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もっと広く、多くのものづくりに関わる方々の魅力を、次の世代に繋げられるような仕事がしたい

斎藤 広幸
産地支援事業部 大日本市課

大学でプロダクトデザインを学んだあと、2007年から7年にわたり、家庭用品メーカーにて開発・設計・企画・デザインなどものづくりの上流工程に携わる。2015年より、閉校した小学校を活用したインキュベーション施設「三条ものづくり学校」の事務局長に。

新潟県燕三条地域の製造業者と関わり合いながら、地域のものづくり事業者やクリエイティブ事業者のできること・困っていること・したいことなど、5年でのべ300社以上を聞き回り、情報集約と発信、コトづくりや製造マッチングなどの事業を立ち上げを行う。その後独立し、フリーの製造業ディレクター・デザインディレクターを経て、2023年4月に中川政七商店へ入社。
現在は大日本市課にて、合同展示会「大日本市」の運営を担当する。

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中川政七商店に入社する前から、多くのものづくり事業者の方々と関わってきました。

仕事を共にするなかでたくさんのことを学ばせてもらうとともに、目の当たりにしたのは日本の製造業が置かれている厳しい状況。「もっと広く、多くのものづくりに関わる方々の魅力を、次の世代に繋げられるような仕事がしたい」という気持ちが生まれ、全国800の作り手をパートナーに持つ中川政七商店の門を叩きました。

もう一つ入社のきっかけになったのは、中川政七商店が300周年として2016年に開催した、工芸品の祭典「大日本市博覧会」。全国5か所ある会場のうちのひとつが、私が運営リーダーを務める施設「三条ものづくり学校」だったということもご縁でした。

入社後は産地支援事業部に配属。年に2回、「日本の“いいもの”と“いい伝え手”を繋ぐ場」として中川政七商店が開催する、バイヤー向けの合同展示会「大日本市」の運営リーダーを担当しています。ここでは会場の選定から展示会の企画立案、出展者募集、社内外や出展者とのコミュニケーション、収支計画など、上流工程から下流工程まで一通り携わらせてもらっています。

仕事をするうえで大切にしているのは、他者を敬う気持ち。

自分ひとりの力はたかが知れているもので、それだけでは大きなビジョンに近付くことができません。
ですが、他者への尊敬を忘れず同じ方向を向くことで、大きな力となり、ビジョンに一歩近付くことができると思っています。

世界の全員が自分にとって師」と思いながら、日々たくさんの方々から学びをいただいています。

仕事をしていて楽しいのは、大日本市の終了後に出展者のみなさまから、お礼の言葉や感想、フィードバックなどをいただける瞬間です。「やってよかった!」とやりがいを実感する瞬間でもあります。

まさにこれが、半年間の成果がダイレクトに反映される“仕事の通知表”だと思っています。

とは言え毎回改善点は出てくるので、PDCIを回しながら、出展者のみなさまと強い信頼関係を築き上げていきたいです。

入社前はものづくりがはじまる、いわば入口の工程を中心に携わっていましたが、今は出来上がった”もの”の販路=出口の工程に携わる日々。やりがいも学ぶことも多く、自分の幅が広がっていることを実感しています。

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