職場ですので、一緒に頑張っていきましょう!