スタディストでは、Teachme Bizの導入支援をさらに強化すべく「コンサルティング部」を立ち上げることになりました。これまでも、カスタマーサクセス部にてご契約者様に対する導入サポートを行っておりましたが(参考記事:Teachme Bizのカスタマーサクセスとは)、大企業様への導入案件が増えてくる中で、より長期的に、より踏み込んだ伴走型のサポートを行うべく、カスタマーサクセス部内のチームのひとつをコンサルティング部として組織化しました。
大規模案件の難しさとは?
Teachme BizはSOP(Standard Operating Procedures:標準作業手順書)を、PCやスマホから簡単に作成し共有できるクラウド型のプラットフォームです。機能も操作方法も比較的シンプルであり、システムとしては汎用性の高いものと言えます。
お客様も、企業規模は中小企業から大企業まで、業界も小売業・飲食業・製造業を中心にあらゆる業種でご活用いただいています。また、各社での用途や利用シーンも幅広くなっています。特に最近では、日本国内に数百・数千の店舗展開をされている大手チェーンストア等での「大規模案件」が増えてきました。
Teachme Biz自体は中小企業でも大企業でも同じプラットフォームを提供していますが、大規模案件ほど難易度が高くなるのが「運用・活用の社内定着」です。
お客様社内での”Teachme Bizプロジェクト”にも、プロジェクトを決裁する役員、プロジェクトをリードする責任者、手順書の作成者と閲覧者、またトレーニングの管理者等と様々な役職や部署の方が関わります。またプロジェクトの背景となる課題や目標も、短期的・現場的なものから長期的・経営的なものまで見方によって異なってきます。そういったお客様社内の「認識のすり合わせ」は、プロジェクトを進める上での障壁になります。
さらに、閲覧者の人数が増えて拠点が分散していくに連れて、アカウント管理やアナウンス等の実務的な負荷も高くなります。
コンサルティング=伴走型支援とは?
コンサルティング部は、そのようなお客様社内に生じる運用面の負荷を軽減するために、下記のような支援を「伴走型」で行うことを目指しています。
まず、導入初期段階の初期設定や各種登録のサポートに始まり、プロジェクト全体の目的や方針、体制調整、スケジューリング等の全体計画が、スタート段階での重要なイベントとなります。
プロジェクトに関わる様々なステークホルダーは、それぞれ思い思いの期待をもって参画します。しかし、それを受けた推進責任者は「どの意見を優先すればよいかわからない」「何から手を付ければよいかわからない」という状態になってしまいます。
そこで当社にて、プロジェクト全体の方向付けのアドバイスや、タスクの優先順位付け、年間スケジュール案の提示を行い、スムーズなプロジェクト運営をサポートします。
次に、Teachme Biz内に構築するコンテンツ(フォルダ、手順書)の構成検討支援や、作成に関するアドバイスを行います。様々な業務ノウハウをどのように体系化・構造化し、わかりやすいSOP(手順書)をどのように作成するか。一般論だけではなく、各社での具体的なネライや使い方に即した各社独自の指針を決めていきます。
そして、最後は浸透定着と効果測定です。SOPは作って終わりではなく、活用してこそ経営効果に繋がります。社内に展開するための施策や、人材育成への活用に関するアドバイスを行います。また、Teachme Bizの活用により、どのような経営効果につながったのかの効果測定も重要な活用の一つです。どのような指標をどのような手法で測定するか、具体的な事例等交えてサポートします。
これらの一連のサポートを「伴走型」で行うことが、コンサルティングサービスのキモとなります。その時々のお客様の状況や意見を踏まえて臨機応変に対応できるよう、定期的にミーティング機会を設け柔軟なサポートを行います。
コンサルティングサービスもまだまだこれから
コンサルティング部では、Teachme Biz契約者に対する上記の伴走型サポートサービスの他、ご契約前の企業様に対するPoC(実証導入)の対応も行っています。約3ヶ月程度の期間でTeachme Bizのバリューを実際に感じていただけるように実証的な部分導入を行うサービスです。
これらの、伴走型サービス、PoCサービスを中心としながら、コンサルティング機能をさらに強化・進化させていきたいと考えております。
お客様の経営課題の解決により長期的に、より踏み込んでコミットできるようにサービスをさらに磨いていきたいと思います。