新卒で証券会社に入社し、その後リクルート代理店で約8年半のキャリアを積むなど、計4社の経験を経てウォンテッドリーへジョインした原田さん。
直販営業からパートナーセールス(代理店営業)へキャリア転換し、200社以上のパートナー企業を「実質たった1人」で担うことになった彼を待っていたのは、自ら直接商談を作ることができない「自分で売らない営業」特有の激しい葛藤と売上低迷のどん底でした。
「Wantedlyの価値を、正しくパートナー企業とともに広めたい」
手札が尽きた苦境を乗り越え、周囲の仲間を巻き込みながらいかにしてBusiness AWARDs GOLD受賞という快挙を成し遂げたのか。
彼の言葉から、人に動いてもらう仕事の難しさと面白さ、そしてウォンテッドリーで挑戦し続けるリアルな魅力に迫ります。
登場人物プロフィール
- 名前: 原田 侑樹(はらだ ゆうき)
- 所属: Visit Tribe Partner Sales Squad
- 経歴: 大学卒業後、証券会社へ入社するも半年で退職。その後、リクルート求人広告代理店にて約8年半在籍し、媒体提案やチームマネジメントに従事。上京後、スマートロックを扱うスタートアップ企業、メドレーを経て、2024年1月にウォンテッドリー株式会社へ入社。アカウントセールスを経て現在はパートナーセールスを担当。FY26 Q4 Business AWARDs GOLDを受賞。
「稼ぎたい」から始まったキャリアとウォンテッドリーを選んだ理由
―― まずは原田さんのキャリアの原点について教えてください。
大学時代を名古屋で過ごしていて、「しっかり稼げる仕組みを知りたい」という思いから証券会社を中心に就活をしていました。大学の講義で証券会社の方が登壇してくださったことにも影響を受けて入社したんですが、自分には合わずに半年ほどで退職してしまって。
大学まで出してもらった親への申し訳なさもあり、「早く次の場所で成果を出さなきゃ」という一心で飛び込んだのがリクルートの求人代理店でした。そこには約8年半在籍しましたね。
―― 8年半! 長く成果を出されていたんですね。
新卒の会社をすぐ辞めてしまった焦りがあった分、「ここで生き残らなきゃ」と必死でした。早い段階から色々な仕事を任され、同僚や上司にも恵まれて充実していましたね。
その後、30歳を迎えるタイミングで妻と上京し、スマートロックのスタートアップや医療・介護領域のメドレーを経験しました。ただ、素晴らしい会社や優秀な仲間に囲まれつつも、「自分は何がしたいのか? どういう自分でいたいのか?」という軸が定まらず、ずっと内面で葛藤を抱えていたんです。
―― そこからなぜ、ウォンテッドリーへ?
僕自身、早期離職やミスマッチを経験してきたからこそ、条件面ではなく「理念への共感」や「カルチャーマッチ」で会社と人がつながる採用を世の中に広げたいと強く思ったんです。
会社と働く人の足並みや想いが揃っていないと、本気で力を発揮することはできない。自分と同じように転職で悩む人を減らしたいと思い、ウォンテッドリーへの入社を決めました。
「自分で売らない営業」の難しさと、育休直前に訪れたどん底の5月
―― 入社後はアカウントセールスを経験された後、パートナーセールスへ異動されました。実際にやってみてどうでしたか?
最初はアカウントセールスとのギャップにかなり苦戦しました(笑)。
アカウントセールスのような直販なら自分が直接お客様にアプローチして売ることができます。でも、パートナーセールスは「自分が直接売る営業」ではないんです。全国にある200社以上のパートナー企業(代理店)様に、数ある取扱商材の中から「Wantedly」を選んで提案してもらわなければならない。
しかも異動後しばらくして、実質僕1人で210社近くを担当する体制になったんです。
―― 1人で210社を担当!? コミュニケーションだけでも膨大な量になりそうですね……。
すごかったですね(笑)。Slack、Chatwork、Teams、Google Chat、Messengerと、社内で一番連絡ツールを使い分けていると思います。
パートナー企業側の営業さんからすれば、Wantedlyは扱う多数の商材の1つ。「スカウト機能って有料なんですか?」と、僕らにとっての当たり前を知らないことも当然あります。最初の半年は「なんで伝わらないんだ」と、期待と現実のギャップに一人で悶々としていました。
―― 自分で直接コントロールできない歯痒さがあったんですね。特に苦しかった出来事はありますか?
今年の5月ですね。普段なら月に20件以上あるパートナー経由の契約数が、12件ほどに激減してしまって。「やばい、どうにかしなきゃ」と焦るんですが、自分で直接商談を作れるわけじゃない。手札が完全に尽きてしまったんです。
しかも、その翌週から妻の出産に伴う育休に入ることが決まっていて(笑)。
―― 人生の大きな節目と、売上の低迷が同時に重なってしまったと。
そうなんです。家庭では子供が生まれる一番大切な時期なのに、仕事では数字がついてこなくて焦りだけが募る。「どう巻き返せばいいんだ」という焦燥感を抱えたまま育休に入るのは、精神的にかなりキツかったですね。
「知らなくて当然」への意識改革と、社内を巻き込んだV字回復
―― その苦しい状況から、どのようにして持ち直したのでしょうか?
まず自分のマインドをガラッと変えました。
「パートナー企業様はWantedlyのことを知らなくて当然。だからこそ、売るための最強の武器を渡すのが僕の仕事だ」と割り切ったんです。同じ目線に立ち、パートナー企業様がどうすれば提案しやすくなるかを徹底的に考えました。商談に同席できた時は自分が提案する背中を見せつつ、自走してもらうためのノウハウを伝えていきました。
そしてもう1つ大きかったのが、初めて開催したパートナー様向けの「AWARD(表彰施策)」です。
最初はほぼ無風だったんですが、毎週速報を流すうちに終盤「うちもAWARD(パートナー向けグランプリ)を取りたい!」と言ってくださるパートナーさんが出てきた。「じゃあ作戦を考えましょう!」と一気に訪問やアプローチを増やし、7月・8月で数字を大きく伸ばすことができました。
それと、この成果は絶対に僕1人では無理でした。パートナーさん向けのメルマガ配信を支えてくれたマーケティングチームのメンバーや、代理店契約の法務対応で迅速に動いてくれたメンバー、手続き周りを支えてくれているメンバーなど、部署を越えてみんなが協力してくれたんです。
―― パートナー企業を巻き込んだ施策の成功と、社内の手厚いサポ―ト。その両方が噛み合ったからこそ、原田さんご自身の「Business AWARDs GOLD」受賞につながったんですね!
本当にそうです。「みんなのおかげ」と言うと綺麗事に聞こえるかもしれないですが、今回ばかりは心からそう思います。社内のいろんな部署と深く関わり、パートナーさんと一緒に成果を作った結果として会社からGOLD評価をいただけたのは、パートナーセールスとして最高に嬉しい瞬間でしたね。
フラットで自由。でも熱い仲間が集まる
ウォンテッドリーの環境
―― 原田さんから見て、ウォンテッドリーはどんな組織だと感じますか?
一言で言えば「自由で、仰々しくない」組織ですね。 すぐ隣の席に役員が座っていて、「この本読むといいよ」「時間がないならYouTubeを倍速で見てから本を読みなよ」とフランクにアドバイスをくれるような環境です(笑)。
中でも印象深かったのは、育休から明けた頃のことです。 当時、焦って「早く成果を出さなきゃ」と思っていた僕のために、ある役員の方が毎週オンライン面談を設定してくれました。その時にかけてもらったのが、この言葉です。
「役職や評価は他人軸。他人に自分の人生のハンドルを握らせちゃダメだ。自分が納得できる実力をつければ、結果は後からついてくる」
この言葉でスーッと気持ちが楽になり、自分の軸で泥臭くやり切る覚悟ができました。役員や他部署とも垣根なく相談できる、そんな風通しの良さがあります。
「直販を超えるポテンシャル」を証明するために
―― これから新しい環境や未来に向けて、どんなことを叶えていきたいですか?
パートナーセールスには、「直販チームを圧倒的に上回るポテンシャル」があると本気で思っています。
現在約210社あるパートナー企業の営業さんを合わせれば、頭数で1,000人近い規模になります。そのうちの10人に1人が月に1件Wantedlyを提案してくれたら、それだけで月100件の新規契約が生まれる計算です。この秘めた爆発力を早く開花させて、社内で一番インパクトを生み出す部署にしたいですね。
―― 最後に、この記事を読んでいる「未来の仲間」へメッセージをお願いします!
もし今後パートナーセールスに新しい仲間が入るとしたら、「相手の話をしっかり聞けて、一歩引いて全体を見られる人」が向いていると思います。自分が前に出る営業スタイルではなく、パートナーさんやお客さんなど、いろんな立場の人の感情を受け止めながらWin-Winのゴールへ導く姿勢が大切だからです。
僕自身、転職で遠回りをしてきたからこそ、Wantedlyの「共感でつながる採用」は間違いなく世の中に必要な価値だと確信しています。採用にお金をかける以上、金額や条件を天秤にかける瞬間はありますが、本質はそこじゃない。パートナー企業の皆さんと一緒に手を取り合いながら、Wantedlyの価値を全国へ届けていきたいですね!
編集後記
「自分が直接売るわけではない」というパートナー営業ならではの壁にぶつかりながらも、泥臭く足を通わせ、社内外の仲間を巻き込むことで圧倒的な成果を繰り出した原田さん。 スランプや焦りを乗り越えた彼から溢れ出る言葉には、強い覚悟と人間味が宿っていました。「共感でつながる採用を日本中に広げたい」という想いを胸に挑み続ける原田さんの挑戦に、今後も注目です!