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Red Hatのオープンでフラットな文化の背景には、属性や価値観などにとらわれない、真のダイバーシティがありました。

Red Hatは、オープンソースソフトウェアの成果をエンタープライズ領域に展開する、ソフトウェア・ソリューション・カンパニーです。企業向けLinux製品において圧倒的なシェアを誇るRHEL(Red Hat Enterprise Linux)のほか、仮想化プラットフォーム、クラウド・コンピューティング、ミドルウェア、ストレージなど、多様な製品ラインナップごとに、テクノロジーや開発プロセス、ビジネスに精通したエキスパートが在籍。質の高いソリューション・サービスを提供しています。

今回は、国内外のIT関連企業を経てRed Hatに入社し、マネージャーやスペシャリストとして活躍する3人のメンバーに集まってもらいました。ダイバーシティ&インクルージョンの観点で、オープンでフラットな文化をもつRed Hatの魅力を語ってもらいます。


コンサルタント
Sachiko.K
大手アウトソーシングサービス企業のITエンジニア、外資系IT企業やソフトウェアサービス企業のコンサルタントなどを経て、2020年5月、Red Hatに入社。現在はグローバルプロフェッショナルサービスチーム所属のコンサルタントとして、顧客企業に対し、企業文化構築の側面からマイクロサービスアーキテクチャーの導入を支援している。


セールススペシャリスト
Yuki.K
大手通信会社のネットワークエンジニア、外資系メーカーの通信機器部門のシステムエンジニアを経験し渡欧。北欧を拠点とする通信機器メーカーで、サポートエンジニア、スクラムマスター、セキュリティアナリスト、ブランドアンバサダーなどを経験し帰国。2019年9月から、Red Hatのソリューションスペシャリストとして、通信業界の課題解決をサポートする。


セールスオペレーションズ
Mitsuko.M
大手電機メーカーのセールスを皮切りに、外資系メーカーやソフトウェアベンダーなどで、マーケティングや経営企画、セールスオペレーションの企画業務などを経験。ヘルスケアデータ企業、データアナリティクス企業のマネジメントを経て、2019年12月にRed Hat入社。現在は執行役員 セールスオペレーションズ本部長として営業推進企画に携わっている。


みなさん、どんな仕事に携わっていますか?

Sachiko.K 私はいま、グローバルプロフェッショナルサービスというチームで、お客さまがマイクロサービスアーキテクチャーに適した組織に変わる支援に携わっています。

Yuki.K 私は、ソリューションスペシャリストというポジションで、通信業界のお客さまの中長期的な事業戦略や技術戦略を踏まえ、Red Hat製品を活用した課題解決策の提案をしています。

Mitsuko.M 私はお客さまと直接関わっているふたりとは違い、Red Hatにおけるセールスオペレーションを推進、改善する仕事に携わっています。営業チームがお客さまのニーズをいち早く汲み、効率的でスピーディーな営業活動を展開するための施策立案と具体的なルールづくりなどが主な仕事です。


Red Hatのどこに魅力を感じ、転職しましたか?

Sachiko.K Red Hatには、開発カルチャーや組織論に踏み込んだ支援をする専門のコンサルタント部隊があると知り興味を持ちました。ソフトウェア会社には、たいていの製品の導入支援を担うコンサルタントがいますよね。もちろんRed Hatもそうです。でもRed Hatには、それ以外にもワークショップなどを通じて、オープンソース文化や最新の開発手法をお客さまの組織にインストールする、Open Innovation Labsというチームがあるんです。私の専門はマイクロサービスアーキテクチャーですが、チームにはDevOpsやアジャイルコーチなどが在籍しています。とても多様性に富んだチームです。

Yuk.K お客さまの成功にフォーカスするという意味では、私の仕事も似たところあります。製品を使っていただき、サブスクリプションサービスを提案し、販売するのが営業であるアカウントエグゼクティブだとすると、ソリューションスペシャリストは、製品導入の妨げになる組織課題やビジネス課題に光を当て、解決に導く役割。複雑で込み入った通信業界のビジネスとや通信・インフラ技術を踏まえ、Red Hat製品でお客さまのビジネス課題を解決する。そんな立場に惹かれRed Hatに入りました。

Mitsuko.M 私がRed Hatに入社を決めた理由は2つあります。1つは、従来のRed Hat Enterprise Linux製品事業に加え、需要が拡大するクラウド製品に注力している点、もう1つは、外資系企業には珍しくボトムアップをよしとする企業だったからです。これまで在籍した外資系IT企業の大半はトップダウンで物事が決まる環境でした。トップダウンにはトップダウンのよさがありますが、常にトップの判断が正しいわけではありません。さまざまな意見や異なる価値観をぶつけ合って、合意形成し目標に立ち向かう。これまでにない学びが得られそうだと感じ入社しました。


Red Hatでダイバーシティ&インクルージョンを感じるのはどのようなときですか?

Sachiko.K ストレートなコミュニケーション、オープンであることを大切にするカルチャーですね。家族のために時間を割くことがあたり前だという人が多く、社員が利用するチャット上では、性別に関係なく「今日は子どものお迎えがあるから……」とか「子どもたちの食事どうしてる?」とか、公私の垣根を越えた会話が、ごく普通に交わされるのをよく目にします。介護休暇や育児休暇を取る男性も普通にいますし、直近で育休から帰ってきた方からは、育児を自分ごととして取り組んだ体験談を共有いただいたこともありました。こういうお話は男女問わず参考になりますよね。

Mitsuko.M ヨーロッパに比べたらまだまだでしょうが、確かに子育てに熱心な人や、子を持つ社員をサポートしようという意識を持っている人は多いですよね。

Yuki.K おっしゃるように、私が以前働いていたスウェーデンは日本よりも公的制度が整っているので、男性でも1年は育休を取るのが普通。条件が異なるので単純比較はできませんが、日本のRed Hatでも男性の育休取得は特別なことではありません。

Mitsuko.M そういえばYukiさんは、WLC(ウーマンリーダーシップコミュニティ)の活動を通じて、子どもたちに向けたSTEM教育企画や、女性の活躍や女性を支える男性の取り組みを支援してますよね。

Yuki.K そうなんですよ。私、面接のときに「業務以外のことにもチャレンジしたいです」と話したら「ぜんぜん構いませんよ」と言われたので、暮らしや働き方にまつわる社内コミュニティ活動にも積極的に関わるようになりました。実際、多くのみなさんが関心を持ってくださっていますし、会社も手厚く支援してくれます。本当に個人のやりたいことを否定しないカルチャーなんだなって思いますね。

Sachiko.K もし挑戦してみたいことがあって周囲の協力が必要なら、チャットを通じて投げかけてみれば、賛同してくれる人、手を貸してくれる人が世界中から集まるのがいいですよね。いちいち上司に許可を求める必要もないですから、義理立てして、お伺いを立てたりしたら「なぜわざわざそんなことを聞くの?」って顔をされると思います。

Yuki.K 確かに(笑)。「とりあえずやってみる」「ダメならやり直して、もっといいものにする」って考え方は、オープンソースコミュニティの文化に似ている気がします。筋がいい提案なら多少アラがあったとしても、周囲の手を借りて、あとからブラッシュアップすればいいだけのことですからね。

Mitsuko.M 多様性も感じます。ソフトウェア会社ってなぜか、属性や志向が似通った社員が集まりがちな印象があったのですが、Red Hatは仕事をする上で、性別、国籍を意識する機会はまずありません。とくにコロナ禍になってからは、働く場所すら意識しなくなりました。私のチームも多国籍ですし、海外に住んでいるメンバーもいるほど多様性に満ちています。

Sachiko.K 自分と異なる意見を拒絶せず、聞く耳を持っている人が集まっているから、多様な価値観が共存できるんでしょうね。Red Hatでは、外形的な属性で判断されることがないのはもちろん、たとえ自分よりポジションが上であっても関係なく、誰もがフラットかつオープンに議論できる環境がある。だからこそ多様なんだと思います。

Mitsuko.M 組織階層が厳格なヒエラルキー型の組織だと、直属の上司以外に仕事の相談や新しい企画提案を持ちかけたりしたら一大事です。「なんで自分を通さないんだ」って不機嫌になる人もいる(笑)。でも幸いなことに、Red Hatでそういう人に会ったことはないですね。逆に口添えしてくれたり、サポートに回ってくれたりするくらいです。

Yuki.K むしろ「いいことだから、どんどんやって!」ってなりますよ(笑)。もちろん、自分の持ち場や責任範囲はあります。だからと言って、ジョブディスクリプションや組織、階層、国境に阻まれることはありません。責任を果たした上で周囲にいい影響を与えたら加点評価になるし、やらなかったとしても減点評価にならないのは、働いていて本当に気持ちのいいものです。メンバー同士が職種の壁を越えてオーバーラップしたり、助け合ったりすることが自然にできる人が多いので、何をするにしてもとても助かります。

Mitsuko.M 人とのコミュニケーションにしても業務にしても、決められたことを淡々とこなすというより、臨機応変であることがよしとされますよね。ガチガチのルールで縛られたウォーターフォールというより、試行錯誤を繰り返しながら前進するアジャイル的なアプローチを好む人が多い印象です。

Sachiko.K 確かに、何事に対しても状況や環境の変化に合わせて、形を変えながらゴールに迫る感じがありますね。個人の裁量に委ねながらも、全体として一貫性を保っているのも面白いと感じるところです。

Mitsuko.M 変化しても当初の目的を見失わないのは、おそらくメンバー全員がお客さまの成長や成功に貢献するために、ベストを尽くそうという意識を共有しているからでしょう。みんな自分たちが登るべき山を心得ていて、それぞれが装備やルートは自分で考えて選ぶ。もし天候が悪化したら、計画を見直してさらに山頂を目指す。そんなイメージがあります。

Sachiko.K 個人の判断に委ねられることが多いからと言って、一人で抱え込む必要はありません。知見や経験が豊富な人がたくさん支えてくれますし、その人が誰であれ正しい意見は尊重されるという安心感もあるから、無駄な気遣いや忖度は不要。だからスピーディーに動けるんです。

Yuki.K 私もそう思います。それぞれが自分の考えに沿ったやり方で職務をまっとうできる。それもRed Hatらしいカルチャーだと思いますね。


みなさん、どんな人と働きたいですか?

Yuki.K 私は自分にはない視点を持っている人、これまでの経験に基づいたアイデアや意見がある人と一緒に働きたいですね。多様な価値観や視点に触れることで、お客さまへのアプローチや企画の切り口に幅が出ますから。Red Hatには、多彩なバックグラウンドを受け入れる余地があるので、自分が得意とする分野でお客さまに貢献したい、ここで成し遂げたい何かがある人と働ければと思います。

Sachiko.K 確かに、自分にはない視点に触れると視野が広がります。私も、一緒に働くことで、アウトプットが単純な足し算ではなく、掛け算になるような関係性を築きたいと思います。私は自分が得意とする専門領域だけに留まらず興味の範囲が広い人、自分と価値観が異なる人ともフラットに議論できる人と働けたらうれしいです

Mitsuko.M 社会全般に言えることですが、変化のスピードは留まることを知りません。私たちが向き合うお客さまも、多様で複雑な課題を抱えていらっしゃいます。それだけに、先入観や既成概念に捕らわず、自らはもちろん周囲を変えていくことを恐れない方、成長し続けたい方にRed Hatはとても合っている。私はそういう方とご一緒したいと思います。

Yuki.K 多様性を大事にする会社なので性別は関係ありませんが、日本は他国と比べて、セールス部門にもエンジニア部門にも女性が少ないのは事実。当事者である女性はもちろん、性別に関係なく女性の活躍をサポートしていただける方がもっと増えたらいいなって思います。

Mitsuko.M そうですね。その点についても同感です。Red Hatは属性や志向の多様性だけでなく、専門性の多様性、意見の多様性を大切にしている会社です。自分の意思を貫きたい人やチャレンジしたいことがある人には、とても働きやすい環境なのは間違いありません。私たちマネージャー陣は、取引先のみならず、社員を大切なお客さまという意識で接することが期待されています。しっかりサポートするので、Red Hatでご自身の新しい可能性を見つけてほしいですね。

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オープンソースコミュニティに根ざしたグローバル企業だからこそ可能になる仕事がここにあります。Red Hatは現在、さまざまな職種を募集中です。ぜひ、Red Hatで新たなキャリアを切り拓いてください。

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