【Inspire you!】「講師」としての成長の糧は、生徒さんが直接教えてくれるサービスへのフィードバック。セブ島でエンジニア講師として生徒と向き合い続ける理由
シードテックの採用担当の笠間です。
シードテックではメンバー全員がお互いにInspire(鼓舞する)できる存在でありたいと思い働いています。
そんなメンバーを紹介する「Inspire you!」シリーズ!
今回はシードテックエンジニア講師、笹野駿人さんのインタビューをお届けします!
なぜこの会社に入社したのか、どんな思いで生徒をInspireしているのか、講師業務のやりがいなどざっくばらんにお話していただきました。
講師紹介
Hayato Sasano/ 笹野 駿人
年齢: 28歳
出身:千葉県
経歴:
・神戸大学海事科学部で船乗りの資格を取得。
・大学卒業後、新日本製鐵へ新卒入社。外航船員としてフィリピン人・ベトナム人と働きながら航海をする。プログラミングスクールで死ぬほど学習。
・2020年 シードテックへ入社/ Webエンジニアとして従事。
趣味:韓国ドラマとサウナ
※笹野より:「スタートアップ」と「梨泰院クラス」は絶対みてください、仕事をする上で大事なことがたくさん詰まっています。
笠間
よろしくお願いします!
なんだかすごい経歴ですね(笑)。海事科学部って初めて聞きました。
いろんな経歴がありますが、どうしてエンジニアになろうと思ったのでしょうか?
笹野
僕、プログラミングを学習する前は、”船乗り”だったんですよ!
大学でハワイ〜バンクーバーを経由して日本に戻ってくるという研修を受け、資格をとって船乗りやってました。
というのも、海外で早くから働きたい!っていう願望があって。
船乗りになって外国人と働き、英語力がないことに失望して、スタディサプリっていう英語学習アプリを使って勉強してたんです。
そしたら、 TOEICが500点から700点へあがったんです!
こんなアプリを作れる人たちってどんな人なのかな…と調べたら「エンジニア」とでてきました。
仕事をする中で船にずっと乗るのは想像できなくて、「こんなサービス作れるようになりたいな」と思った瞬間からプログラミング学習を始めていました(笑)。
笠間
そうなんですね。すごいですね、船乗りからエンジニア。なかなか聞かない経歴ですね。
笹野
最初は転職活動しても全然受からなかったんですよね。僕は独学でプログラミングを学習していたので、ポートフォリオが転職活動に必要だということすら知らなかったんです…。
挫折の一歩手前でスクールに通うことを決意して、会社を3ヶ月で辞めました。
エンジニアになりたい・場所にとらわれず働きたいという思いがめちゃくちゃ強かったんです。
エンジニアとして生きていきたいという気持ちのある一方で、起業や経営にも興味がありました。
僕の年齢だと周りの人たちが結構昇進していて、自分の道を見つけている人が多いんです。
まずごりごりの開発企業を狙って転職活動をしたんですが、「今からこのエンジニアの人たちと競っていくのか?本当に技術職一本でやっていくのか?」
という思いがでてきて…。
人と直接関わることができること、ベンチャー企業であること、海外との掛け算、という志向があったなかで、自分が本当に大切にしたいものってなにかなと考えるようになりました。よく考えてみると、プログラミングスクールに通って自己肯定感が改善した経験を思い出して、教育業界で働いてみたいなと思って、教育系のベンチャー企業を目指すようになったんですよね。
そのなかでシードテックを見つけた、というわけです。
今将来に悩んでいる人からワクワクしている人まで、あらゆる人の支えになりたい
笹野
これまでの経歴を聞かれてもわかるかと思うのですが、僕はシードテックが4社目で転職回数が多いんです。
「これが最後のチャンスだ」と感じたエンジニアにかけてみるか、と思って始めたプログラミングで成功体験が積めたことが、自分の人生の転機となりました。
僕、実はスクールへ通う前はパソコンをまったく触ったことがなく、そもそも「プログラミングって何?」というところから学習を始めました。
キーボードの操作もままならなかったし、パソコンの学習とプログラミングの学習を一緒に始めたような感じだったんです。
スクールでポートフォリオを発表する機会があって、周りはおしゃれなwebサイトを作って発表していたけど、僕のは見た目がぐちゃぐちゃでうまく機能しなくて…。
自分のほうが周りのみんなより時間を使ってがむしゃらに勉強していたはずなのに、いいものができないことや、学習が進むに連れてどんどん難しくなるのについていけなくて焦燥感がありました。
「このままでエンジニアになれるのか?」という不安でいっぱいだったんです。挫折寸前だったと思います。
僕は、挫折したら人間はおしまいだ、と思ってるんです。
”挫折”って”折れる”って書くので、折れちゃったらそこで終わっちゃうじゃないですか。だからこそ、挫折する一歩する手前でとどまるということが大事だと思っています。
なので、今この瞬間に、僕と同じような経験をしている人や将来に悩んでいる人はもちろん、逆に辛かった時期を乗り越えて未来にワクワクしている人や、キャリアアップのためにプログラミング学習をしようとしている人など、あらゆる人たちの支えになりたいと思っています。
笠間
スクールに通って、念願のエンジニアになったわけですが、エンジニアになってよかったな、と思うことややりがいを感じるポイントってなんですか?
笹野
2つあります。
まず1つ目は、ロジカルシンキングができるようになったこと。
2つ目は、ものづくりだけじゃなくて、会社の課題解決ができること。
この2つを持ってして、積極的に他部署と関わり、本質的な改善を見つけていけると思うんです。
この能力は、エンジニアにとどまらずセールスやマーケティングを通して、将来経営にも生きてくるので、自分の中で将来への視野が広がったことはとてもよかったと思っています。
やりがいは…生徒の成長を感じられたときです。
卒業生から「就職できました!」とか、「案件が獲得できました!」という報告をうけたときには、本当に嬉しくなります。
生徒さんの中には自信なさげに入学してきた方もいるんですが、そういう生徒さんこそ僕が想像できないくらいに学習にコミットしてくれます。
そういう生徒さんが夢を叶えて、いい結果を報告してくれたときに本当にやりがいを感じますね。
大学入学前、僕は浪人していたのですが、そのときに高校の先生がメールでサポートしてくれ、支えてくれました。
それが嬉しくて、心に残っていて、いつか教員免許をとりたいと思っていました。
そんな風に思っていた中で、最近、高校生を対象にプログラミング講師を受け持つことになったんです。
高校生たちに将来の夢のひとつとして「エンジニア」という職を教えてあげることができ、「エンジニアになりたい!」と言ってくれる子もいて、自分がキャリアの選択肢を与えることができたことは、とてもやりがいを感じた出来事でした。
「講師」としての成長の糧は、生徒が教えてくれる本質的なサービスへのフィードバック。
笠間
エンジニアさんって開発が好きな人多いと思うんです。開発を直接するわけではない”講師”という役割として働いていて、成長を感じるときはどんなときでしょうか?
笹野
単純に、個人の成長って「昨日できなかったことが今日できるようになること」だと思うんです。
僕自身が講師という仕事をやっていて成長したなと思うのは、人に説明するのがうまくなったこと、そして人の気持ちがわかるようになったことです。
たとえば何らかのイベントに参加しても緊張しないで話せるようになりました。
あとは、マネジメントスキル。初学者の方たちをまとめていかないといけないので、どんな生徒に対しても真摯に接することでマネジメントスキルが高まったと感じます。
いいサービスを作ろうと思ったときに、作り手が満足するサービスを作ってもお客さんは満足しないこともあると思っていて。そういう作り方をしていると、自己満足になってしまうことのほうが多いと思うんですよね。
僕たちみたいな講師は特に、お客さんと直接向き合うことでダイレクトなフィードバックがもらえたり、お客さんの悩んでいる本質を一緒に見つけていくことが多くあります。
1人1人の根本にある悩みを一緒に解決して、そこで得た改善をさらに多くの人に提供して、仕組み化して、そうして良いサービスが生まれる。
お客さんから教えてもらったフィードバックがサービスの成長でもあり、その過程での思考が、自分の成長につながると思っています。
将来的には、人のサポートや助けになるようなサービスを作りたい
笠間
今、めちゃくちゃシードテックで講師というお仕事にコミットされてることがよくわかりました…!
将来のヴィジョンを教えてください!
笹野
直近のヴィジョンは、シードテックで半年後にはサービスのマネージャーになりたいな、と思っています。マネジメントという立場からより多くの人を巻き込んで、一緒にもっとサービスを良くしたい、という思いが強いです。
将来的には、ざっくりなんですがエンジニアっていう職種の枠をこえて起業して、人のサポートや助けになるようなサービスを作りたいと思ってます。
以前家庭教師をやっていて、不登校の子に教えたこともあるんですが、そういう子たちには、学校だけでなくでネットや自分の信じる世界で自己肯定感高く生きてほしいな、と思っています。
シードテックは、圧倒的に個性の強い人が集まった、「やりたい」を実現できる場所
笠間
転職のご経験が多い中でシードテックに入社を決めた理由を教えてください!
笹野
転職活動をする上で、軸の話をした際にも述べましたが、「海外で働きたい」と「教育業界で働きたい」という2つの思いが強かったので、その志向のある会社を就職先として考えていました。
そのなかでもシードテックに惹かれたの大きな理由は”人”で、代表の高原さん、CTOの平井さんに出会ったのが大きいですね。
笠間
高原さんと平井の印象はどんなものでしたか?
笹野
高原さんの印象は、「誠実な会社経営者」。話している中でメンバー思いなことが伝わりましたし、「教育で世界を変える」というヴィジョンを熱く語っていただいて、めちゃめちゃ惹かれました。
平井さんは、お兄さん的な感じですね。(笑)僕がなりたいロールモデルです。こうなりたいと、背中を追っていきたい人です。
これまでテンプレートのような質問をされる面接が多いなと感じていた中で、平井さんとの面接は全く違いました。「人生において大切なものは何か」や「自分が将来何になりたいのか」、「どう生きて行きたいのか」など哲学的なアツい話がとても印象的でした。
初対面で自分の本音を話せたのがはじめてで、「この人と働きたい」と強く思ったのを覚えています。
笠間
そうだったんですね!シードテックに入社したあと、会社に対して感じていることを教えて下さい。
笹野
みなさんと働いて思いますが、圧倒的に個性が強い!!
名だたる企業で活躍してきたCEOとCMOがいて、大手出身でスキルがめちゃくちゃ高い人や、他業種から転職してくる人も多く、日本人とフィリピン人が集まって働いている。
いい意味で、僕にとって異世界でした。
加えて、シードテックは「やりたいを実現できる会社」です。
「やりたい」と言えばいくらでもチャンスがあるし、周りも「いいじゃん、やろうよ!」とサポートしてくれる。こんな会社ってなかなかなくないですか?
何かを成し遂げたくて、ごりごりやりたい人には、シードテックはおすすめです。
笠間
じゃあ、最後にエンジニア×海外を目指す人に一言!
笹野
いろいろなキャリアの選択肢がある中で、”エンジニア×海外×教育”はレア度の高い仕事ができると感じます。
そして、シードテックで働くことで、個性豊富なメンバーと一緒に1人では成し遂げることができない、遠い目標まで手が届くはずです!
ぜひ一緒に、未来のエンジニアを育てましょう!
シードテックでは一緒に働く仲間を募集しています