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チームを作り、メンバーを育てる。事業の成功を楽しむことができるエンジニアに!

現在、Relicではミドル〜シニアレベルのフロントエンドエンジニアを積極採用中。しかし、それは決して技術力や年齢が高いメンバーを求めているという意味ではありません。本記事では、Relicのフロントエンドメンバーに求めるスキルや人柄を中心に、マネージャーの山口祐也(やまぐち・ゆうや)に伝えてもらいました。

前職のSIerの中で、くすぶっていた「新規事業」への想い。

ーまずは、これまでの山口さんの経歴と、なぜRelicに転職したかを教えて下さい。

大学を卒業し、2019年の新卒として大手SIerに就職しました。当時、会社としてのメイン事業は受託開発でしたが、私は自社のパッケージ製品を開発している部署に配属され、自社製品の新規リリースや、その後の改修などを担当していました。また、担当する案件が工場や製造業系のものが多かったため、小型コンピューター=マイコンボードである、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)などを触っていたこともあり、IoT方面も知見があります。

その会社で丸3年勤務したのち、転職サイトのスカウト経由でRelicと出会いました。勤務していた3年の間に、受託と自社開発商品の両方を経験していたのですが、後者の自社プロダクトの立ち上げはとても自分の性に合っていたし、楽しいと感じていたので、Relicの「新規事業」という事業ドメインに惹かれたのです。もちろん、そのまま会社に残って自社製品を担当となる異動希望を出す事もできたのですが、受託の売上比率が多い会社だと、すぐに売上が立たない/成功するかどうかわからない/売上になるかどうかの見通しが立ちにくい新規プロジェクト……というのは投資すると判断されづらく、悔しい思いをすることもあったため、思い切って転職を決めました。

ー転職して1年(2023年1月時点)、山口さんはRelicでどんなプロジェクトを担当していますか?

入社以来、いくつかのプロジェクトに関わってきましたが、フロントエンドエンジニアとして関わって、印象に残っているのはヘルスケア関係のお客様の排泄センサー事業や介護用品のサブスクリプション事業。事業の形をいくつかテストしているフェーズですが、なんとか成功の形が見えて欲しいと思っているプロジェクトです。

その後フロントエンドエンジニアのマネージャー職に昇格となり、商談への同行や見積作成、メンバーのアサインなどマネジメント業務に時間を多く割くようになりました。それらと並行で、社内外に向けた広報PRであったり、エンジニア採用の広報活動にも力をいれるようになりました。

Relicの開発組織には、自分が業務で担当する案件以外に、興味関心があったり、得意とする分野の活動が業務時間中にできる「委員会制度」というものがあるのですが、私の広報PRの取り組みもその委員会制度を活用しているものです。Relicでは、広報の他にも「採用委員会」や「レクリエーション委員会」の活動が活発です。

ー山口さんはRelicの「広報委員」なんですね!広報部の所属ならいざしらず、エンジニアの方で、役職として広報部員も担当している人というのは少数派ではないでしょうか。

実際、マネージャー業務と並行で取り組むには、そういった社内活動のほうが都合が良かったという背景もありました。ただ、もともとブログの執筆やソースコードの公開など情報発信などは好きだったので、得意を活かして……というのが大きかったかもしれません。

前職では、部署のメンバーに向けて情報発信をしても孤軍奮闘状態で空回ってしまったり、個人の活動といってもブログにたまにエントリーを書いたりする程度でしたが、Relicではそれを周りが応援してくれることもあって、自分のモチベーションもアップ!いまではQiitaの「Engineer Festa 2022」で、Qiita上で“いいね”された数の多さでRelicが表彰されるまでになり、その後のイベントに登壇したりもしています。

挑戦者が正しく評価され、報われる社会を創るために。会社のスローガンが、成果評価にも現れる

ーそれでは、具体的な仕事やポジションの話に移っていきますが、Relicでフロントエンドエンジニアとして働く魅力はなんでしょうか。

一言でいえば、Relicはプロダクトの成功に真摯に向き合える会社・環境であるということに尽きます。新規事業のコンサルティング、または新規事業を中心とした受託開発会社もあると思いますが、Relicはただアドバイスをするだけとか、要件通りに作るだけの会社ではない。ステークホルダーと一緒になって、プロジェクト成功(多くの場合は事業化が目標)のために必要なことを考え、伴走している会社です。

Relicで評価されるのは、知識量や実装力だけではなく「新規事業を世の中に出すことができたか」という点。そこに、ビジネス職として関わったのか、エンジニア職として関わったのかは関係がありません。

それが如実に現れていると思うのがRelicの評価制度。毎期設定する「成果目標」では、定量的な目標はもちろんのこと、定性的な目標も書くようにしており、自然と担当しているプロジェクトの理想の姿や、自分自身のありようを考えるようになりますね。プロダクトを無事にリリースするというのはもちろんのこと、フロントエンドエンジニアとして担当するサービスを最もいい形で世に出すために、自分は何ができるのか。そういう高い目線で仕事をできるのがRelicで働く魅力です。

Relicでは、エンジニアといってもいわゆる開発担当というわけではなく、事業の目線で業務に関わりますし、事業目標やマーケティング手法について議論に加わることも頻繁にあります。Relicでは、事業を成功させることを最重要に考えながら、そのために柔軟に技術を選ぶことを奨励しています。新技術の選定や導入から担当することができ、そこはRelicの仕事に面白みを感じる理由のひとつだと思います。

ー山口さん自身がRelicの仕事で好きな点などがあれば教えて下さい。

会社の理念にも「挑戦者が正しく評価され、報われる社会を」というものがありますが、Relic自体がそれを地で行っているところ。CEOの北嶋も「新規事業なのだから、多産多死を繰り返して学び、最終的に成功できればいい」ということを言っていますし、大小やジャンル問わず、社員の挑戦、そしてその結果の失敗には非常に寛容です。

たとえば私は入社半年でマネージャーに登用されましたが、それも私自身の「マネジメントに挑戦してみたい」という意思を尊重してくれた結果で、社歴の短さなどは問題になりませんでした。もちろん、マネジメントになることだけが挑戦ではなく、エンジニアとしてスペシャリストを目指す、というのもひとつのチャレンジの形であり、自分より年齢・経験ともに私よりもずっと上だが、マネージャーにはならず、技術力を磨き続けるという選択をしたメンバーもいらっしゃいます。

また、事業の状態にもよるため一概には言えませんが、担当する案件のだいたい50%程度が検証フェーズをいい形で「卒業」し、事業化されたり次の検証フェーズに進んだりしていると思います。逆に言えば、無事にRelicとともにスタートを切った案件のうち、50%程度はテストや検証の段階で終了となってしまうということ。

たとえば私が関わったプロジェクトでも、実証実験やテストリリースを行った結果、思ったように結果が出ず、クローズに向かうという案件もいくつかありました。ただ、そのクライアントから信頼が得られたこと、メンバーのスキルアップにつながったことなどは高く評価されており、プロジェクト自体がクローズになったことが個人やチームの失策として、マイナス評価されることはまずありません。

また、Relicのエンジニアは、例えば0→1のプロジェクトの次は1→10フェーズにアサイン……というように、様々な状態のプロジェクトを担当することができるので、刺激的な毎日を過ごすことができます。

ーそれでは、現在Relicのエンジニア組織、特にフロントエンドエンジニアが今後取り組むべき課題、採用を強化している背景について教えて下さい。

ミドル〜シニアの人材が少なく、社内の若手の育成環境が盤石ではない点に課題を感じています。会社自体が創業から間もないこともありますが、フロントエンドエンジニアという職種そのものがミドルクラス以上の方が業界の需要に対して相対的に少なく、条件にあう候補者の方に出会うのが難しいということも理由のひとつです。

一定の経験を積んだフロントエンドエンジニアには、"小〜中規模案件におけるフロントエンド開発をリードできる技術力"を期待していますが、それ以上に前述の組織課題に対するコミットメントがある方、ジュニアメンバーの育成やチームビルディングの経験がある、または今後取り組んでみたいと思っている方であることを重視しています。Relic全体のカルチャーとして、学習意欲が高く仕事を楽しめる人を採用していますし、自分のわからない点は明文化してから質問することができるなど、ポテンシャルが高い若手メンバーが揃っています。しかし、若手メンバーは技術の面でもプロジェクト進行の面でも、まだサポートが必要な状態です。彼らの成長にも意識を向けながら、日々の仕事を楽しめる人にぜひお会いしたいですね。

エンジニアというのは長時間PCの前に座る仕事ですし、一見すると人と関わらなくてよいと思われがちなのですが、実はみなさんが思っている以上にコミュニケーション力が重要な仕事なのではないか、と思っています。関係者同士で密にコミュニケーションをとってゴールイメージを共通化することが、満足のいくプロダクトを作るために欠かせないので、個人的には、部署の内外や会社を問わず、コミュニケーションをとることを大切にできる方というのも、重視しています。

ー最後に、Relicにフィットする人物像をひとことで!

仕事を楽しみ、事業の成功を楽しめる人。

それがRelicのメンバーに共通するカルチャーですし、仕事に対して前向きで真摯な”Relicらしさ”の根源だとおもいます。

一緒に、事業の成功を祝いましょう。


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