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出産・育休を経て復職。母になって実感する「シゴトでココロオドル」の大切さ

『シゴトでココロオドルひとをふやす』というミッションを実現すべく、最短距離で最大社会的インパクトを出そうと日々奮闘しているウォンテッドリーのメンバーたち。年齢も趣味も経歴も異なるメンバーが様々な業務に向き合いながら、何を想い・何を目指すのか。今だからこそ伝えたいメッセージをシリーズでお届けします。
今回は2020年に出産と育休を経て、2021年4月に復職した新米ママ・中沢さんにインタビュー。妊娠初期から育休中の出来事や、復職する際に意識していたことを伺いました。また、中沢さんの上司である執行役員・川口さんを交え、それぞれの視点で当時を振り返っていきます。

◆登場人物:
Digital Integration Squad / 中沢 夏美
早稲田大学創造理工学部卒業後、新卒で大手保険会社に全国型総合職として入社。
2018年5月、ウォンテッドリーに入社後はインサイドセールスのリーダーを経て、その後Sales Enablementとしてビジネスチームの組織作りや自社の採用活動を担当。2020年に第一子を出産。現在は子育てと両立させつつ、ビジネスチームのDigital Integration促進を担う。

妊娠が発覚した直後に会社へ報告。周囲の反応は?

ー最初に妊娠がわかったとき、どんな気持ちでしたか?

妊娠前は仕事のことや家庭のことなど、あれこれ心配していました。でもいざ妊娠がわかると、心底喜んでいる自分がいました。
病院で妊娠したことを告げられたときも、不安より、「家庭と仕事を両立しながら、どうやってこの会社で貢献していけるかな?」と前向きに考えていました。

ー職場の人に報告する際、どんな反応・フォローがありましたか?

出勤前に病院の診察で妊娠がわかった直後、そのまま上長だった川口さんの席へ行き、報告しました。信頼関係があったので、すぐ直接報告しよう!という気持ちでした。川口さんは私の想像以上に温かく話を聞いてくれ、嬉しかったです。
また、数ヶ月後に出張を伴うイベント運営業務を控えていたのですが、妊娠初期で体調面に不安があったため、参加が難しいかもと運営担当に相談しました。すると速やかに代わりのメンバーを探してくれて、あたたかい言葉をいただいたり、フォローしてくれたのも嬉しかったです。
私の想像していた以上に、皆からあたたかく受け入れてもらえて、安心感がありました。

ー妊娠直後、大変だったことはありましたか?

私の場合、つわりが予想外に酷かったのですが、まだ安定期に入る前で周囲になかなか言いにくいですし、自分の性格上、体調が悪くても強がってしまうのはわかっていました。
ちょうどつわりが酷かった頃、コロナで緊急事態宣言が出たため、全社的にリモート勤務になったのは、私にとって追い風でした。自分1人だけの身体ではなくなったため、「もし妊婦やお腹の子どもがコロナに感染したらどうなるのか」という不安は常にあったので、出社のために外出しなくとも良いのはありがたかったです。


産後や育休中に、Wantedlyのとあるサービスが大活躍だった!?

ー産休、育休中はどのように過ごしていましたか?

まずは思いっきり育児に専念しました!たくさん散歩に出かけたり、離乳食をつくったり。ただ、想像以上に育児は大変でしたね。
両親は遠方のため急用ができても頼りづらく、また、コロナで児童館などへも気軽に外出できない状態でしたので、周囲で頼れる人もなかなか出来ず、閉塞的でした。
産後に寝不足の日々が続き、メンタルがすり減った時期もありましたが、夫にかなり協力してもらったと思います。緊急事態宣言中は夫もリモート勤務になったので、一緒に育児を行うことができてとても頼りになりました。

ー産休中、社内の様子は気になりましたか?

会社の福利厚生でオフィスの近くに住んでいるため、息子を連れて社内の同僚とランチに行き、最近起きたことなどは軽く聞くことができていました。Slackを見ることもありましたが、やり取りをさかのぼって追いついたり、キャッチアップする余力はそんなになかったです。
その一方、Wantedlyの「Story(社内報)」はよく読んでいました。公開された直後に、SNS感覚で読めるのが良かったです。子どもが腕の中で寝ているときでも、片手でスマホから気軽に読めて、社内の様子をキャッチアップできたのは大きかったですね。

ーWantedlyが産休・育休中に役立っていたとは!

Storyの他に、福利厚生サービスの「Perk」も子育てに関する便利なサービスがコンパクトにまとまっているので、情報収集ツールとして活用していました。
ワンオペ育児で「もう無理…」と思ったときは、Perkから家事代行サービスを登録しましたし、産後はエアコンから出る空気の清潔さが気になるようになり、エアコン掃除をPerkで見つけて申し込みました。
最近では絵本のサブスクを検討していて、Perkに掲載しているサービスを中心に情報収集している真っ最中です。

ー復職するとなったとき、どのような準備を行いましたか?

いざ復職するには、子どもを保育園に預ける必要があったため、0歳から入園させるメリット・デメリットは、夫婦でかなり話し合いました。
結果、「我が家では早く復帰することがベターだ」と、家族含め納得した上で保育園を決めることができ、心置きなく預けることができました。
とはいえ、最初はなかなか保育園に慣れず、眠れない我が子を早めにお迎えに行った後、寝静まったタイミングで仕事を再開するなんてことも。
そんなときも、川口さんをはじめ周囲の方々が相談ベースで勤務時間などを調整してくださって、とても助かっています。
いい意味でウォンテッドリーは福利厚生や制度がガチガチに定まっていないため、自分の希望する働き方を相談できる空気感もあるかなと思っています。

ー復職後、配属となったチームは希望していたのですか?

今回配属になったDigital Integrationチームは、実は産休に入る前から興味がありました。ビジネスチーム全体の業務効率を推進していくというチームミッションは、母になって子育てをいかに効率よくこなすか?に取り組んでいる自分にもピッタリだと感じています。
そういった興味のある分野に配属させてもらったことで、自分自身が楽しくチャレンジできる仕事に向き合っていきたいと考えています。


母になったからこそ感じる、新しい「シゴトでココロオドル」の定義

ー産後も「仕事を続けたい」と思えた原動力は何だったのでしょうか?

私が就活を経て大手保険会社に入社したときは、「子どもを産んだら仕事がどうなるか分からない。それでも長く働ける場所が良い」と考え、女性でも安定して働けるかどうかを重要視していました。
ですが、そんな思いで入社した前職を結局自らの意志で退職したのは、どんなに福利厚生が整い給料が良い環境にいても、「シゴトでココロオドル」状態ではなかったからでした。
ウォンテッドリーに入社して、会社の制度や福利厚生に依存して働くのではなく、好きな会社だからこそ「どうやったら働き続けられるか?」を考えるように変わったと思います。なので、妊娠発覚したときも今後を考える方に自然と目が向いたのだと思います。

ー出産、復職を通じて「価値観が変わった」と思えることはありましたか?

これまでの私は、何かしらマニュアルがないと不安になりがちで、解のない課題に対して苦手意識を感じていました。ですが、子育てはまさに答えがないことばかり。
子どもと過ごす日々の中で、解のない課題に向き合い、小さなPDCAを人生で一番たくさんこなすことができました。この経験のおかげで、自分の殻を破り、解のない課題を楽しめるようになったのはかなり大きな変化です。

ー中沢さんの、今後の目標などあれば教えて下さい!

私は、ウォンテッドリーという会社がやっぱり好きで、もっと会社を大きくしていきたい・組織の一員として貢献したい気持ちも強かったので復職を希望しました。
ただ、出産したら復職するのは当たり前ではないことも実感しました。育児にはものすごく体力も必要ですし、家族の理解も必要です。また、保育園だって決して安い値段ではないことも知りました。それでも復職したいと思えるのは、出産以前からシゴトでココロオドル状態で働くことができていて、会社が好きだったからでした。

復職した今では、「子どもを保育園に預けてまで働くからには、おもしろい仕事がしたい」という気持ちが強いです。ただ、私もはじめはそうだったように、多くの人が「家庭と両立」という言葉を聞くと、100%仕事に熱を注げなくなるのでは…と考えるのではないでしょうか。
では、子どもをもった人はもうシゴトでココロオドれないのか?それはまた、違うと思っています。私も1人の女性として、そして母として、ウォンテッドリーにいるからこそ、「シゴトでココロオドル」を諦めなければならないと思ってしまう女性を、少しでも減らす世の中をつくりたいと思います。


【上司側の目線】復職するメンバーを迎え入れる側の準備や心構えは?

ー最初に報告を受けた時、上司の立場としてどのような声をかけましたか?

川口:
その日は「ちょっと宜しいでしょうか!?」と中沢さんが唐突に席に来て、驚きと嬉しさ混じりの報告を受けたのを覚えています。
その時は「おめでとう!」と伝え、雑談をしました。仕事をどうするのかといった現実的な話は、改めて後日ちゃんと話せれば何も問題ないと考え、その場で仕事の話はしなかったと思います。

私たちが世の中をよくしようと仕事するのは、今後の社会や将来の子どもたちのためでもあります。一緒に働くメンバーに子どもができることほど、素晴らしいことはないので。まずは生命の誕生を心からお祝いしました。

ー復職する社員を迎え入れる側として、配慮したことなどありますか?

川口:
中沢さんとは常にやり取りをしていたので、状況もわかりやすかったです。
親戚に送るくらいのスピード感で、出産した30分後に分娩台の上から出産報告を送ってきたり。保育園の内定がでた瞬間も「復帰します!」とメッセージをもらったのを覚えています。弊社の行動指針である『Move Fast』の体現者だなと(笑)
想像していたよりも早く帰ってきてくれることは、会社にとって非常に喜ばしいことです。中沢さんなら、新しい環境・ステージで活躍をしてくれるだろうと期待もしていました。
復職後は、育児中だからと簡単な業務を任せるだけの配置は考えませんでした。環境の変化で生じる精神面・体調面を配慮しつつも、本人がチャレンジできる環境かつ、会社や事業に貢献できる役割を真剣に考え、決めました。

ー社員の育休・復職などを通して、価値観が変わった部分はありますか?

川口:
かねてより様々な働き方をする人が世の中にはいる前提で、弊社は「シゴトでココロオドルひとをふやす」というミッションを実現する意識でいるため、今回のことで私の考えや会社が何か変わるということはなかったです。
私がウォンテッドリーに入社して間もない頃は、女性社員はとても少ない状態でした。そこから社員もだいぶ増え、中沢さんのように出産や育休を経て、復職をする人が存在するようになったのは、私が描いていた組織のイメージに近くなってきたと感じています。社員の出産は非常に喜ばしいことですし、復職するからには新しいステージで活躍してほしいという気持ちは常に強く抱いています。

産休育休に限らず、これから他の社員も人生で様々なことに直面し、働き方はますます多様になっていくでしょう。私は、それが良いことだと思っています。制約のある中でも成果の出せる働き方が出来る環境を作っていくことこそが私の役割だと考えています。

今回は母になった社員の目線と、社員を迎え入れるチームの目線でそれぞれ伺いました。社員1人1人のライフステージの変化に寄り添いながら、我々はこれからも「シゴトでココロオドルひとをふやす」ミッションの実現に向けて歩んでいきます。
現在、当社では積極的に採用中です!ご興味がある方は、下記またはこちらより気軽にエントリー下さい!それでは次回のストーリーもお楽しみに。

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