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人事のたかしまです。
シェアダインは2022年9月、シリーズAで資金調達を発表しました🎉
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000028141.html
そこで今回は、共同代表の井出に資金調達についてお話を聞いてきました!
プロフィール
2000年に新卒でゴールドマン・サックス証券に入社、9年にわたり株式アナリストとして働く。
2009年に米系資産運用会社に転職するも2012年にチーム解散を経験。ボストンコンサルティンググループを経て、子どもの食事作りに悩んだことを機に、2017年にコンサルティング会社の同僚だった飯田と共にシェアダインを創業。1男1女の母。
Q:前回は2020年にプレシリーズAでの資金調達でしたが、これまでとの違いってどういったものがありましたか?
前回の資金調達の活動をスタートしたのが2019年の冬でした。コロナ前のことで世の中の状況が変わる前でした。料理人にとってのシェアダインはある意味副業プラットフォームで、中には本業にする人もいる、という位置づけ。
飲食事業者向けのサービスやシェフ向けのサービスを展開していく構想はありましたが、まだまだそういうところにビジネス展開していく段階ではなく、外部からのシェアダインに対するイメージは『家事代行』の中の『料理代行』の市場を狙っている、くらいではなかったかと思います。
Q:昨今は料理人や飲食事業者の苦難や課題が世の中に広まってきていますが、当初はサービスに共感してもらうところの苦労もあったのですか?
シード調達のときは本当に理解してもらうことが難しかったんですよ。「そんなことが課題なの?」みたいな。「ビジネスバックグラウンドもあるんだし、もっと違うことやれば?」と言われたこともありました。
一方、前回プレシリーズAの資金調達時にはある程度のトラクションも出ていたし、使っている人は使っている、というデータはありました。ニーズとしてはありそうだね、というところまではもっていけていたので、シード期との違いはありました。ただ、より理解・共感いただける投資家をみつける大変さは感じました。
そこでさらに難しかったのが、資金調達の活動が進んでいく中でコロナの流行が始まってしまったこと。どんどんコロナの流行が広まってしまい、緊急事態宣言も出る、という状況。とにかく早くクローズさせなければ、という焦りを感じました。なんとか無事に20年4月に着金まで漕ぎ着けました。
この時はさらに追加で集めるべく投資家さんとお会いしていたのですが、コロナ禍でシェアダインがやっていることへ理解・共感が上がってきている実感はありました。
つまり、コロナの状況が悪化し飲食店の休業も余儀なくされてしまい、食に関わる方たちの働き方や内食・中食の見直しという動きもあって、「料理人の働き方が変化していく」「出張シェフ」の認知も広がっていったのです。
Q:事業ステージや世の中の状況も変わってきていますが、今回の調達活動はどのような印象でしたか?
料理人の課題や働き方が変化していくことに対しては投資家の方も共感していただくことが多く、前回までとは違う手応えはありました。
一方、今回に限ったことではないですが、今のフェーズに合うファンドを見つける、ということに難しさは感じました。
事業が進んでいるので、前回より当然バリュエーションが上がっています。そこに対しての資金提供側のバリュエーションの考え方とか、ファンドサイズに対してのリスクの持ち方というところで、これまでとは違った難しさがありました。
また、株式市場のマーケット状況も悪化していっており、マーケット参加者・投資家のバリュエーションの目線が下がっている状況もしんどいなとは感じましたね。
結果的にはシェフの働き方を変えていくことや家庭内の食の在り方に対するチャレンジに共感・応援していただける投資家さんに加わっていただき、とても良い調達ができたと思っています。
Q:今回新たに参加してくれた投資家はどういうところに魅力や期待をもってくれたのでしょうか?
もちろん理由はそれぞれではあるのですが、実は前からシェアダインに興味をもってくれていた投資家が集まってくれたんですよ。
例えば、今回リード投資家となったDBJキャピタルは、女性の働き方がどんどん変わっていく中で『出張料理サービスが必要だ』という大前提を担当者の方がおもちだったことに加え、飲食業界の抱える社会課題に対して、シェアダインの事業がプラスになってくれる、というところでご期待をいただきました。
実は、前回の調達の際もDBJキャピタルには会いにいっていました。ただその時はタイミングがマッチしなかったんです。なので、今回またご縁をいただけたことはすごくうれしいですよね。
投資家集めって仲間集めに近いところがあると思うんですよ。アーリーフェーズであればあるほど、信頼感を得られるかとか、事業を面白いと思ってもらえるかどうかが重要なのだと思います。
Q:採用に似ているところがありますね!
本当にそう思います。採用も『この船にのってくれるか?』みたいなところがあるじゃないですか。投資家はもっとそういうところがあって、経営メンバーとチームが何をしてくれるか、というところに期待をしてくださっているんですよね。
一緒に働くことはできないけど、事業の面白さや社会課題に対してこのチームが挑戦していく、そこに資金を出すという形で参加していただいているのだと思います。
Q:メンバー採用はこれまでどうやっていたのですか?
これまでの採用はごく限られたポジションのみでした。最初に採用したのがPRとエンジニア、デザイナー。次に優先したのがデジタルマーケティング、PDM、そして営業やCS、人事と広げていっています。
PRをやらないとこのサービスは広まらないし、誰も使ってくれない、と思っていたので許容できる投資の中でここに投資をすると決めていました。
PR会社に依頼する手段もありましたが、社内にノウハウが貯まらない、メディアとのリレーションを私たちがもつことが難しくなってしまうという考えもありました。メディア露出をしっかり狙っていきたいので、始めから内製することを選択しました。
Q:今回は採用もさらに強化していきますよね。井出さんが採用という意味での『仲間探し』をする上で感じている難しさってありますか?
スタートアップってハードなことが多いじゃないですか。やりたいことの前にやらなきゃいけないことが立ちはだかっていて、そういう期間が続くというか(笑)
やっぱりお互いの腹落ち感というか、事業に共感してもらえないと、ハードなことが起きたときに一緒に乗り越えられないんじゃないかな、と感じています。
シェアダインの選考ってリードタイムが長いですよね(平均3〜4週間位)。時間軸に関しては確かに葛藤はありますが、今は一人が事業に与える影響が大きいので、お互いの納得度を深めることに重きをおいています。
もう少し先のフェーズだったらもっと選考を構造化して、スピード感を上げられるかもしれないのですよね。ありがたいことに、何度も何度も話をして仲間になってくれたメンバーばかりなのでうれしいです。
Q:今のシェアダインってどういう人が楽しめる会社なんでしょうか?
シェアダインは決まったやり方がある訳ではないので、自分ができることも多い。そこをプレッシャーに感じてしまうのではなく、その状況を楽しめる人にとってはチャレンジングで良い環境なのだと思っています。
そう言うと、とてもハードな環境に聞こえてしまうかもしれないのですが、私たちはチームで結果を出すことにこだわり続けています。課題に対しても1人で考えるのではなく、みんなで議論する。役職や役割はありますが、それにとらわれないフラットなコミュニケーションができるところがシェアダインの良さだと思っています。
あとは食に限らず、社会課題に取り組みたい人にとってもチャレンジングな環境だと思います。シェアダインは食の世界から社会変革に取り組んでいるけど、シェアダインという会社を通じて少しでも社会を変えたい、と思ってくれる仲間と一緒に取り組んでいけたらいいなと思っています。
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