【徹底比較】noteとWantedly、採用広報ツールとしてどう使い分ける? PVで終わらせず“深く届き、出会う”ための戦略
今や、採用広報活動でnoteなどで記事発信することは一般的に。記事は、想いや物語を自由に発信し、企業ブランドを築くのに非常に適しています。
一方で、「社員インタビューの記事を公開しているけれど、そもそも採用広報の記事ってどこまで採用活動に影響与えるんだろうは...」 という声を聞くことも。
この記事では採用広報活動、中でも記事発信の採用への効果をお伝えしながら、主要どころな採用広報ツールとしての「note」と「Wantedly」の比較も行なっていきます。
転職者の40%が、「記事が転職の決め手」と回答。
データから見る、記事の威力。まずは採用課題や採用広報に関して、ウォンテッドリーが採用担当者や働き手にアンケートをとった結果をご紹介します。(参考記事はこちら)
- ミスマッチの課題:採用担当者の 42% が「従業員の平均在籍年数が短くなっている」と実感しており、ミスマッチを課題と捉える企業が増えています。
- ストーリー(ブログ記事機能)の決定力: ストーリー機能を活用する企業の 76% が「効果を実感」し、転職者の 40% が「転職の決め手になった」と回答しています。
- カルチャーフィットへの好影響:累計記事投稿数が21本を超える企業の100%が「ストーリー経由で自社のカルチャーにフィットした人と会えた実感がある」しています。
noteとWantedly、採用広報ツールとしての機能比較
採用へのインパクトをもたらす採用広報記事の発信、採用広報といえばメディアプラットフォーム「note」やビジネスSNS「Wantedly」を使うことが多いでしょう。この両者を、採用広報の目的達成にどんな機能が必要か?という観点で比較をしてみました。
簡単にまとめると......
- note は「想いを社会に広く伝え、ファンをつくる」発信に強い。つまり幅広い広報 / ブランディング向き。
- Wantedly は「働く現場のリアルを伝えて、共感から応募へ導く」導線に強い。つまり採用広報向き。
といえるかと思います。
「採用広報」特化型のWantedlyの特徴
採用広報という目的からWantedlyを見ると、以下のような特徴があります。
- 採用の成果に直結しやすい読者層
Wantedlyの読者層は転職潜在層・求職者が多く、発信する内容が採用につながる可能性が高いです。 - 応募への導線が一体設計
Wantedlyはストーリー内のボタンから直接募集へエントリーする導線を持っています。読者の「話を聞いてみたい」という熱量を逃しません。 - 「読者」を「候補者」に変えるスカウト機能
Wantedlyでは、「自社の記事を閲覧・いいねした人にスカウトを送る」といった具体的なアクションが可能です。これは、ただ待つだけでなく、能動的に出会いを生み出すための決定的な機能です。 - 「PV」ではなく「出会いの数」を追える分析
Wantedlyアナリティクスでは、「応募・面談に至った読者の行動履歴」まで可視化できます。これにより、「共感された数」・「応募に至った数」を追うことができ、採用広報が“勘”ではなく“データ”に基づく運用へと進化します。
使い分けて、仲間と出会おう。
noteもWantedlyも、それぞれ異なる強みを持っています。だからこそ、採用広報においては両者を役割に応じて使い分けることが鍵となります。
- 「広く知ってもらいたい」、広報が目的なら → note
- 「共感を深めて出会いたい」、採用広報が目的なら → Wantedly
特に、カルチャーマッチする人材と出会い、入社後のミスマッチを減らしたいとお考えなら、「読まれた数」ではなく「出会いの数」を追えるWantedlyのストーリー/スカウト機能/募集ページを活用することをおすすめします。
ぜひ、まずはWantedlyのストーリー投稿から、「出会いにつながる採用広報」を始めてみましょう。