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目指せ、オンとオフの両立!Relicのサービスを支える“SRE”は、子育てにも全力投球中。

Relicでは、エンジニア職、ビジネス職に関わらず、社員の希望によるキャリアチェンジや、ライフステージの変化などによる働き方の調整を歓迎しています。今回の記事では、未経験ながら中途エンジニアとして採用された臺 健太郎(だい・けんたろう)がこれまで歩んできたキャリアに加えて、お子さんとの時間を大切にしながら、上手に働き方コントロールしている姿に迫りました。

未経験から、Relicのサーバーサイドエンジニアに。

ーー臺さんは、とてもユニークなキャリアをお持ちですよね。ファーストキャリアは国家公務員。その後、東京都職員としても働いたとのこと。

はい、新卒から合計10年間、公務員の行政職、ITやエンジニアリングとは無関係の職種に就いて働いてきました。同じく公務員である妻と結婚し、第一子の誕生をきっかけに、前職時代に男性育児休暇を1年取得しています。

実は、子どもが産まれる前は男性である自分が育休を取るなんて夢にも思っていなかったのですが、夫婦ともに両親が遠方に住んでおり、正直なところ妻ひとりでは生活の変化に対応するのが難しく、育休を取得することになりました。幸い、民間のモデルケースにならなければいけないということで、職場でも男性の育児休暇取得は後押しされていましたので、結果的に、子どもが生後1ヶ月の時から、8ヶ月間の育休を取得しました。

やはり、大人が2人いて、赤ちゃんが1人だとかなり生活にはゆとりが生まれます。もちろん夜泣きの対応など体力的には大変でしたが、細切れでも思考の時間が取れたことで、「自分の人生、定年までこのままでいいのだろうか?」と立ち止まって考えることができたのです。

そこで、「このまま公務員を続けるのは自分らしくない!」と一念発起。子どもが生後4ヶ月になるタイミングで、リスキリング的にリモートでプログラミングスクールに入学。家事育児と両立しながら、エンジニアの知識や技術を身に着けました。

様々な資格やスキルの選択肢があるなかでエンジニアを目指したのは、公務員とは正反対の、自分で新しい事業を立ち上げたりするほうが自分に向いているかもしれない。そのためには自分でサービスを作れるスキルがあれば初期投資のコストを抑えられ、有利になるのではないか…そんな考えからでした。

そこで、求人サービス経由で発見したRelicに応募。採用サイトに書いてあった「社員合宿」など、和気あいあいとした会社の雰囲気に惹かれました。将来的に、事業の立ち上げに挑戦したい想いをぶつけたところ、エンジニア未経験ながらも、それまで勉強をしてきた熱意などを認めていただき、採用に至りました。

ーーいま話題の「育休中のリスキリング」ですね。たしかに、臺さんの家庭のように、夫婦ふたりともが長期で育休を取ることが当然の世の中になれば、急に現実味を帯びてくる選択肢です。

もちろん、世間には様々な事情の方がいらっしゃるため、すべてのパパママが同様のことができるとは思いません。

しかし、コロナをきっかけに座学講座がリモート主流になったことなども後押しし、リスキリングのハードルも下がりつつあります。今後、育休をはじめとする長期休暇は、自分のありたい姿を改めて考え、キャリアを再構築するターニングポイントのひとつになるのかもしれませんね。

ーーいまお子さんが4歳(2023年2月時点)ということですから、都職員のなかでもパイオニア的なキャリア観だったのでは?独身、もしくはお子さんが生まれる前から、「将来は子育てや家庭を大切にしたい」と思っていらっしゃったのですか。

実は、若い頃はそんなことは思っていなかったというか、そんなことを思う心の余裕がなかったのです。公務員と聞くと「仕事が楽そう」というイメージがあるかもしれませんが、私の職場ではまったくそうではありませんでした。情報漏えいなどリスクに厳しい分、仕事の持ち帰りは絶対にNG、業務効率化のためのデジタルツールも簡単には導入できない。現場を率いているのは昭和を生き抜いてきた世代…ということで、部署全体がかなりハードワークで、深夜まで残業することもザラでした。

ただ、公の機関ですから民間よりも育産休や時短制度が整うのは早く、職員の中に占める女性やワーキングマザーの比率は高い。するとどうなるでしょうか。ワーキングマザーの方が「子どもが熱を出した」と帰ってしまうと、その分の残務は独身である自分たちに振り分けられます。前述の通り、通常業務だけでも膨大な量があるのに、です。

口先では「お子さん、大変ですね。お大事に」と言いながらも、正直なところ「あの人の子ども、熱出しすぎでは?ひょっとして嘘をついている?」「子持ち職員が部署にいるのは、迷惑だな」とすら思っていました。

それが、自分に子どもが生まれてみて…子どもって本当にすごい頻度で熱を出すんですね!!子どもが保育園から帰宅する夕方から寝かしつけまで、フルタイムで働いた後はノンストップの育児で全く時間が足りないし、土日は数少ない家族の時間が取れるタイミングで、自分(親)の休息時間などゼロに等しい。子育てと仕事の両立は、本当に大変です。

私たちが親になるよりも前の時代の、保育園も入りづらく、仕事は100%出社、食事のテイクアウトやベビーシッター制度も充実していなかった「平成の働くお母さん」には、いまさらながら尊敬の念と、あのとき心無いことを思ってしまいすみませんという気持ちでいっぱいです。

ーーそんな臺さんは、未経験ながらサーバーサイドエンジニアとしてRelicに採用されました。しかし、現在はSREという職種にキャリアチェンジされましたよね。

転職当時、職種の違いもよく分かっていなかった、というのもあるのですが…(笑)バックエンドエンジニアは需要があり、市場価値も高いというスクール講師の言うことを信じて、サーバーサイドをやりたいと言いました。Relic入社後は、希望通りサーバーサイドエンジニアとしての経験を積み、サービスの基盤づくりやインフラの重要さに改めて気づきました。

また、サーバーとインフラの知識があれば、いざ自分で事業をやりたいと思ったときに、最短距離でサービスを立ち上げられる。自分の目標に近づくためにも、インフラ側の経験もしておきたいと考え、SRE(Site Reliability Engineering)にポジションチェンジの希望を出しました。特にサーバーやインフラの知識や経験は、実務を通してしか身につかない側面がありますので、仕事であると同時に、将来のための勉強もさせてもらっている感じです。

一般的に、SREはシステムの管理、問題解決、および運用タスクの自動化などWebサービスの基盤の運用を担うポジションです。デザイン性もあって華やかで、成果が目に見えやすいフロントエンドエンジニアとは違って、アンダーグラウンドなイメージがあるかもしれませんが、サービスの全体像を理解し、それに必要な基盤や機能を用意するという意味では守備範囲も広く、重い責任とやりがいを感じています。

そんな中でもRelicのSREの特徴は、複数のサービスを同時に担当できることにあります。思考の切り替えは大変ですが、私自身の目標は新規事業の立ち上げですので、短期間に同時並行的にいくつものサービスが経験できることはありがたいですね。特に新規事業ですと、少数のメンバーで一気通貫にやり切るため、DevOps領域についてもしっかり手を動かして経験できるのも魅力です。

『メルカリ』『スマートニュース』などのような、巨大なサービスのインフラ運用という経験はまだできないかもしれませんが、Relicにいれば0→1、1→10のフェーズが数多く体験できますので、将来の自分の力になるポジションだと信じています。

エンジニアが、ライフワークバランスを上手に取る方法。

ーー仕事も家庭も熱心に取り組まれている印象ですが、IT業界は仕事が忙しく、ハードワークな印象もあります。

正直、エンジニアと子育ての相性は抜群!とは言い難いというのが個人的な意見です。

ITの技術は日進月歩の世界ですので、毎日の勉強が不可欠で、終業後や土日に自己研鑽的に技術書を読むなど、プライベートタイムに勉強している人も多い業界です。特に自分は未経験入社でしたので、人よりもたくさん勉強しなければなりませんが、前述のとおり、その時間が取りづらい子育て世代は、新しい知識の習得に”没頭”できるエンジニアには、物量の面で到底かなわない。

しかし1日は平等に24時間しかなく、勉強時間の差は埋められない。ではどうするか…というところが重要です。私の場合、その勉強を業務の中でやっていきたいと考えて、新しい技術の勉強ができそうなポジションがあれば積極的に手を挙げることを心がけています。

もちろん、他のメンバーの希望もありますのでポジション決定はチーム内で調整しながらとなりますが、個人個人に希望や目標があることを理解し、最大限事情を汲みながらアサインメントを調整してくれるのも、Relicのいいところだと思います。

また、月並みな意見かもしれませんが、勉強って技術書を読んだり、コードを書いたりすることだけではないですよね。たとえば、mixiが展開し、大成功している『みてね』という家庭内写真共有アプリ。私も両親に子どもの写真を共有するために使っており、超ヘビーユーザーなのですが、あれは自らが子育てをしていなければ絶対に思いつかないサービスです。

過去の同僚であるワーキングマザーへの見方が大きく変わったり、自分の次の世代の働きやすさのことまで考えられるようになるなど、子育てを通じて人間として成長し、いままでと違う目線を獲得しているのも感じます。

ーー臺さん自身が、「子育てする側」になってみて、同僚と“うまくやる”ために意識していることはありますか?

コミュニケーションをとても意識しています!

私はほぼリモート勤務のため、自然とSlack等でのテキストコミュニケーションが多くなるのですが、絶対に「。」で文章を終わらせないように心がけています。

たまにいるんですよね。テキスト上だとすごく怒っているように感じたのに、音声やテレビ会議で直接話したら「全然大丈夫だよ〜!」っていう人。そういった誤解は損なので、「承知しました!」とか「私がやります!」とか、ビックリマークや絵文字、スタンプを活用して、文字上でもポジティブな雰囲気を醸成するように意識しています。

ーー最後に、入社を希望している方に、Relicをおすすめしてください。

Relicは、同僚の年齢も近く、社員同士が助け合う雰囲気があり、子育てを始めとするプライベートな事情にも理解があります。

経営陣にも子育て中の人が多く、リモートワークの積極活用・柔軟なフレックスタイム制度に加えて、上限なしにベビーシッター補助が出る会社など他にないのではないでしょうか。実は、私自身も2023年4月から第二子の誕生に合わせて、再び半年間の育児休暇を取得する予定です。

また、エンジニアが多い会社だからか、誰かが急に休んで業務が止まっても「迷惑をかけた人が悪いのではない、迷惑がかかる仕組みが悪いのだ」と考える人が多い。「彼が休んだから回らない仕事があるなら、そこの手作業を自動化できないか」と、課題解決に真摯に向き合う風土があるのです。

Relicは、子育て以外にも、自己啓発や副業、委員会制度による別部署業務への挑戦など、様々なことに対して臨機応変で、とてもカジュアルに働くことができます。どの職種で入社したとしても、新規事業に対するノウハウがたくさん身につきますので、将来的に0→1、1→10のフェーズで事業に関わることを目指している方には本当におすすめできる環境です!

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