こんにちは!Sansan株式会社採用チームの松波です。
今回は、創業して間もない時期からSansan株式会社に入社し、マネージャー経験を経て、現在は執行役員として組織をまとめる児玉に話を聞きました。
当社は、2021年1月に「ビジネスインフラになる」というVisionを掲げました。このVisionには、当社が提供するサービスが世界のビジネスシーンにおいて、必要不可欠な状態をつくりたいという想いが込められています。
そういった意味から、ここ数年ではビジネスインフラになるため、名刺管理サービス以外にも、セミナーの管理や請求書をオンライン上で受領するサービスなど、多くのプロダクトを扱うようになりました。
更なる組織拡大のなかで、会社は今後どのように変化してくのか、児玉のSansanでの8年間のキャリアを踏まえてお伝えします。
執行役員・ビジネス統括本部 コミュニティ戦略室 室長 児玉 悠子
人材業界でのパートナーセールス、保険代理店での社長室業務を経験し、創業6年目の2013年にSansan株式会社へ入社。クラウド名刺管理サービス「Sansan」の大手企業向け営業職に従事した後、ビジネス開発部門でアライアンス業務に携わる。営業部門でのマネジメントを経て、現在はコミュニティ戦略室の室長を兼務。
ー早速ですが、Sansanに転職した背景からお伺いできますか?
Sansan入社する以前は、人材業界と保険業界にいたのですが、そのふたつは既に成熟している業界でした。そこで、世の中には、市場をつくっていくか成熟した市場で戦っていくかの2つしかないと気付いたんです。
そしてその両者を比較した時に、市場として出来上がっている場所ではなく、私は1から市場をつくるチャレンジをしたいと思い、転職を考えはじめました。そんな中Sansanに出会い、「ここは私が求めていた環境だ」と感じ、入社することを決意しました。
当時Sansanの知名度は低かったのですが、だからこそ頑張りたいという気持ちでした。また、社内で会うメンバー全員が「自分たちで、Sansanで世界を変えるんだ」と本気で言っているのを聞いて、この仲間なら本当に実現出来るかもしれないと思いましたね。
ーSansan入社から現在までの業務について教えて下さい。
入社してしばらく営業を担当していました。当時は「名刺管理何それ?」という状況だったので、名刺管理に予算を割いている会社自体が少なかったですね。
名刺管理ツールを入れる事でどういう効果があるのかを一から伝えていくことが必要だったので、営業としてお客さまの声を聞き、Sansanに期待している事は何か、事業成長にどう貢献できるのかを考え続けていました。
結果、Sansanの行動指針にもある「体験を想像する」ことが大切だと辿り着きました。名刺管理が必要な場面をしっかりお客さまに想像してもらうことで、今までにはない新しい当たり前の重要性に気づいてもらえるんです。
現在は、市場のなかで私たちがビジネスインフラになるために何をすべきかを日々模索しています。ゴールを特定し何が足りないかを考え、どう実現させるかを考えています。営業マネジャーとして、メンバーがその方向性に共感し、共に動いてもらう環境をつくることが自分の役割だと考えています。
ーSansanが目指す「ビジネスインフラになる」とはどういうことか、お聞かせ下さい。
指標としては、世の中のどの企業でも当たり前のようにSansanを利用してもらえるようになることです。現在の導入社数は7,000社なので、もっと増やしていかないといけません。
これを実現するために、人と人、企業と企業など”出会い”のデータを蓄積し、「ビジネスを行う上で必要な情報はSansanにある」という状態を目指していきたいです。
ーその中で今不足していることはなんですか?
世の中に拡散していくためにはプロダクトの進化が必要不可欠と考えています。
顧客がSansanに取り込んだ名刺というデータを、いま以上に活かしてもらえるよう、データベースの基盤をしっかりとつくる必要があります。
その文脈において、ユーザーコミュニティーの活性化は重要なテーマです。コミュニティ戦略室では、ユーザー間でビジネスにおける課題の共有や情報交換ができるコミュニティを運営しています。この取り組みは、Sansanを活用しイノベーションの創出に挑戦しているユーザーの一助になるだけでなく、当社が提供するサービスの進化にも繋がっています。
コミュニティ戦略室は6月に新設したばかりの新しい部署なので、伸びしろだらけです。まずは当社が掲げる『ビジネスインフラになる』というビジョンの実現に向けて、ユーザーがこれまで以上にサービスを活用し価値を実感してもらえるようにしていきたいと考えています。
ー一方で、Sansanの強みとは何かお聞かせください。
コロナの影響もあって、企業におけるDXは加速しています。
Sansanは、そんなDX化を支援するサービスを提供しています。直近では名刺管理サービスだけでなく、セミナーの管理や請求書をオンライン上で受領するサービスを開発するなど、解決できる課題の幅が広がっています。
名刺管理においては、データ化の精度やデータの活用の汎用性が顧客から評価されたことでトップシェアを継続できています。今まで積み上げてきた技術を転用しながら、お客様により活用いただけるプロダクトを生み出していきたいです。
ー最後に、描いている今後のSansanの未来(ビジョン)を教えて下さい。
名刺を超えていきたいです。
具体的にいうと、Sansan=名刺管理の会社というイメージを払拭したいと考えています。
この数年で、ビジネスにおける”出会い”のあり方は大きく変化しました。紙の名刺の流通量は減りましたが、出会いの接点自体は引き続き存在していて、その価値は変わっていません。
当社はあらゆる出会いの情報を蓄積できるデータベースを構築しています。それが各企業にとって、ビジネスの発展に必要不可欠なものにしていきたいと思っています。
また、ビジネスインフラとして世の中の企業に当社のサービスを利用して頂きたいです。
そして、「Sansanのおかげでビジネスが変わったよね」、「会社が変わったよね」と思ってもらえるように、導入をゴールとせず、導入後もお客さまに伴走しながら、お互いにいい影響を与えていきたいです。
ーありがとうございました。
【編集後記】
いかがでしたか?
私自身、「市場を作る側の役割を担いたい」、「新たなチャレンジをしたい」という思いからSansanに入社し、前職にはない経験を自ら選び、1から自分の力で着実に新たなキャリアを積んでいく児玉の姿から、多くのことを学びました。
また、市場にSansanユーザーが増えていく中、会社として目標としているビジネスインフラになるに対する児玉の想いや熱量が伝わってきました。
私もSansan社員として何ができるかを考え、そのためにはどういったアクションができるのかを改めて考え直す時間でありました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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