私たち交通システム部道路交通室は、会社創設時からある最も歴史のある部門。
道路交通の将来予測(シミュレーション)を基幹として、交通に関連した様々な分析を行っています。
株式会社サンビームは我が国の交通量予測分野において、スタート時からかかわっている人が設立した会社です。
その都度目的に応じて自社プログラムを作成・改修して業務を実施することができ、様々な目的に対応が可能であるなど、より効率的に業務を遂行できることが弊社の強みです。
そのため、この分野でのノウハウはどこにも負けないと自負しています。
主として交通量推計を基幹とした様々な業務を手掛けていますが、他の解析や都市、まちなどの計画業務など、各種ビックデータを利用した業務を実施するなど、これまでの強みを生かして新しい分野への業務も展開しています。
■交通量予測とは
地図情報を基にした道路データ(延長、車線、勾配やカーブ、信号など)と、全国の車の動きのビッグデータ(自動車OD表)から構築したシミュレーションモデルを活用して、独自ソフトにより将来の交通状況を予測していきます。
現在事業中(建設中)の道路や、今後事業(建設)を予定している道路などを検討する際にシミュレーション結果より得られる様々な分析結果を用いています。
なお、この自動車OD表の作成には交通システム部システム部門が関わっています。
■整備効果をどのように評価するか
道づくりを考えるうえで、道路整備により得られる様々な整備効果を示すことが大切です。
交通量推計の業務でも予測結果を活用して、これを分析・把握することが重要となります。
渋滞の改善や交通事故の抑制、市街地への大型車の流入防止など、目的に応じて分析方法も様々ですので、しっかり発注者とコミュニケーションを図りながら業務をおこなっています。
■費用対効果分析
近年では、交通課題(渋滞や交通事故など)を改善することだけではなく「投資する費用に見合う効果が得られるか」という点に注視して整備の在り方を検討しています。
新規事業採択時の評価、事業採択時から定められた期間を経過して未着工あるいは継続中の事業を対象に行う再評価、完成後に行う事後評価が義務付けられています。
費用対効果分析手法そのものの検討にかかわった強みを活かし、自社プログラム用いた分析を行っています。