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【セールス】紆余曲折を経ていきついた独自の立ち位置。自社にしかない価値、サービスを提供している実感のある仕事

「誰のために、何をどう提供するか」入社当初はシタテルの基盤作りからスタート

シタテルにジョインしたのは、二期目が始まったころです。熊本の本社にいたのは、社長とエンジニアとインターン一人。自分たちのサービスが誰のためにあって、どうやって提供していくかという基本的な部分もまだ明確に決まっていませんでした。業界の歴史が長いぶん、どの工場や会社も「これまで、ずっとこのやり方でやってきたから」「他社はこうしているから」と従来の慣習や周囲との調和を重んじる傾向があって、最初のうちは試行錯誤しましたね。

変わることを望みながらどこかで恐れているような感じといえばいいのかな。いきなり新しいものを出しても受け入れられないと思ったので、ゴールと現在地を同時に見せて、段階を踏んで変えていくようにしました。当初はデータベースの提供を目的とした営業活動を行っていましたが、お客様のお話を伺いながら少しずつ対象を広げ、持っているデータベースをどういかせばよりお客様に貢献できるかを考えて、「衣服生産を通じて企業の価値を向上させる」というミッションに基づいた現在のスタイルに行きついています。

自分たちが何者で、何をしたいのかを伝えきれなくて苦労した時期から考えると、フルオーダーでのユニフォーム制作による採用率および従業員満足度の向上からブランディングまで寄与しているいまは、シタテルにしかできない独自のサービスを提供しているという実感がありますね。

証券会社と介護ベンチャーを経て当時の興味と合致したシタテルへ転職

もともと、お金の流れに興味があったので、大学卒業後は経済のしくみを最先端で学べる企業で、且つ自分の素質を活かせる営業として成長できる企業に就職したいと考えていました。なかでも証券会社を選んだのは、成果主義の厳しい環境で鍛えてもらったほうが後々自分のキャリアのためになると思ったからです。証券会社は金融庁の厳しいルールのもとで営業しなければならず、大手も中堅も決まったものしか売れません。提案に幅を持たせることができないなかでどう売っていくかという点が難しさであり、おもしろさでもありましたね。

ただ、証券会社で培った提案力はその業界でしか生かせない限定的なものになりがちでしたし、大手の名前で買ってくれる方も多かったので、2年後には名刺の力以外で勝負したいと考えて介護系のベンチャーに転職しました。伸び盛りの市場で楽しく仕事をしていながら、後学のためにといろいろな企業の話を聞いていた時期に出会ったのがシタテルです。

転職するつもりはまったくなかったんですが、ちょうど当時の職場の仲間と「会社以外のところで何かしたいね」という話があって、「洋服関係で」というざっくりした枠組みまで決まっていたんですよ。洋服づくりの現状を知ろうと職人さんにインタビューしたりもしていた時期だったので、話を聞くうちにおもしろいことやってるなと思って。スタートアップというのも魅力で、転職を決めました。

企業のパートナーとしてシタテルだけのサービスを提案できる

入社後、大きな転換点になったのは、上場している大手ハウスメーカーのコンペでした。それまでは「こういうデザインでつくってほしい」という希望を受ける形が多くて、コンペに出ることはほぼなかったんですよ。でも、老舗のユニフォームメーカーさんなどに混じってコンペに参加する機会をいただいたので、なんとか勝機を見出そうと悩みました。

そこで考えたのは、自分たちのような新参者に求められているのは、従来とはちょっと違ったデザインではないか、ということ。そして、そのデザインを認めてもらうには、「なぜつくったのか」をロジカルに説明する必要があるということでした。結果的にコンペには負けてしまいましたが、「お客様のことを深く理解した上で、必要なデザインを考えて提案する」という姿勢はシタテルだからこそできることであり、他社との差別化につながると気づいた貴重な経験だったと思います。衣類生産を通じてお客様の課題を解決するという今のスタイルの基礎になったといってもいいですね。

今のシタテルは、クライアント企業と対等な立場にあるパートナーとして相談を受けたり提案したりできる非常におもしろいフェーズに入っています。ぜひ、いろいろな方にジョインしてほしいですね。業界の構造をフラットに見て、新たな気づきを与えてくれる異業界からの転身にも期待しています。

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