TAMメンバーにインタビューする「TAMのお仕事図鑑」シリーズ。今回は工学分野の博士で、現在TAMでAI活用を推進するエンジニアの福岡さんに話を聞きました。
—— TAMに入る前は、どんなことをされていましたか?
これまでやってきたこととして、得意なこと・好きなことの2軸があります。
まず、好きな分野で言うと、アートやデザイン。幼少期に姉の影響を受けて、イラストや漫画を描いていましたし、学生時代はデザインを学ぼうとアメリカやイギリスに留学しました。
得意なことは、スポーツやエンジニアリングで、工学分野では理工学研究科で博士号を取得しました。
具体的には「人が感覚(明るい、くすぐったい等)をどう認識し、拡張するか」という研究をしていました。例えば、Amazonの倉庫ロボットのような作業支援時の操作システムや、作業者やパフォーマーが装着するウェアラブルデバイスの研究開発などにも携わっていました。
—— 先端的なロボット技術ですね。 TAMで博士課程まで何かを突き詰めた人はなかなかいないので、ユニークなキャリアだと思います。
—— TAMに出会ったきっかけと、入社を決めたポイントは何でしたか?
TAMでUXデザイナーをしている吉本さんに紹介してもらったのがきっかけです。
3〜4年前から、TAMが手掛けている幻冬舎さんのサイトやJAXAさんのプロジェクトの話を聞いていて、「クリエイティブな環境だな、面白い案件をやっている会社だな」という印象を持っていました。
特に幻冬舎さんのサイトの、本を一冊ずつフィーチャーしていくようなデザインとUX体験には、感動しました。「これを作った人に会ってみたい!」と思ったのを覚えています。
そして昨年の3月頃、角谷さん(デザインテクノロジーチームのリーダー)と面談する機会がありました。
当時はフリーランスとして仕事の幅を広げようとしていたのですが、エンジニアリングもデザインも両方興味がある自分のスタンスを面白がってくれて。自分もデザインとテクノロジーの両方に関われる仕事に惹かれてTAMにジョインすることを決めました。
—— これまで突き詰めてきたエンジニアリングと、学生時代から好きだったデザインが交差する仕事がTAMで出来そう!となったわけですね。
—— 現在のお仕事内容は、どのようなものでしょうか?
今の役割は、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアとして案件に入ることに加えて、チームでのAI活用を推進するスクラムマスターとしての3つを担っています。
社内のAI開発チームでは、開発スピードを上げるためのプロトタイプ作成や、スクラムマスターとしてチームのファシリテーションも担当しています。
最近は Cursor や Claude、Gemini などのAIツールをいかにワークフローに組み込むかを考えています。特にCursorを使った開発効率の向上は、周囲のメンバーからも刺激を受けながら日々アップデートしています。
—— 現在まさに進行中の案件には、どのようなものがありますか?
フロントエンドとして関わっている案件の一つは、SCRAPさんの謎解きゲーム。フロントエンドとして、ゲームロジックの実装や特殊な演出パートの制作をしています。技術スタックとしては、TypeScriptやReactをベースにした開発が中心です。
もう一つは、独立行政法人の案件です。他社と共同開発しているシステムのバックエンド側で、AWSの設定や運用など、かなりインフラ寄りの技術を触っています。
Web制作という枠を超えて、AWSとAzureが混在するような複雑な構成を触ることもあるので、フルスタックな動きが求められる環境ですね。
—— やりがいはどんなところにありますか?
一番は「作品をつくっている」という実感を持てるところです。
以前の研究職では、自分の作ったものが一般の人に触れられるのは10年や20年先でユーザーとの距離がある世界でした。でもTAMでは、自分が関わったロジックやデザイン調整が、そのままユーザーのUX体験に直結します。
実際、自分がTAMを知ったきっかけの幻冬舎さんのサイトも、「サイトリニューアルしたんだ、良いUI、UXだな」と日常で触れていた後に、実はTAMが作っていたと知り驚きました。
身の回りにあるものを作ることはモチベーションも上がりますし、ポジティブな気持ちになれて良いなと思います。
—— TAMならではの仕事の魅力は何でしょうか?
分野を横断できる自由さだと思います。
完全な分業だと自分の作業が全体にどう関わっているのか見えないことがありますが、TAMではロジック作りにもデザインにも関われる。全体を見渡せて、今自分が何してるのか実感がある形で制作できるところがすごく好きです。「エンジニアだからコーディングだけ」ではなく、クリエイティブな提案も歓迎されます。
例えば会議でディレクターさんが「ここにこういう機能があったら面白いかも。でも、実装は難しいですよね…」と言っていて、「試してみたいアイデアがあって、もしかしたら実装できるかもしれません。トライしてみてもいいですか?」と聞いてみたら、任せてもらえ、ユニークな実装ができたことがありました。「本当にできるの?」ではなく、「いいね、やってみて!」と周りも歓迎してくれるし、エンジニアでも意見を出しやすい雰囲気があります。
「こんなもの作ってみたよ!」と披露しあう文化があるのもTAMの魅力です。雑談的に話していたところから、「このあいだ見せてもらったあの技術、この案件で応用できませんか?」とディレクターさんが提案してくれることもあり楽しいです。
—— 難しさはどんなところがありますか?
クライアントごとに技術選定が全く異なるので、頻繁に「初めて」に直面することです。
例えばクラウドプラットフォームが複数混在している案件では、API一つとっても、仕様の違いを細かく読み解く必要があります。
また、私の場合はPythonやC++といった機械学習に関連する言語を触ってきたので、Web系のTypeScriptやJavaScriptに慣れるまでは少し苦労しました。プログラミング言語って根源的なところは共通していますが、できることの範囲や癖が違うので、差分を把握するのに時間がかかりました。
ただ、元々経験のあった機械学習の技術を応用して、TAMでは自分にしか開発できないサービスの実装で新規の提案にも関わることができています。自分の持っている技術ストックも生かしつつ、新たにキャッチアップをしていますが、成長の機会だと思って楽しんでいます。
—— TAMのエンジニア職をオススメしたい!という人は、どんな人ですか?
「境界線を引かない人」かなと思います。「自分はバックエンド専門なので」と決めつけず、フロントエンドにもAIにも、デザインやPMのような動きにも興味を持てる人は、TAMにフィットすると思います。
AIとかに聞いてでもいいから、なんかやってみたい!な感じで、フットワークの軽い人に来てもらえるとすごいありがたいです。その上で、どこか1箇所は専門性を深く持っている人はより魅力的です。
特にAIが絡んでくると、開発現場として、技術の切り分けができないパターンが増えてきています。だからこそ、深い専門性を持ってないと応用が効かないケースがあります。
また、何かを突き詰めている人、積極的にイベントに行くなど情報を吸収している人は話していて楽しいです。周囲に好影響もあると思います。
—— たしかに。エンジニアさん同士、好きな技術の話で盛り上がる様子が目に浮かびます。
最後に、これからしてみたいことを教えてください!
エンジニアとしては、あと3つくらい新しい言語をマスターしたいですね。それはプログラミング言語に限らず、ドイツ語やフランス語といった「自然言語」も同じです。できるようになると、どんどん面白くなるので世界を広げるために話せるようになりたいし、それがエンジニアの仕事にもつながればいいなと思っています。
あとは個人的な野望ですが……今、絵本を作っているんです。いつかそれを出版したい。まだまだ準備中ですが、今度、ぜひ試作品をみてもらいたいです!
—— 言語も絵本も、私と興味が一緒です!(笑)試作品、ぜひ見せてください~
いかがでしたか?
TAMのデザインテクノロジーチームには、フロントエンドやバックエンドの専門性を深めるメンバーはもちろん、エンジニアとしての経験を軸に、チームをリードする立場やプロジェクトを推進する役割へと挑戦しているメンバーもいます。
専門性を磨き続ける道も、領域を越えて挑戦する道もあります。
一人ひとりが自分らしいキャリアを描きながら、チームとして価値を生み出しています。
これからのキャリアをどう広げていきたいか。
そんな問いを持っている方と、ぜひお話しできたらうれしいです。
まずはカジュアル面談から、お気軽にご連絡ください。
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