未経験からwevnalのクリエイティブ職にチャレンジした槇石遥香さんは、今やマネージャーとしてチームを牽引する存在です。

また、14期下半期では全社優秀賞も受賞。そんな彼女に、wevnalのクリエイティブディレクターとして活躍するまでの道のり、受賞にもつながった取り組みへの想いを伺いました。

目次

1. 「うちでチャレンジしたらいいよ」未経験だからと諦めていたクリエイティブ職として入社
2. 部門を横断したナレッジ共有、チームのパフォーマンス向上へ──クリエイティブ制作に留まらない奔走
3. もっと活躍の姿が広がるクリエイティブチームへ

「うちでチャレンジしたらいいよ」未経験だからと諦めていたクリエイティブ職として入社

──wevnalに入社するまでの経歴を教えてください。

広告に携わりたいと大学時代から考えていたので、新卒でダイレクトマーケティング事業会社に入社しました。生産業務・事務業務をメインに、紙媒体のDMの品質・生産管理・配送手配を現場で担当しました。

また、スタッフ確保やアルバイトスタッフへの指示・指導なども役割です。当時は、常に「品質を保ちながらいかに生産数を上げるか」を意識しながら業務に取り組んでいました。

経験を積むうちに、「もっと制作に携わりたい」「作ったものにユーザーからどういう反応が来るのかを見てみたい」と思うようになったんです。

その中で、ダイレクトに反応を見たいのであれば、紙媒体よりもWebの方が良いのではないかと考えるようになって。それから、転職を検討するようになりました。

──槇石さんは、未経験からクリエイティブ職としてwevnalに入社されています。どういった経緯で入社することになったのでしょう？

未経験からクリエイティブ職への転職は難しいだろうと思っていたんです。そのため、まずはWeb業界に入って業界経験を積もうと思い、最初はwevnalのバックオフィスのポジションに応募していました。

面談では「そもそもなぜWeb業界に転職しようと思ったのか」ということからいろいろと深掘りしてもらって。その中で「将来的にはクリエイティブ制作がしたくて、その一歩目としてWeb業界に挑戦しようと思いました」と胸中を明かしたんです。

すると「それなら、今からうちでクリエイティブにチャレンジしたらいいよ」と言ってくださったんです。

未経験からチャレンジさせてもらえるとは思っていなかったので、びっくりしましたね。そうして、クリエイティブのポジションで採用してもらうことになりました。

──面談の段階から、やりたいことの話まで赤裸々にされていたのですね。

そうなんです。面談のときから自分のやりたいことや将来に向き合ってくれている姿勢をひしひしと感じました。それが、wevnalに惹かれた理由のひとつでもあります。

また、wevnalで働けば成長速度が早いのだろうと感じました。当時の副社長との面談で、「うちは“出る杭を歓迎する会社”だよ」と言われたことが印象的で。実際に、wevnalは年功序列ではなく若手のメンバーも活躍しているので、ここなら自分にも活躍のチャンスがあるのではないかと思いました。

──入社して、ゼロからのスタートだったと思います。初めはどのように業務に慣れていったのでしょうか？

当時のSNSマーケティング事業部に配属となり、SNS広告のバナーのクリエイティブディレクションからスタートしました。

チーム内にデザイナーもいましたが、私もデザイナーのように制作を行ってデザインスキルを身につけつつ、同時にディレクターとしてのスキルも磨いていきました。Photoshopなどのツールも入社して初めて触ったくらい、初めは右も左もわからない状態でしたが、上長に教えてもらいながらとにかく実践を繰り返していましたね。

また、アイデアの引き出しを増やすために、目に触れた広告クリエイティブはいつでも見直せるようにどんどん保存するようにしていました。これは、インプットとして今でも続けています。

部門を横断したナレッジ共有、チームのパフォーマンス向上へ──クリエイティブ制作に留まらない奔走

──現在の業務内容をおしえてください。

現在は、BOTCHANに関するクリエイティブ全般に携わっています。クリエイティブ一つで効果が変わるため、クリエイティブディレクターとしてPDCAを回しながら制作〜効果測定までを行っています。

クリエイティブチームは、クリエイティブディレクターが7名、デザイナーが8名のメンバーがいて、私はマネージャーとしてチームの取りまとめも行っています。

──現在の業務で意識していること、大切にしていることは何ですか？

分析では「ユーザー目線に立つこと」を徹底しています。発信者と受け手の目線は異なるので、常にユーザー目線で考える意識が大切なんです。

また、「ホスピタリティ」も大切にしています。クリエイティブチームはいろんな部署から依頼を受け、連携をしながら業務を進めるチームです。そのため、いつでも相談がしやすい存在でありたいんですよね。

CSやセールスの目線も意識して「こうしたいんだろうな」と汲み取ることで、相談の際の対応も変わってくると思います。それが結果的に、wevnalとしてのクリエイティブの質の向上につながるんですよね。

──優秀賞の受賞理由の一つでもあった、他部門とのナレッジ共有。これも、各部署との関わりが多いからこそ取り組めたのでしょうか？

そうですね。先ほどお伝えした通り、クリエイティブチームは社内連携先が多いです。各所とやりとりをする中で、横展開できるアイデアが眠っていることを感じていて。そこで、各プロダクトのナレッジが集約できる場所を作ろうと考えました。

プロダクトごとに収集したい内容が違うので、各プロダクトのリーダーやマネージャーとも相談して、連携をとりながら進めていきました。部署を超えて人を巻き込みつつ、自身も動き回らなければならないので、実現までにはもちろん大変さもありました。

──ナレッジ共有を実現したことで、どんな変化がありましたか？

今までは、事例の共有方法や共有先がぼんやりした状態だったんです。そこのフローを整えたことで、全社的にも事例を積極的に共有してくれるような流れに変化していきました。

また、事例が全て一覧化されるようになったので、過去の事例を探しやすくなり、成功事例の横展開が進んだという声もいただきました。

──クリエイティブチームのリーダーとして、チームのパフォーマンス向上にも奔走されましたね。

最初は、CROの久川との「クリエイティブチームの評価基準を作りたい」という話から始まりました。定量的な評価ができるQCD（品質・コスト・納期）を意識した評価基準を取り入れることになり、チーム内のさまざまな部分を仕組み化していくことにしたんです。

──具体的に取り組んだことは何でしょうか？

まず、CSからの制作依頼を一覧化しました。誰がどれくらいの業務量になっているか・どれくらいの期間で制作できているのかを可視化することが目的です。これはメンバーにも手伝ってもらいながら進めました。

加えてクリエイティブ一つ当たりにかけている作業時間も可視化しました。これにより、一人当たりの生産性を数値で測れるようになりました。

また、アイデアの効果検証の可視化にも取り組んできました。新しく出たアイデアをそのままにせず、ちゃんと効果検証ができているのか？その結果はどうなのか？を数字で出せるように整えることにしたんです。これまでは個人で集計していた部分だったので、チーム全体で把握できるように仕組み化をしました。

──可視化することで、チーム内を整えたのですね。

そうですね。すべて目に見えてチーム内で共有できるようになったことで、チームとしてパフォーマンスが上がったのではないかと思います。

例えば、それぞれが生産性を意識するようになり、業務の効率化につながりました。また、作業時間や効果検証などのあらゆることが数値で判断できるようになったことで、「ここには時間をかけよう」「これは効果が出そうだからもっと踏み込んでいこう」など、どこまで取り組むのが最善なのかが判断しやすくなったんです。

時間をかけるべきところにかけられるようになり、より質の高いクリエイティブ制作を目指せるようになりました。

もっと活躍の姿が広がるクリエイティブチームへ

──今後、業務で力を入れていきたいことを教えてください。

直近では、ナレッジ共有をさらに進めることですね。賞を頂いた時点ではひとつのプロダクトで展開している状態だったので、現在は他のプロダクトにも展開できるように進めています。引き続き力を入れていきます。

──では最後に、wevnalで働く中で描いていきたい未来を教えてください。

クリエイティブチームの活躍を、社内にもっと浸透させていきたいです。

クリエイティブチームはクライアントと直接コミュニケーションを取ることがないため、影の立役者的な存在でもあるんです。それが今回、受賞したことによりクリエイティブチームに目が向く瞬間を作れたのではないかと思っています。この勢いで、今後もメンバーの活躍をもっと広げていくことが目標です。

最近ではクライアントからも「wevnalのクリエイティブ、いいね」と言ってもらえることが増えました。これからも引き続き、嬉しい言葉がいただけるようにチーム一丸となって頑張っていきたいです。

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＜参照記事＞
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取材協力：CASTER BIZ recruiting