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Voicyエンジニアが激推しする“エンジニア発表会”って何?〜Voicyテックブランディングへの道〜

こんにちは。Voicyカンパニークリエイターの “はる” こと高森はるなです。

Voicyのエンジニアチームは技術に前向きなメンバーが多く、テックブログの運営や技術書典への参加、エンジニアリングイベントの開催など、普段から様々な取り組みを行なっています。
その中でも “Voicyの魅力” としてエンジニアメンバーから特に名前があがるのが「エンジニア発表会」、一体どんな会なのかを取材しました!

エンジニア発表会とは?

エンジニア発表会が始まったのは、2019年8月。
主催者の一人であるエンジニアリングマネージャー山元が、当時のきっかけについて話してくれました。

(山元)社内でのコミュニケーション創出と、技術における専門的な話題を共有する場をつくろうと立ち上げたのが、エンジニア発表会でした。

実はもともとプロダクトチームでのアウトプットの場があったのですが、コミュニケーションを取るほうにベクトルが向いていて、雑談のための時間のようになってしまっていたんですよね。
そこで、コミュニケーションを取れる要素は残しつつ、技術についてより専門的な内容の共有や議論ができる場をつくろうという話しになったことがスタートでした。

発表内容は“技術に関することならなんでもいい”とのことで、業務の技術的課題や新しい技術を触ってみたレポ、音声そのものの技術解説、NFTの仕組みなどなど、これまでも様々なテーマでの発表が行われてきたのだそう。

過去のテーマを一部ご紹介すると、iOSエンジニアの立花が発表した「WWDC2021で発表された“ShazamKit”が、音声に関する技術でVoicyの可能性を広げてくれそうという話」。

エンジニアリングマネージャーの山元が、音声解析の基本となる“離散フーリエ変換”について解説した「音声サービスエンジニアのためのフーリエ変換入門」。

エンジニアの三上が、バックエンドで利用している監視サービスを解説した「Datadogを使ったサービス監視入門」など。
Voicyらしく音声に関わるテーマも多いんですね!

(山元)発表はその人を写す鏡だと思っています。
このエンジニア発表会を通じて、チームメンバーの考えや熱中していること、仕事のスタイルなどを知り、業務でより良い連携を取るための相互理解を深められたらなという思いがありますね。

エンジニア発表会では、エンジニアを中心に、プロダクト開発に関わるメンバーなら誰でも発表することができます。
発表者は基本的に立候補で決めているそうなのですが、今期はなんと8割ほどのメンバーがすでに発表を行なっているのだそう。また、元は一枠だった発表枠ですが、立候補が多く二枠へと拡張したのだとか。
メンバーたちのエンジニア発表会へ向けた意気込みを感じます…!

実際に参加してみた!

毎週行なわれているエンジニア発表会。
普段はエンジニアを中心に、プロダクト開発に関わるメンバーが参加をしていますが、今回は取材ということで、私も参加してみました!

まず行なわれたのは、ブランディング活動の報告。
Voicyのエンジニアは発信にも積極的で、テックブログやイベントなど、日々様々なアウトプットを行なっています。そんなブランディング活動での進捗やトピックスを共有しているのだそう。

さて、ついに本題の発表がスタート!
今回は、現在プロダクト開発チームで動いている大きなプロジェクトがテーマでした。

自社プロダクトのリアルな開発事情なので内容は公開できないのですが、プロジェクトの説明から始まり、本格実装に向けて検討している仕様やフローの詳細、難しいポイントや考慮事項などが共有されました。

その後は質疑応答の時間となり、質問をきっかけに活発なディスカッションが行なわれていきます。
中には、発表者から参加者に向けて意見やアドバイスを求めたり、細かい質問には発表者以外でもわかる人がコメント欄でどんどん答えたりなど、参加者全体が自分たちの持っている知識や経験を共有し合いながら全員で解像度を高めていて、一体感を強く感じました!

技術における共有はもちろんですが、発表会の始めから終わりまでずっとコメント欄が盛り上がっていて、コミュニケーションも活発に取られているのが印象的でした。

(Slackスタンプ風のコメントで盛り上がるメンバーたち)

質疑応答で、すべてのアジェンダが終了。
私には少し難しい内容でしたが、また機会があれば参加したいくらいとても雰囲気が良く、技術について濃く触れることの出来る60分間でした!

高エンゲージメントはどのように生み出す?

私が参加した回は19名が参加しており、自由参加にも関わらずなんと参加率95%!
参加率の高さはもちろん、発表希望者の多さなども含め、全体的にエンゲージメントの高いエンジニア発表会ですが、運営において何か工夫があるのでしょうか。

(山元)意識しているのは、メンバー全員にテックブランディングへ貢献してもらうことです。
テックブランディングに力を入れ、Voicyの開発チームをもっと多くの方に知っていただきたいですし、良い仲間に入社してもらえるきっかけにも繋げたいと思っています。

ただ、もともとVoicyのエンジニアは発信があまり得意ではなかったんですね。
だからこそモチベーションを維持するためにミッションとして持ってもらおうと思い、エンジニア発表会でのプレゼンだけでなく、テックブログの執筆やテックイベントの企画運営、Voicyチャンネル「voi-chord」での放送など、ブランディングのためのアウトプットを個人目標へと落とし込むことにしました。
エンジニアリングマネージャーとして、エンジニア発表会に繋がるようなトピックがあれば「それ発表したら?」など、メンバーの背中を押すことも意識しています。

結果的に、そこから生まれたインプットやアウトプットが業務の副産物になっていたり、学びを促進していたりと、良い効果が生まれているのを感じます。

エンジニア発表会では、開発プロジェクトについての発表内容からドキュメントが生まれ、そのまま業務に役立ったり、新しく入社したメンバーのキャッチアップに繋がっているケースが多いのだそう。
そのときに参加したメンバーだけでなく、そのナレッジがきちんと蓄積されていて、新しいメンバーにどんどん引き継がれているのも魅力の一つなんですね。

Voicyの開発チームはテックブランディングに向け、今後も様々な施策にチャレンジしていくので、是非チェックしてください^^

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