半農半IT×リモート・副業で、SNSを活用した新規事業の拡大にコミット
2021年4月、ウィルゲートで本格始動したソーシャルセリング事業。その責任者である専務・吉岡(@seoamigo)とともに事業拡大を牽引しているのが、成長ベンチャーでCOOを勤めた経歴を持つ飯田和馬(@donapon_snow)です。長野の小さな集落で農業を営みながら自身で民泊経営やWebコンサル事業を手がける飯田が、ソーシャルセリング事業に参加したワケとは? 半農半ITという独自のワークスタイルについてもご紹介します。
【プロフィール】
新規事業開発ユニット(ソーシャルセリング)
飯田 和馬
1982年生まれ。青山学院大学理工学部卒業後、日本電産やブラザー工業を経て、2015年にWeb制作やシステム開発を手がける成長ベンチャー・ECBBに参画。5年間にわたり最高執行責任者COO 兼 社長代理を務める。2021年からは長野県にて「どなぽん観光合同会社」を設立し、民泊事業をスタート。さらに同年4月、ウィルゲートの新規ビジネスであるソーシャルセリング事業の立ち上げメンバーとして参画。地元では「どなぽんさん」の愛称で親しまれている。
Facebook:https://www.facebook.com/kazuma.iida.14
Twitter:https://twitter.com/donapon_snow
YouTube:どなぽん観光
「生きていて楽しい」を軸に、仕事も生き方も選んできた
──飯田さんのこれまでのキャリアを教えてください。
新卒から10年間で大手電機機器メーカー2社を経験しました。どちらもいわゆるホワイト企業。働く環境も条件もきちんと整っていて、すごくいい会社でした。しかし、もっとほかの可能性も試してみたいと考えて、副業でブログを書いたりWeb系の仕事を始めたんです。すると会社勤めと同じくらいの収入を得ることができたので独立しようと考えました。
その時、以前仕事で出会った社長さんから声をかけられたんです。それがWeb制作・システム開発やグッズ制作などを手がけるECBBとの出合いです。COO(最高執行責任者)として、新規事業の立ち上げや経営全般を任され、2015年から5年ほどそこで働きました。ちなみに初めて吉岡さんと出会ったのも、その頃に参加したCOOの会でした。
2020年になると、幼い頃から憧れていた「自然に囲まれた暮らし」を実現したいと、会社員を辞めて長野県信濃町へ移住。間もなくして「どなぽん観光合同会社」を設立し、古民家を活用した民泊事業をスタートしました。さらに、「半農半IT」というコンセプトで農業を営みながらWeb系の仕事を手がけるという独自の働き方を実現しています。
──かなり個性的なキャリアを築いてきたんですね!半農半IT+民泊事業も行いながら、ウィルゲートのソーシャルセリング事業立ち上げに参加されたのはなぜでしょうか?
私がものごとを判断する時の基準は「生きていて楽しいか」。これまでのキャリアでも、その基準で挑戦を続けてきました。楽しくて成長できることにチャレンジしたいという思いが人一倍強いんですよね。
専務の吉岡さんとはECBB時代に知り合って、単純に「すごい人だな」と思っていました。そこまで深いつながりがあったわけではありませんが、その活躍ぶりはよく知っていて。そんな吉岡さんがSNSで新規ビジネスの立ち上げメンバーを募集する投稿を目にした時、「これは楽しそうだ」と感じたことが1番の理由ですね。彼とならば、すごい事業を創り出せるとワクワクしたんです。
それに加えて、ソーシャルセリングという事業の特性上、私自身が人脈を広げるチャンスもあると感じました。ウィルゲートの事業を通して得た人脈や経験したことを、自分が将来挑戦したいビジネスでも生かせるだろうと考えたわけです。
専務吉岡と二人三脚で新規事業を立ち上げる
──ソーシャルセリング事業の概要を教えてください
ソーシャルセリングとは、SNSを活用してリードを獲得し、商談につなげるという手法です。日本のビジネスシーンで主に使用されるFacebookを中心として、SNSで繋がっている人に向けてどんな情報を発信すれば相手の心に届くかという情報発信方法と、活かしきれていない繋がりを活かすためのサポートを行っています。
Facebook上での繋がりが1500人以上あれば効果が期待できるもので、主にはBtoBビジネスを行う企業の代表や経営層に対するコンサルティングサービスです。これまで累計50社以上と取引があり、中小ベンチャーから上場企業まで、さまざまな業界のクライアントをサポートしています。
私が参加してからちょうど半年が経とうとしていますが、クライアントの数・売り上げ規模・そして組織としても、かなり成長してきたところですね。
──スタートにあたり吉岡専務と二人でキックオフミーティングをしたとか。どんな内容でしたか?
( 専務吉岡のFacebook投稿 https://www.facebook.com/willgate/posts/10225522818165397 )
1泊2日でうちの民泊に来てもらって、これから一緒に闘う仲間として親睦を深めつつ、業務のポイントとなる部分のイメージをお互いにすり合わせました。
といっても、実はあまり具体的な話はしていません。裏山で山菜を積んで天ぷらにしたり、
近所で自生しているネギを採ってきて一緒に食べたり(笑)。お酒を飲みながら「こんなことやってみたいんです」という感じでお互いが考えていることを話しました。
そのなかで、実際に1万人を超える吉岡さんのSNSの繋がりを使ってソーシャルセリングのようなことを試してみたりも。ソーシャルセリングはリードの獲得だけでなく、アンケートのような形で市場ニーズの調査にも活用できるんです。「なるほど、こういうことができるんだな」と、体験しながら理解を深めました。
──飯田さんから見て吉岡専務はどんな人ですか?
熱い人ですね。一生懸命仕事をして、ウィルゲートを想って努力している。それこそウィルゲートの経営理念「一人ひとりの『will』を実現する」に通じていることですが、「あなたの『will』は何ですか?」という姿勢で相手を尊重してくれる人です。義理人情に厚いところもあって、想像していた以上に「いい人だなぁ」と感じました。
吉岡さんと私は性格が似ているところがあって、ストレングス・ファインダーをやってみたら診断結果がほとんど同じでした(笑)。
大きく違うのはライフスタイルくらいでしょうか、私は毎日しっかり寝るタイプなので(笑)。性格は似てるけど生活スタイルは似てない、そんな二人が二人三脚で事業をつくることになったというわけです。
「半農半IT」「リモート」「副業」という新しい働き方
──今はどんな働き方をしていますか?
私は自分で事業を行っていることもあり、ウィルゲートの社員として働いているわけではありません。契約上は月50時間をコミットする業務委託という形になっています。とはいえ、私の気持ちの上でもメンバーとの関係性においても、契約の形式はまったく関係ありません。この事業をスケールさせるという強い思いを共有しながら働くことができています。
<1日のスケジュール>
※ソーシャルセリングに関わる時間には★を記載
06:00 起床、メールやSNSのメッセージ・チャットを確認して連絡。(★)
07:00 畑に出て草むしり「きゅうりが大きくなってきた」など状況確認。
08:00 朝食。
09:00 Web関連の業務を進める。
12:00 昼食中に近所のおばちゃんから連絡が。ネットが使えなくなって困っているとのことで、午後に見に行くと返事。
13:00 近所のおばちゃんの家へ。Wi-Fiの設定を直してあげるとネット環境が復活。「ありがとね!」と、お礼にりんごを3つもらう。
14:00 ソーシャルセリングチームのメンバーと打ち合わせ。(★)
15:00 畑でトマトの収穫&田んぼで草刈りマシーンを動かす
16:00 クライアントと打ち合わせ。(★)
17:00 打ち合わせの議事録まとめ・アジェンダを作成してクライアントに連絡。(★)
18:00 民泊のお客様を迎える準備。
19:00 夕食。
20:00 メッセージの確認、返信
22:00 就寝
──ソーシャルセリングチーム内での飯田さんの役割は?
顧客対応のほか、チームメンバーの採用・教育を主に担当しています。新規営業は吉岡さんがメインで対応しているので、私は受注後のサポートを行うことが多いです。プランによって変わりますが、各クライアントとは月に1度のオンラインミーティング+チャットでのサポートを基本としてコミュニケーションを図ります。
メンバーの採用は、応募書類の確認から面談まで担当しており、事業をスケールさせるためにも採用を加速させようとしているところです。さらに、採用後の人材育成も私の重要なミッション。具体的な業務の説明や目標の共有を行っています。
──業務委託の場合、限定された業務をやるというイメージがありますが、幅広くお仕事されているんですね!
そうですね、業務委託という形態にとらわれず、自分からコミットしにいけば領域や責任が広げられますし、吉岡さんも返してくれるのでおもしろいですね。ウィルゲートの全メンバーの中で一番「ソーシャルセリングをどう発展させていくか」を吉岡さんと語り合いそれを理解していると自負しています。“ 吉岡マーク2”になるべく、吉岡さんのSNSやセミナーもすべてチェックしています(笑)
──ソーシャルセリングチームにはどんなメンバーがいますか?
チームには私と同じように業務委託でコミットするメンバーがあと5名ほどいます。福岡、東京、さらにはタイから参加しているメンバーもいるなど、働く場所にとらわれず多彩なメンバーが活躍中です。
有名な企業の海外現地法人で社長を務めていたメンバーや、代々続く家業の跡を継いだ社長、自分でプロダクトマネジメントの事業を立ち上げたメンバーなど、さまざまなバックボーンを持つ優秀な人材が集まっています。
事業のターゲットは、30〜40代のBtoB向けIT・Web業界の経営者が中心です。そのため職種問わずIT・Web業界でそれなりの実績を積み、なおかつコミュニケーションスキルに自信がある人が活躍しやすい環境だと考えています。お客様よりさらに上をいくマーケティング観点が必要なので高いサービスレベルが求められるポジションです。それに対して十分に応えていけるだけのスキルと自己研鑽はどうしても必要になってきますね。
人脈を活かして、新たな可能性に挑戦したい
──ソーシャルセリング事業の今後の展望を教えてください。
現状ではコンサルティングサービスを提供していますが、将来的にはサービスの一部をSaaS化して提供することを目指しています。そのため、今後1〜2年は利益をソフトウェアの開発に投資していきます。
最終的には、SNSを活用したリファラルネットワークや、リファラル営業、リファラル採用までを可能にするサービスをSaaS化して提供することを目指したいです。
──飯田さん自身はこれからどんな挑戦をしたいですか?
ソーシャルセリング事業に関わり始めてから、中小ベンチャー企業の経営者を中心として私自身の人脈も広がりました。生活と民泊事業の拠点であるここ長野県信濃町でも、ローカルな人脈づくりを進めています。私はこの土地が大好きなので、課題を解決することで地域貢献を目指していきたいんです。財源や人材の不足という問題に対しては、例えばふるさと納税を強化して全国に町をアピールし、経済や人流を活性化するような事業ができたらと考えています。
それから、農地問題。私が今使わせてもらっている広大な畑や田んぼはすべて無料なのですが、言い換えればそれだけ土地が余っているということです。都心部でシェア畑などを利用すると月に数万円かかるケースもあるわけなので、そうしたニーズを満たすサービスを町で展開し、人を呼び込めたら嬉しいですね。
ただ、それらのビジネスを拡大させるといったビジョンはありません。あくまでも大好きな地元の活性化をゴールと考えています。
そのために、ソーシャルセリング事業に関わって得た知識や経験、そして人脈を活かして、新たな挑戦を目指していきたいです。
──素敵なビジョンですね! 最後に、この記事を読んで「ソーシャルセリング事業に挑戦してみたい」と感じた方に向けてメッセージをお願いします。
Web業界の知見や経験を活かすことができれば、世界中のどこからでもチャレンジできる仕事です。実際に私も長野から、自分自身が行っている事業と並行してコミットすることができています。同じ目標に向かって力を尽くせる者同士なら、正社員であろうと業務委託であろうと何の違いもないと感じます。
大切なのはカルチャーフィットするかどうかと、何よりもこのビジネスを成長させたいという熱い想いがあるかどうか。スキル面では問題解決能力とコミュニケーション能力が求められます。
私の場合、COOの会で出会った吉岡さんとのご縁が繋がって今があります。だから、これからも人とのご縁を大切にしながら生きていきたいですね。みなさんもそうしたご縁を大事にすることでチャンスが生まれるかもしれませんよ。
(取材・文/山森 編集・撮影/森園)
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