株式会社ABCash Technologies / 常務執行役員 経営企画室長
CFO(最高財務責任者)の経験談「この職業のプロになるには」
「自身の専門性を磨き、同職種の友人を作って切磋琢磨する」 私はこれまで5社のスタートアップに関わり、幸い3社のIPOを達成し、現在5社目でも新たにIPOに取り組んでいます。 IPO準備は、管理部門の構築が主な仕事となりますが、その過程で会社全体を把握し、社内外の調整役や社長の壁打ち相手など多くの業務が発生します。 それらに応えるためにも、まずは自分自身の専門性を持ち、それを磨くことで社内で誰からも頼られるプロフェッショナルである必要があると思っています。 そのためには多くの業務上の課題に積極的に取り組んで解決するだけでなく、まずは興味をもった分野からでもいいので本を読んだりすることで知識のアップデートも常にするように心がけています。 もう一つは、自分と同じような環境にある友人と繋がることです。 業務の特性上、機密性が高い業務が多いのですが、それを共有し、アドバイスを相互に求められる人たちと繋がることが大切だと思います。 私の場合は、大学院の同窓生、IRセミナー等で知り合った他社のCFO、信頼している友人の紹介など比較的それらの友人と繋がる機会があり、彼らと食事をしながら話をしたり、お互いの悩みなどを相談できることが自身を磨く最高の環境だと思っています。