1
/
5

「ベンチャーへ移り、視座が高まった」26歳コンサルタントが目ざす成長と事業貢献

RITのメンバーを紹介するインタビューシリーズ第三弾は、若手コンサルタントの鳥本 光です。数あるコンサルファームからRITを選んだ理由や、仕事を通じて実感する自身の成長ぶり、目指す未来像を語ります。(聞き手:ライター山森)


プロフィール

鳥本 光
1994年生まれ。法政大学経営学部卒業後、株式会社ベイカレント・コンサルティングを経て現職。2019年5月より株式会社RITに参画。サウナ、映画、美術館めぐりなど多方面の趣味を楽しみつつ、トレーニングで体を鍛えることも好きな26歳。


――どうしてコンサルタントになったんですか?

就職活動を始めた時、やりたいことがなかったのが一番の理由ですね。業界も職種も、これと決めて将来にわたりやっていきたい!と思えるものを見つけられなくて。でも、今後やりたいことが出てきたときのために、自分自身が成長しておく必要はあると思ったんです。そこで「成長性」を軸に据えて就活を始めると、コンサルに行き着きました。いろんな職種や業界のことを幅広く学べて、社会で生きるための戦闘力が高まることがコンサルタントの魅力だと思います。

――新卒で入社したベイカレント・コンサルティングを選んだ決め手は?

社風なのか、選考で会った社員の人たちがみんな快活でアクティブな印象だったんです。学生時代はそういう社会人に憧れてたのもあるし、一番大きかったのは関わる業界の縛りがなかったことですね。他の大きなコンサルファームだと、入社のタイミングで扱う業界別のセクションに配属されることが多くて、そうなると参加するプロジェクトは特定の業界に限定される。でもベイカレントの場合はそうした業界の区分けがなく、いろいろな経験ができることが魅力でした。さまざまな業界のクライアントに対して、戦略・業務・ITを中心とするコンサルティングに携わることができる環境に惹かれて入社しました。

▲「とにかく成長したい」という思いで就職先を選んだ鳥本さん。

――ベイカレントからの転職を考えるようになったきっかけは?

理由は大きく2つあります。
まず1つは僕にとって予想外だったことで、参加するプロジェクトを自分の意志やタイミングで変えられない状況がありました。半年くらいで関わるプロジェクトを変えていけたらと思っていましたが、3年スパンくらいが社内の平均。僕としてはもっといろいろなプロジェクトに関わりたかったんです。長く特定のプロジェクトだけに関わっていると、身につくのがそこでしか使えないスキルになってしまうかもしれないことを危惧していました。そもそもの入社動機である成長性に疑問が出てきてしまったわけです。
もう1つが、会社への貢献度を感じられなかったことです。当時のベイカレントは社員の人数がどんどん増えていました。組織拡大は喜ばしいことですが、一方で自分のはたらきが会社に貢献する手応えを感じられなくなっていったんです。入社時からお世話になった上司が独立したタイミングも重なって、僕も新たな場所で活躍してみたいと転職を考えるようになりました。

――「自身の成長と会社への貢献実感」が会社選びの条件なんですね。RITにはどんな経緯で入社したんでしょう?

転職の理由からも「コンサルファーム×少数精鋭」で会社選びをしました。エージェントも利用して、いくつか候補の会社を見るなかでRITの「自社での新規事業開発」をとても魅力に感じたんです。クライアントワークのコンサルティング事業と並行して、自社で新しいサービス開発にも取り組むということですね。これは多くのコンサルタントが抱く思いかもしれませんが、コンサルはあくまでもクライアントの目標達成をサポートする役割であって、言い換えればどこまでいっても「他人が主役」の仕事です。でも、人のサポートをするうちに自分も主役になってやりたいという思いが育つのは当然のことかもしれませんね。それが叶う環境に大きな可能性を感じたことが、RITに惹かれた理由です。

――なるほど。そのほかに魅力を感じたところはありますか?

面接では代表の安武さんや上長になる須原さん、CTOの福田さんとお会いしました。コンサルって押しが強くてゴリゴリした性格の人がけっこう多い気がしていて、それももちろん必要になる場面があるのかもしれないのですが(笑)。でも、RITの人ってそういう雰囲気が全然ないんですよね。安武さんは人の話をよく聞いてくれて、柔和な印象。でもコンサルらしくロジカルで筋の通った話をしてくれます。須原さんも落ち着いていて、圧迫感がまるでないしそれでいて話すと頭の回転がすごく早い。福田さんは見た目どおりの穏やかな性格で、技術分野のスペシャリスト。ビジネスパーソンとして尊敬できる人たちであることはもちろん、穏やかな人柄のおかげで僕自身も精神的に安定して仕事に取り組めると感じました。
そして、RITでは自分の意志で参加するプロジェクトを決められて、そのためのフォローもしてもらえるという点も大きな決め手となり、入社しました。

▲「RITは良い意味でベンチャーやコンサルっぽいトゲがなく、穏やかな人が多い」と語る鳥本さん。

――実際に入社して、どんな仕事をしていますか?

希望していたとおり、前職に比べて短いスパンでさまざまなプロジェクトに携わることができています。1年と数ヶ月で、5つ程のプロジェクトに参加しました。
・アウトソーシング企業向けの人事業務の提案
・生体認証を勤怠管理に利用するプロジェクト
・コールセンターの生産性改善、データ分析
・外資系製薬会社の購買業務(購買メンバーとして社員代替)
・自治体向けのプロジェクトマネジメント

前職の環境ではこの期間でここまで多くの経験はできなかったし、とても幅広いプロジェクトに参加できています。だから転職してきてよかったと本当に思いますよ。

――ベンチャーならではの魅力はどんなところ?

いいところは、インセンティブの比率が高いことですかね。大企業に比べて管理者層が少ないし、無駄の少ない組織だから利益の還元率も高いんです。頑張りが収入にダイレクトに反映する。
あとは、これはベンチャーだからというよりRITの社風なのかもしれませんが、メンバーとの距離が近くて気軽に相談できることですね。前職では同じプロジェクトに参加していないとなかなか相談しにくかったのですが、今は喜んで助け合う雰囲気がある。こんなプロジェクトでこういうケースにこう対応したよ、みたいな事例を共有してもらえたりして心強いです。

――逆に苦労するところもありますか?

営業部隊を持っていないので、自分で案件を探さなければいけないことでしょうか。エージェントにコンタクトを取って、得意分野や予算などの条件にマッチする案件を探します。
それから、まだ人数が少ないこともあって、1つのプロジェクトに複数人でアサインされることがほとんどありません。そうすると後輩や部下を育てる経験がしにくいので、マネジメントスキルが育ちにくいのかもしれません。ただこの点は、これから徐々に組織を拡大していく予定もあるので解消されていくと思います。
あとは、いいところと諸刃の剣でもありますが、売り上げをロスしてしまうと会社への影響が大きいこと。大企業ではプロジェクトにアサインされない期間は休暇のようにするコンサルも多いのですが、今はそうした期間があると責任を感じがちですね。逆に、効率よくプロジェクトに取り組めば会社に貢献している手応えも大きいですよ。

――転職の目的でもあった「成長」を実感することはできてますか?

いろいろなプロジェクトに携わることで、新しいプロジェクトに入った時にも対応できる自信がつきました。スキルアップにとどまらず、社会人としての視座が高まった気がしています。というのも、前までは「僕自身の成長」を重視していましたが、今は「RITの成長」を考えるようになりました。会社を成長させる視点から自分の行動を考えられるようになったことが大きいですね。少人数だからこそ、会社の成長に対して主体的にはたらきかけることができて、それがやりがいにつながっていると感じます。
成長といえば、最近、G検定(日本ディープラーニング協会)資格を取ったんです。会社としてAIやDX領域のコンサルティングに注力していきたいということで、安武さんから「みんなで一緒に受験してみない?」と提案があって。仕事終わりに集まって勉強会をやったり、土日にみんなでスーパー銭湯へ行ってから勉強したり(笑)。そういうことを強制じゃなく一緒に楽しめるメンバーなんですよね。

▲少数精鋭だからこそ、信頼し高め合えるメンバーの存在は大切。

――充実ぶりが伝わってきますね! そんな鳥本さんの、これからの目標は?

資格を生かしてAI、DX分野のコンサルティングを強化することと併せて、RITに入った目的でもある新規事業に挑戦したいですね。僕の趣味であるサウナ関連の業界を活性化するサービスや、ライフタイムコストを下げるサービスなどを画策しています。僕は自分の興味関心分野からビジネス構想を考えていますが、他のメンバーは「ここにビジネスチャンスがありそう」という視点から考えていたり、人ぞれぞれですね。
今はクライアントワークで1日の時間が埋まってしまっていますが、いつまでも言い訳を言ってばかりいられないので頑張らなければ(笑)。僕たちが新規事業を実現できれば、はたらく場としてRITの価値向上にもつながって、魅力的な仲間を増やすことにも貢献できると思っています。

株式会社RIT's job postings
4 Likes
4 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社RIT
If this story triggered your interest, have a chat with the team?