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デザイン

風景を詰め込むお菓子「fukiyose」ができるまで

今回は、UCHU wagashi の人気商品「fukiyose」をご紹介します。よく名前の意味を聞かれるのですが、「吹き寄せ」と書き、色づいた紅葉が風に吹かれて一か所に集まる様子を表す言葉です。ひとつの言葉から風景が思い浮かぶ、俳句のような美しい表現。そのイメージを、小さな箱の中に詰め込んだのがfukiyoseです。春夏秋冬、それぞれの季節ごとにデザインがあり、UCHU wagashiの世界観を感じていただける商品のひとつです。私たちが新しいものを考えるとき、大切にしている視点があります。それは、少し距離を持って、まるで外国人が日本文化を眺めるように見ること。そうすることで、物事を直感的...

売り場から生まれる、商品とブランドづくり

株式会社 UCHU では、商品企画からパッケージデザイン、製造、販売までを、すべて自社で行っています。売り場に立ち、お客様の反応や声を直接受け取りながら、「どんな商品が喜ばれるか」「どんな見せ方がいいか」を考え、それをすぐに企画へとつなげていくことができます。商品のデザインだけでなく、パッケージや売り場、店舗空間、オンラインショップ、SNSまで、すべてを自分たちで手がけているため、ブランドとしての一貫性が生まれます。見た目だけでなく、伝え方や体験まで含めて、違和感のないかたちでお客様に届けられていること。それが、UCHU wagashiの強みのひとつです。また、自分たちで考え、つくり、届...

京都の景色と文化がそばにある

UCHU wagashi本社の前では、京都の季節や文化が自然に日常に溶け込んでいます。春には下御霊神社のお祭りの行列が通り、赤い法被や華やかな飾りを身につけた人々の姿が目に入ります。仕事の合間にその賑わいや掛け声、子どもたちのはしゃぐ声を聞くと、京都に暮らしている実感がわき、街の空気や歴史を肌で感じる瞬間になります。祇園祭の時期になると、街は自然とソワソワした空気に包まれます。UCHU wagashiのスタッフも、夜に行くか、休日の昼間に行くか、あるいは昼休憩に少しだけ覗きに行くか、それぞれ楽しみ方を選びます。寺町本店の近くでは、街を彩る鉾や山の行列を見ることができ、徒歩圏内に多くの鉾が...

UCHU wagashiの包装紙デザインについて

UCHU wagashiではいろんな包装紙を作っています。和菓子屋さんでシーズンごとにこんなに包装紙があるのも珍しいのではないでしょうか。でも季節こそ和菓子には大事。お菓子のデザインはもとより、包み紙はお出掛けの服やお化粧のようなもの、せっかくなのでオシャレして誰かのもとに届けたい気持ちが詰まっています。たとえば、春には暖かいのどかな春の日をイメージして包装紙をデザインしました。開いた時に一枚の絵になって、しかも商品を包んだ時の裏面も絵にしないといけない、これがすごく難しい。ですが、その試行錯誤こそが、季節を包み込むための大切な工程だと感じています。

UCHU wagashiのロゴに込めた思い

今回はUCHU wagashiのロゴマークについてお話ししようと思います。すごく思い悩んで考えた愛着のあるロゴマーク。お菓子や資材など様々なものに使われるマークです。このロゴマークが付いているということは、わたしたちが品質に責任を負っているというとても大事な証です。「ウチュウ」という名前を考えついた時は、「和菓子も宇宙のように無限の可能性を秘めていて欲しい」と真面目に考え、これだ!と思ったけど・・・そんな真面目だと面白くないので、どうやっていつものヘンテコB級にしていくか、デザインをしました。読めなくても良いけど、目で覚えてもらえるロゴ。バランスが良い様でアンバランス、でも落ち着かないか...

UCHU wagashi のお店づくり

UCHU wagashiでは、商品だけでなく、空間全体を通してブランドの世界観を体感してもらうことを大切にしています。最初に工場兼店舗として選んだのは、条件に合う古い京都の町屋でした。床はコンクリート、空間は土間、改修して週末だけ販売を始めました。やがて来店者が増え、西陣の町屋に常設店舗を構えることに。小さなスペースでも「魅力的な滞在時間」を提供することを意識し、来店から購入までの動線や余韻も含めて空間全体を演出しました。庭木の剪定や床の磨き上げなど、細部にまでこだわり、お客さんが「土足で入ってもいいの?」と思うほど整った空間を作り上げました。その後、より気軽に立ち寄れる場所として寺町本...