「Webマーケティング」と聞くと、どんなことを思い浮かべるでしょうか。「Webの広告運用」や「SEO対策」など、知識として知っているものもあったり、中にはまったく知らないものもあったりするかもしれません。
それは企業にとっても同じ。なにかモノやサービスを売ろうと思っても、どう売ればいいのかわからない。広告の戦略もどうすればいいのかわからないという状態は珍しくありません。だからこそ今、そんな企業の悩みを解決し「いいモノを世に広める」コンサルティングサービスの価値が高まっています。
今回は、株式会社Airzの宮崎代表にインタビュー。Airzのメイン事業である「Airz Consulting」と、そこで働くことのやりがいを語っていただきました。
今日はよろしくお願いします。まず、Airzのメイン事業の1つでもある「Airz Consulting」について簡単に教えてください!
Airz Consultingとは、ビジネスにおける戦略立案・マーケティング・セールスを支援するコンサルティングサービスのことです。
何か事業を始める際、その計画を作ったり競合他社の状況を知ったりすることは必須ですし、実際にGoogleに広告を出稿することや、LPを作成することも重要ですよね。さらに言えば、事業を開始した後にお客様からの問い合わせやマニュアルの作成にも対応する必要があります。このサービスは、これらを一気通貫でサポートできるようになっているんです。
なるほど。全部サポートしてもらえるというのは強みですね!
そうですね。これまで、サポートしてもらおうと思った際には例えば「広告運用をするのがA社、SEO対策がB社、LP作成がC社」など別々で担当してもらう必要がありました。でもそれだと施策の一貫性がなくなってしまう。本来これらの戦略は相互に密接に結びついているので、連携できないと成果が出にくいんです。「一気通貫でサポート」というのは大きな強みです。
実際のクライアントは、性質上やはりITサービスを運営している会社が多いですね。ただそれ以外にも、製造や化学メーカー、教育や不動産まで幅広いクライアントとご一緒させていただいてますね。「Webマーケを使って顧客を獲得したい」という要望がある会社は実は多くて、会社にマーケティングの担当者がいなかったり、ノウハウがなかったりして私たちが支援に入るパターンが多いです。創業当初から一緒にやっているプロジェクトもあれば、最初から3ヶ月など期間を決めてやっているプロジェクトもあります。
そのようなサポートが、どうして可能になるのでしょうか?
私と、共同創業者の小堀が2人とも知見をすでに持っていたからというのが大きいと思います。
2人とも、これまでの経験から事業開発、マーケティング、セールスと幅広い知識を持っていて、お客様の課題に対して最適な提案をし、案件を獲得できていました。そこから「もっと価値を提供できそうだな」と思ったのがきっかけです。
Airz創業と同じタイミングでこの事業は始まっていましたが、今では1年で2.5倍のペースで成長を続けています。弊社社員メンバーもこのチームに入って実際に支援しています。フリーランスの方も入りながら、だいたい1~4人くらいのチームでプロジェクトを回していますね。Webマーケの種類は違えど、社内だけのコミュニケーションで連携できるので、素早い成果に繋げやすいと思っています。
フリーランスの方ともコミュニケーションを密にすることを大事にしています。出社される方もいればリモートの方もいますが、チャットツールで随時コミュニケーションを取り、全員で行う定例会などもあります。基本的にチャットでのコミュニケーションに慣れている方がほとんどなので、そこに不便を感じたことはないですね。
「創業当初からの事業」とのことですが、大変なことも多かったのではないですか?
大変なことは多かったですね(笑)。創業時によくあることだと思うんですが、当初はやはり「信頼の獲得」が大変でした。最初は当然実績はないわけですからね。「実績がないから取引できないよ」と断られてしまったことが何度もありました。
そこで大事にしたのが「この人と働きたい」と思ってもらえるかどうか、というところです。実績がなければ、人間力で勝負するしかない。「自分という人間」をきちんと理解してもらって、それを売り込んだ上で仕事を一緒にできないか?を伝え続けると、「それなら一緒にやってもいい」と言ってもらえることが増えて顧客獲得に繋がりました。
あとは、私自身が前職までの経験で、「マーケティングでお客様を獲得する」という成功体験を持っていました。Airz Consultingを拡大するということに自信を持っていたんです。「もしやるならこういう支援ができる」というのを、実体験から伝えることができたというのもよかったかなと。
「支援」の部分で、実際にメンバーがしている支援はどのようなものでしょうか?
基本的には「Webマーケティングに関わること全般」になります。幅広く支援できるのが私たちの強みなので、メンバーにもしっかりと幅広い知識をつけてもらいます。別の事業でWebマーケティングのスクールをしているのですが、そこで講座として用いている内容をメンバーにも学んでもらい、研修をします。
最初から網羅的な知識を持っているメンバーは少ないので、ここでしっかりと知識・ノウハウを身につけてもらってから、実際の支援に入ってもらっています。その意味でいえば、「好奇心をもって何事もやり遂げられる人」だとAirzには合うのではないかと思いますね。
Airz Consultingで仕事をするには、幅広い知識をつける必要があります。中にはもちろん未経験の分野もあるでしょう。ただ、ここでは未経験の分野を未経験のままにはしておけません。「クライアントに価値提供をする。そのために自分自身がスキルアップをする」ということを、好奇心を持ってやっていける人が合っていると思います。
スキルは間違いなく身につきます。Webマーケティングを網羅的に学んで実践するわけですから。ここで仕事をしていけば「Webマーケティングのことならなんでもわかる」という状態にまでもっていくことも可能です。それはきっとメンバーにとっても大きな自信になると思いますね。
Airz Consultingの、次の目標はどこになるでしょうか?
まだまだ信頼と実績を積み上げる必要がある事業だと感じています。「Webマーケティングの支援ならAirz」とまで認識をしてもらうまでに事業成長させたいです。
その為に、この事業が目指している「マーケティングで良いモノが適切な人に届く世の中」をつくっていきたいです。商圏を全世界に広げることができるのが、Webマーケティングの強みだと思っています。これまでは届かないくらい遠くにあったニーズにもリーチできる。「欲しい人にいつでもどこでも届けられる」その動きを加速していくということを続けていきたいなと思います。
規模感としては、まず1年後に社員メンバー30人、フリーランスなど「プロジェクトごとに関わる人」を100〜300人くらいはいるくらいの規模にはしていきたいなと思っています。働き方は違えど、クライアントに価値を提供して喜んでもらうということは共通認識なので。
組織もサービスの質も、もっともっと高めることができます。きっとその先に「いいモノが、欲しい人にしっかり届く世界」があるのだと思います。