1
/
5

自力で事業を伸ばす未来にワクワクした。総合広告代理店出身マーケターのキャリアと今。

「このままでは成長が止まると思ったんです。自分のスキルを活かして自力で事業を伸ばす経験をしたいと思い、ウォンテッドリーへの入社を決めました。」

そう語るのは、総合広告代理店からTwitter Japanを経て、昨年8月にウォンテッドリーにジョインしたマーケターの西村 陸

今年1月から実施した、「共感採用」をテーマにしたタクシーCMテレビCMなどのマスマーケティング施策を主幹した彼のキャリアに迫ります。

30歳を目前に挑戦的なキャリアを選んだ彼を突き動かしたのは、どのような経験と価値観だったのでしょうか。

※今回のインタビュアーは、西村と同じく広告代理店出身でマーケターの山田 賢輔が務めました。

安定志向を嫌った学生時代と、広告との出会い

▍西村 陸(にしむら りく)
北海道出身。関西大学卒業後、博報堂DYデジタルに新卒入社し、クライアントのデジタル施策におけるプランニングやディレクションを担当。博報堂の営業チームに異動後、グローバル企業の担当として年間マーケティング戦略策定や広告クリエイティブ制作などに従事。その後Twitter Japanを経て、2019年8月にマーケターとして入社。入社後は、ビジネスSNS「Wantedly」の登録企業の新規リードを獲得すべく、タクシーCMやテレビCMの制作ディレクションやメディアプランニングに従事。


ーー 今日はよろしくお願いします。まずは西村さんの生い立ちから聞かせてください。

西村:そこから聞くんですね(笑)生まれは北海道の岩見沢市で、公務員の両親のもとで育ちました。

仕事に対して安定志向だった両親を見ていて、物足りなさを感じていました。あと、田舎独特の「右を向けと言えば右を向く」というような風潮も肌に合いませんでした。なので、学生時代から北海道を出たいという気持ちが強かったです。

高校卒業後は大阪の大学に入学しました。もともと出版社に入りたいと思っていたこともあり、学業の傍らでフリーペーパーの制作を行ったり、広告コンクールに自作のCMを提出したりしていました。


ーー 学生の頃からCM制作に関心があったのですね。その後、どのような就職活動をしていたのでしょうか。

西村:実は、出版社は1社も受けませんでした。当時の出版社はまだ紙媒体だけという印象が強く、紙だけに縛られる世界に面白さを感じませんでした。

大学時代にフリーペーパーやCMを制作した経験に加えて、佐藤尚之さんの著書で有名な『明日の広告』に出会い、ソーシャルメディアとの掛け合わせで変わっていく広告業界に興味を持ったことが広告業界を志すきっかけとなりました。なので、結局は広告代理店に絞って就職活動をしました。

広告代理店時代に感じた、自力で事業を動かすことへの憧れ

ーー 志望通り広告代理店でのキャリアをスタートしたわけですね。博報堂時代はどのようなキャリアを歩まれたのでしょうか。

西村:博報堂DYデジタルに入社して2年半ほどは、クライアントの課題解決のためのデジタルプロモーションのプランナーをやっていました。自動車業界や食品メーカーなど様々な業界のクライアントを担当していました。

ーー 僕も代理店出身なのである程度分かるのですが、特定の業界に興味が湧いてきて、事業会社に移りたいと思いませんでしたか。

西村:あまり思いませんでしたね。僕はどちらかというと、特定の業界というよりもマーケティングや問題解決自体が好きなタイプなので。

ですが、代理店の仕事では、「自分が提案したソリューションが本当にクライアントの事業成長につながっているのか」という点が見えにくく、モヤモヤすることもありました。

ーー そうだったのですね。その気持ちを抱きつつ、次は博報堂で別のポジションに配属されたわけですね。

西村:はい。後半の2年半は、アカウントエグゼクティブ(いわゆる営業)として大手グローバル企業の担当をしていました。クライアント先にほぼ常駐して、クライアントのマーケティング担当者と隣合わせで、年間のマーケティング戦略の策定や広告クリエイティブの制作を行っていました。

そのクライアントのマーケティング予算が莫大だったこともあり、事業主側でダイナミックに事業を動かすことの面白さを肌で実感しました。それが、博報堂を離れて事業会社に転職するきっかけとなりました。

30歳を目前に「良い会社」で感じた危機感

▍Twitter Japan在籍時の一枚(前列右から5番目が西村)

ーー 数ある事業会社の中から、Twitterを選んだ理由は何だったのでしょうか。

西村:転職先の条件の一つを、「僕自身が大好きなプロダクトをつくっている企業」としていました。なので、「Twitterは好きだし、Twitterで働くって面白そうじゃん」という単純な思考で選んだ記憶があります(笑)

ーー 意外と単純な動機だったのですね(笑)Twitterではどのような仕事をしていたのでしょうか。

西村:「クライアントパートナー」という役職で、クライアント企業が持つTwitterアカウントのコンサルティングを行いつつ、広告代理店と連携しつつTwitter広告の提案営業を行っていました。

当時やっていたことは、ウォンテッドリーのカスタマーサクセスと似ている点があるなと思います。Wantedlyを上手く運用するコンサルティングをするだけでなく、課題に応じて適切なオプションを提案してレベニュー(利益)を上げているという点では。

ーー Twitterでは約2年働かれたわけですが、その中でどのような心境の変化があったのでしょうか。

西村:これだけは明言しておきたいのですが、Twitterは非常に良い会社でした。

ですが、自分が会社やポジションに甘えている気がして、「このままこの会社にいると能力が落ちそう」と危機感を抱いていました。30歳という節目を目前にして、自分がもっと成長できる環境に行きたいと思ったんです。

ーー 西村さんのそのストイックな成長欲求はどこからきているのでしょうか。

西村:代理店時代に抱いた「自らが事業成長に貢献したい」という想いは、ずっと心に残っていました。また、自分のスキルや経験を活かして「自分はこれを実現した」と言える明確な結果を出したいと今も思っています。


事業成長へのインパクトを実感するスタートアップでの日々

ーー その後転職活動をして、ウォンテッドリーに入社した経緯を教えて下さい。

西村:マーケティング職に絞って探していたところ、ウォンテッドリーからスカウトをもらい、当時のマーケチームのリーダーと面談をしました。

実は、その面談でウォンテッドリーへの意向度がぐんと上がりました。というのも、現状の課題を赤裸々に話してくれただけでなく、その課題(新規リード獲得のための認知施策)に対して自分の経験が活かせそうと思ったからです。

当時のウォンテッドリーは、まだ認知を獲得するための戦略が確立されていない部分も多く、自分が裁量を持って様々なチャレンジができそうだなとワクワクしました。

ちょうどその頃、地元の友人から「仕事はつまらないけど、稼がないといけないから」という話を聞いて、非常に不幸だなと思った経験もあり、ウォンテッドリーの思想やビジョンには強く共感できました。

ーー ウォンテッドリーに入社してからはどうでしたか。

西村:よく言う入社後のギャップは多少はありました。業務上、D&E Squad(デザイナーおよびエディター)と連携することが多いのですが、彼らのコーポレートブランドや思想を表現することへの意識の高さには正直驚きました。

ーー 僕も入社当時、全く同じ経験をしました(笑)代理店時代に協業していた制作会社のデザイナーとは明確に違いますよね。

西村:そう思います。クライアントの課題に応えるのが制作会社のデザイナーで、自ら設定した課題を自らの表現力で解決しようとするのが事業会社のデザイナーという違いがあります。また、ソリューションファーストではなく、ブランドファーストであることも大きな違いですね。

大変なこともありますが、自社のブランドや思想を大切にする姿勢は尊敬しています。特にCDOの青山さんの存在は偉大だなと日々感じています。

逆にギャップがなかった点を挙げると、事業成長のためにやるべきことは本当に自由にやらせてもらえる点ですね。もちろんコンセンサスを取る必要はありますが。

▍実際に放映されたタクシーCMのクリエイティブの一部


ーー 前職までと比較した上で、ウォンテッドリーの良い点と課題点を正直に教えて下さい。

西村:良いところは、経営陣との距離が近いことです。普段から仲さん(CEO)や役員とコミュニケーションを取れるのは良いなと思います。自分の意見や意思決定によってダイレクトに事業成長につながる施策が生まれている実感があります。

また、チーム内にとどまらずに他のチームとの連携プロジェクトを進められるのも面白い点です。「事業成長へのインパクトを見込めて、かつ自分のスキルを活かせる施策であれば基本的に何でもやっていい」という共通意識があります。今でいうと、カスタマーサクセス領域で利用企業のオンボーディング施策にも関わっています。

課題点でいうと、良くも悪くも若い社員が多いことです。今までのキャリアでは、基本的にチーム内で僕が一番下だったので(笑)

発展途上にあるチームの現状と、将来への期待

▍現在のマーケティングSquadのメンバー(右から2番目が西村)

ーー 西村さんが考える、今のマーケティングチームの課題はどのようなものでしょうか。

西村:他のSaaS系の企業が取り組んでいるようなBtoBのマーケティング施策については、HR EXPOなどの展示会やCMも含め、一定回せるようになってきました。ですが、まだ注力し始めた段階の施策が多く、これから改善を重ねて目に見える結果を出さなければなりません。

Wantedlyの利用企業の新規リード獲得においては、Webの広告運用体制は整ってきました。しかし、新たな出稿先の選定や、今までにない訴求でのクリエイティブ制作といった新たなチャレンジをすべきだと考えています。

ーー 最後に、今このフィードを読んでいるマーケターの方に、ウォンテッドリーにジョインする魅力を説明してください。

西村:大前提として、社内に経験豊富なマーケターが少ないので、マーケターそのものの存在意義は大きいです。他のチームのプロジェクトに参画することも多く、会社全体に寄与している実感があります。

これからのウォンテッドリーはビジネスSNSであり採用マーケティングツールである「Wantedly Visit」を軸に、今年3月にリリースした「Wantedly Perk」を始めとしたEngagement領域でのサービス提供を加速させていきます。したがって今は、そういった新規サービス・機能のプロジェクトにも携われる好機だと思います。

今のタイミングでBtoBマーケターとしてジョインすれば、希少価値の高いポジションで経験を積むことができます。そして、発展途上のマーケティングチームで切磋琢磨しつつ、トライし続ける中で事業成長につながる成果を出せる可能性があると思います。

さいごに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。全社で在宅勤務中のため、今回のインタビューはオンラインにて実施いたしました。

マーケティング組織がまだまだ発展途上なウォンテッドリーでは、西村のような事業会社に活躍機会を求める経験豊富なマーケターに、自ら事業を発展させる大きなチャンスが与えられます。

新規事業域におけるサービスを次々と提供開始しているこのタイミングだからこそ、「事業づくり」にダイレクトに携わりながらマーケターとしてのポートフォリオを充実させる機会になるはず。

コロナウイルスの影響で不透明な状況が続いていますが、弊社は現在もオンライン完結で、積極的に採用活動を行っています。マーケターの方に限らず、弊社にご興味がある方はぜひ一度オンラインでお話しましょう。

Invitation from Wantedly, Inc.
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
Wantedly, Inc.'s job postings
36 Likes
36 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Naoya Date's Story
Let Naoya Date's company know you're interested in their content