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“真に価値あること”を考え抜いて、そして新しい価値を生み出すことがプロダクトマネージャーの醍醐味

2021年4月に事業責任者に就任した春日和明さん。2020年に当社入社してからプロダクトマネージャーとして活躍してきた春日さんに、プロダクトマネージャーに求められるポイントや、仕事の面白さを語ってもらいました!

顧客の課題を想像することからプロダクトの企画は始まる

本日はよろしくお願い致します。まずは簡単に経歴をお伺いしても宜しいでしょうか?

京都大学を卒業後、大手企業向けERPパッケージソフト企業に入社してエンジニアとして人事給与管理ソフト開発に従事しました。その後、スペインのIESE ビジネススクールで経営学修士号を取得してから、ベインアンドカンパニーに入社してコンサルタントとしてM&Aデューデリジェンスや新規事業立案支援等幅広く経験しました。2020年にスイッチ・メディア・ラボに入社してからは、プロダクトマネージャーとしてのキャリアを積んでから、2021年4月から事業部の責任者を任せてもらっています。

ありがとうございます。本日は当社のプロダクトマネージャーとしてのやりがいなど、色々と聞きたいと思っているのですが、プロダクトマネージャーの役割とは何でしょうか?

プロダクトマネージャーは、顧客課題を特定して、その課題を解決する方法を自社のサービス戦略として立案し、そして解決に向けて社内外の関係者を集めてチームとして率いていくことが求められます。その役割を果たすために3つの要素があると思っています。

一つ目は、課題を特定して解決策を見つけることです、プロダクトの企画は、顧客に直接ヒアリングさせてもらったり、顧客と日々接している営業から意見をもらいながら進めます。いろいろ情報が集まる中、様々な顧客の課題を抽象化し、それらの解決方法を考え抜く必要があります。

二つ目は、UI/UXデザインです。解決方法を考えたら、それをプロダクトとして形にしていかなければなりません。いくら分析結果が正しいシステムでも使いにくく、分かりにくいものではお客様に価値を提供できません。もちろん最終的なデザインはデザイナーに依頼しますが、ワイヤーフレームを考えてデザイナーに製品の意図を伝えるのは大事な役割です。

最後は、プロジェクト管理です。製品を絵にかいた餅で終わらせず、お客様に届けられるように開発フェーズではエンジニアやデザイナー、販売フェーズでは営業部門や管理部門、とにかく多くの部門と連携していきます。周囲と協力しながら、その過程で出てくる課題を整理して解決していかなければなりません。

プロダクトマネージャーは、いろいろな方と協力しながら仕事されていると思いますが、どういった仕事の進め方をされているのでしょうか?

大きく2パターンあります。

一つは、一連の工程を短期間で繰り返すイテレーションです。毎週月曜日と金曜日に関係者で集まって、議論しています。いまは代表取締役の高山も会議に入って、各チームメンバーが作成するシステムの要件やワイヤーフレームなどを検討して、リリースに向けてサービス内容を詰めていっています。

もう一つは、不定期なサイクルです。営業とお客様のニーズについてディスカッションしたり、時には商談に同行して今のプロダクトのフィードバックをもらったり、データサイエンティストと新しいサービスの分析アルゴリズムについて議論をしたりするなどして、自分が持っている仮説を検証することが多いですかね。

“真”に価値あることを考えてこそ、プロダクトマネージャーとしての価値がある

2021年7月に新サービスである「SRO(スポットCMリーチオプティマイザー)」のSaaS版をリリースしましたね。企画からリリースまでのお話を聞かせください。

はじめに、テレビCMには「タイムCM」と「スポットCM」という2種類があります。「タイムCM」というのは、番組のスポンサーとして放送するCMで、CMを出す番組を指定して半年などの長期にCM出稿するものです。わかりやすく言うと「この番組は○○の提供で」と放送されている広告主のCMがタイムCMになります。

一方「スポットCM」は、番組に関係なく放送局と放送される曜日と時間帯のみを指定して放送されるCMで、予算や目的に合わせて検討しやすいのが特徴です。その反面、どの番組に放送されるかは選択できず、放送局毎の予算配分と絵柄のパターンを選択することになるので、最適化することが難しいという課題がありました。

以前より、スポットCMの効率化の相談は頂いていたので、2020年11月に、まずは分析業務の受託サービスとして開始しました。私ともう一名のメンバーで製品企画チームを担い、どんなアルゴリズムで分析をするか、どのようなアウトプットをお出しすればお客様が結果を理解しやすいかという基礎の部分から社内のデータサイエンティストと議論を尽くして、サービスの概要を作っていきました。ある程度、分析の型ができると、今度は営業と協力してスポットCMの効率化の課題を持っているお客様に対して、社内で検討した仮説が成立するか実際にサービスを提供して検証していきました。分析結果を見てお客様にご納得いただき、結果に基づいて分析結果を変えると言って頂いた時は嬉しかったですね。

ただ、毎回クライアントから相談をもらって、データサイエンティストが分析していると時間や手間がかかってしまいます。何件か案件に対応してサービスの価値に確信をもち、SaaSプロダクトの開発プロジェクトを立ち上げました。

今までデータサイエンティストが行っていた処理を、短時間でサーバーでも処理できるようなアルゴリズムを考えたり、分析結果をより直感的にわかりやすい形にするためにはどういった画面にするべきか毎週会議でデータサイエンティストや開発メンバーと議論しながら開発を進め、途中思わぬ課題に何回もぶつかりましたが、チームで乗り越え、無事にリリースをすることができました。

今回SROがクラウド型サービスとなったことで、これまで以上に迅速で簡単にスポットCMの最適な予算配分をシミュレーションすることが可能となって、クライアントに提供する当社の価値は上がったと思います。

受託サービスから開始して、約9か月間でSaaSプロダクトとして提供したように、顧客から相談があったら、すぐに方法を考えるのですか?

クライアントから相談があったときに心がけているのは、それが本当に必要なことかどうかです。ただ言われたことをプロダクトとして実装してはダメで、たとえ便利なものであっても、価値を生まないと意味がないと思っています。

SROで言えば、スポットCMの最適化が顧客にとってどれだけの価値になるのか考えました。そして、SaaS化しようとした時も、エンジニアの工数や費用を使うことになるので、それが本当に必要なことなのか考えました。

顧客にとって、そして私たちにとって価値あるものか考えてこそ、プロダクトマネージャーとしての存在価値もあると思っています。

ユーザーのことを徹底的に考え抜ける人は、当社のプロダクトマネージャーには向いている

ここまで仕事の内容を中心に聞いてきたので、視点を変えて、組織や採用に関しても質問させてください。春日さんは事業部の責任者という立場と同時に、プロダクト企画を担う組織の責任者でもあります。ずばり、どういった方が当社のプロダクトマネージャーとして活躍できるとお考えですか?

難しい課題や、ややこしい課題を徹底的に考えることを楽しめる人だと思っています。ユーザーのことを徹底的に想像し、考え抜いて製品に落とし込めることが大切です。

特に弊社の製品は比較的なニッチな領域のtoB向けプロダクトであるので、自分自身や周りの人がユーザーであるということが起こりにくいです。そのため、数社のヒアリングや営業の声を自分なりに組み立てて、どのような機能やUIであればお客様に価値を提供できるか思考することが重要です。誰かに聞いたり、ユーザーデータを解析して答えが出るというものではないので、個人で考えチーム内で議論して、をひたすら繰り返していく「思考の体力」が必要だと思っています。

また、私たちが大事にしている価値観に共感してくれる人です。いま組織が成長しており、価値観を一致させていくことが重要なフェーズだと思っています。つい先日になりますが、プロダクトマネージャーとしての5つの行動指針を社内でも発表しました。そういった点に共感してくれる方とお会いしたいです。

  • 継続的に利用されることを意識してサービスを作る
  • 誰がどんな時に使う機能なのか、常に意識する
  • 製品仕様や状況はどんどんチーム外に共有していく
  • UXを含んだ品質について責任を持ち、不安なものを急いでリリースしない
  • 何故その仕様にしたのか説明できるようにする

最後に一言これから入社を考えている方にメッセージをお願いします。

弊社では現在SaaSサービスの刷新プロジェクトが進行中です。ある程度、組織が大きくなって、プロダクトも成熟してくると、既存システムの運用や改修の比重が大きくなってしまいます。組織としては成長している最中で未整備も部分もありますが、今だからこそプロダクトの構想段階から関われる機会を用意できるとも思っています。一人でも多く方にお会いしたいと思っていますので、ご応募お待ちしております!

本日は、ありがとうございました!

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