合同会社DMM.com / SRE
EC2で動作していたJenkinsのECS化
合同会社DMM.comに新卒入社、研修後にSRE部へ配属され、初めての業務としてDMMブックス等を運用する電子書籍事業部のJenkinsをリプレイスすることとなった。 バッチ実行やマイグレーションの実行環境となっている、EC2上で動作しているJenkinsがあったのだが、長期間メンテナンスがされておらず、塩漬け状態になっていた。それを起因とした障害が発生しており、またAuto Healingな構成にもなっていなかったためAZ障害等によく巻き込まれ、その際に手で再起動が必要だった。 よって、それらの課題を解決するために新しい環境を作成することになった。が、問題としてエンジニア以外も使用する環境であったためJenkinsである必要はあった。 上記問題を解決する手段として、ECS上にJenkinsを構築することとし、自身でアーキテクチャを検討、構築した。またアプリケーション自体はコンテナベースでECSを利用しており、事業部内のエンジニアの学習コストが低いという点から事業部内のエンジニアが継続的にメンテナンスをすることが出来ると考え、採用材料となった。 ECS上にJenkinsを構築することにより ECS Serviceの高可用性、高耐障害性をそのまま享受することが出来た。 また、コンテナベースでMaster Node,Slave Nodeが動作するのでメンテナンスも容易であり、Terraformで構成を定義することにより再利用、展開が容易になった。 https://2357-gi.medium.com/2020年にjenkinsをaws上で動かす選択肢としてecsを強く推したい-72c7d508c84b