- ブランド運営企画職
- Webマーケティング
- VMDディレクター
- Other occupations (1)
- Development
- Business
- Other
皆様、こんにちは。安重です。早稲田大学教育学部所属、山口県出身で趣味は木のぼり。水墨画が好きなそんな学生です。
名もなき空間が好き
ゲストハウスに住んだり、ソーシャルバーを運営したり、姉とカフェのスペースを夜の時間帯だけ間借りし、スナックを営業したりそんな活動をしています。世の中的に名前がつけられていない場所が好きなんだと思います。「この人のことよう知らんわ」みたいな人たちが入れ替わり立ち替わるそんな空間のことです。ゲストハウスでは海外のお客さんも多く、重荷を下ろして、一度休んでそしてまた次の旅路へ向かっていく。
名もなき空間にいることが今の自分にかなり繋がっています。
(日本橋のソーシャルバーで月に一度やっている『いちのひ食堂』)
人の役に立ちたい、という気持ちよりは自分が安心できる場所をつくりたいがためにやっているしそこに人が集まるということは、少なからず自分の身の回りの人たちが欲しているということなんだと思います。それがあるから自分の動機で続けられたし始められました。
来てくれるお客さまには楽しい場所だったなという気持ちを持ってもらいたいので、例えば、この人は大人数が苦手だから人の少ない「この時間に来るといいよ」ということだけ伝え、あえて理由は言いません。お客さまそれぞれのペース感を大事にしています。
「食べる」を起点にギャザリング
そんな集う根底部分でもある『食』は、知り合いから教えてもらった農家さんをめぐることから始まりました。たくさんの学びと痛みを感じました。
ふぞろい野菜について生産者や加工者さんとともに、ふぞろい野菜のPopupを出したり、教育系NPO法人のインターンで、子ども食堂の給食のお姉さんとして、ご飯をふるまったりしています。どうしたらみんなにとって食が心地の良いものになるかと、試行錯誤の日々。わたし自身の表現としても、食は大事な存在です。
そもそも「食べること」は共通言語ですし、「ごはん食べようよ」ときっかけをつくりやすい。食べ物というよりも誰とどこで食べるかに興味があって、表現とか方法に近いと思います。
私がなぜこんなに食べる行為が好きかというと、おばあちゃんの存在が大きいんです。山口と福岡にそれぞれ住んでいて、農家なので自分で食べる野菜は全部つくって、実がなったピーマンをつかんでお昼ごはんにしたり、近所の人と物々交換したり......。
畑の作物のリズムに合わせた暮らしをしていて、食べるために生きてるのか生きるために食べているのかわからないぐらい、食べるってだけでこんなに「1日を使うんや」と、感じました。そんなおばあちゃんを幼い頃から見てきたので、いつの間にか「食」が自分にとって身近な存在になってたんです。
「私」と真摯に向き合ってくれた土屋鞄
土屋鞄はたまたまスマホでYahoo!の記事を見たんです。その頃はまだ就活の「し」の字もわからず、考えられていない状態だったけれど、ESなし、服装も自由なんて、なんだか思い切ってるな、と思いました。
就活のタイミングで、その記憶があったのでとりあえず説明会行ってみようかな、ぐらいの気軽な気持ちで参加したんです。小学生の頃は土屋鞄のランドセルを使っていたので、説明会に行く時は母親がドヤ顔でした(笑)
参加してみて、「久々にクレイジーな人たちを見たな」という印象でした。すごく楽しかったのでそのまま選考に進んだところ、今まで私が目を背けてきた「自分のやってきたことを何かに定義づける」ということを、人事担当者が一緒に丁寧にやってくれる内に自然と信頼感が生まれたんです。
面接の時に「職人になりたい」と伝えたら、「職人は正確に部品を素早く仕上げる能力が求められてていて、それはあなたの求めていることなの?」とズバっと言われ、「そうだったのか!」と気付いていなかった部分を指摘してもらえました。
自分について考える時間をもらえたのは、私にとっても大きかったですね。
もう1つはつくってる人、ものや縁を大事にするおばあちゃんみたいな価値観を大事にしたいと思ったときに、土屋鞄はその理念が近いと感じました。
内定をもらってからも、人事から「ほんとにここでいいの?他の道もあるかもだよね?」そんな言葉を100回はかけてもらえたと思います。割と自由に生きてきた分、当時は働く覚悟がまだできていなかったんだと思います。
そんな中、(人事に)工房へ連れてってもらい、工房長へ挨拶したり日本橋オフィスで相談に乗ってもらっていく内に、だんだんと働く姿がイメージできるようになったので、土屋鞄の道に進むことを決めました。
最初は働く不安しかなかったのですが、研修を重ねてから、土屋鞄の誠実な対応で不安がワクワクに変わりました。同期も想像以上に良くて、直接会えるのが今から楽しみです。
職種が決まっていない分はっきりこれができる、と自信持って言えることは今はないんですが、新卒研修でじっくり会社や自分と向き合いたいと思っています。