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計画資料をつくるときに意識していること

この記事は、Wantedly Advent Calendar 2023 7日目の記事です。
https://qiita.com/advent-calendar/2023/wantedly

こんにちは!ウォンテッドリーでEngagamentチームのPdM(プロダクトマネージャー)を担当している森本です。
WantedlyのPdMのお仕事として、計画資料をつくってチームに共有する があります。自分の場合は、四半期に1回つくっているのですが、そのときにいつも見返しているメモがあるので、それをこの記事に書いてみました!メモ大公開なので、ゆるく読んでほしいです〜。

この記事は何?

  • 計画資料つくるときの考え方を書いてみたもの
  • 自分(もりもと)の考え方なので、これが正しいわけではないです。参考までに。
  • 前提として、状況やフェーズなどによって考え方自体も変わるとは思います

どんな人に読んでほしい?

  • 計画系の資料をつくることになったけど、どうやって何を書いたらいいのだろう〜と思っている人。逆に、すでに計画資料つくっている人から見ると、当たり前じゃん!な気がします。

そもそも計画はなぜつくるのか

現状の延長にない目標を達成するため からかなと思います。
計画がないと、「その目標どうやって達成するの?自分たちは何をしたらいいの?」ってみんな疑問に思うので、そこの認識をあわせるためにつくります。

(逆に言うと、現状の延長で目標達成できるなら計画なんていらないのかも...?)

計画資料の全体感

前Qの振り返りと、次Q何するの?を分けてつくっています。ざっくりこんな構成でつくるとわかりやすいかな!と思っています。

目標について

事業から落とす

  • 事業計画から落とし、ビジネスと連動しながら、目標を設計していく。

2種類の目標を認識する

目標って2種類ある。どっちの目標なのか?を理解すると、戦略や戦術が考えやすいかも。

1. 発生型

  • 今までできていて、できなくなったことは?
  • 標準・基準との差分を意識する(内部要因 / 外部要因)
  1. 設定型 
  • 新しく何をやると良さそう?
  • x倍にするためには何の変数を変えるといいのか?を意識する

戦略について

2ステップで考える

  1. 現状数値を構造化して、改善したいKPIを決める
  2. そのKPIを分解(ファネル、セグメント)→ 改善可能な粒度にして、改善点を決める(課題特定)
    ここで決めた課題の質が大事

分解について

流れ

  1. そのKPIが大きく変わるのってどういうユーザーの違いなんだろう〜?と仮説を考えてみる
  2. その仮説を定量で出して、仮説が正しそうか確かめる

ポイント

  • 改善可能 かつ 改善インパクトが出るようにわける(細かく分けすぎると改善インパクトが弱い)

戦術について

3ステップで考える

  1. 戦略で決めた注力ポイント(課題)を改善するために、何をするといいのかを考える。
    なぜなぜ...と深ぼり要因仮説を考える。要因仮説は定性から生成して、定量で確かめるとやりやすい。
  2. 解決策を考える
  3. 解決策の優先順位をつける

ポイント

  • 不確実性を下げるために、要因仮説はMECEに出す。そして仮説検証からやった方が良いケースもある。
  • 要因仮説を出すのに、フレームワークをもっておくとMECEに出しやすくなる。フォッグ式消費者行動モデルはよく使う。
  • できるだFACTを集める。(定性・定量、統計などなど)

ロードマップにする

  • ロードマップにするときに、施策だけ並べるのではなく、目指している数値とセットにする。


意識していること

ストーリーで考える
点で考えない、全体のストーリーで考える。ストーリーとしての競争戦略って本おすすめです。

日常から考える
忙しい中、戦略を考える時間を取るのは大変。ふだんから「次こういうことに注力すると良さそう!」と考えると、計画するときにすぐに考えられたり、FACTを集めておけたりする。

おわり

以上です!ざっくりでしたし、あくまで基本的な考え方なのかなと思います。頭捻って良い計画をつくれるようにがんばるぞ〜。

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