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デザイナーマネージャー1年生日記

この記事は Rakuten Rakuma Advent Calendar 2022 の14日目の記事です。

こんにちは、楽天ラクマでUX Strategy Teamのデザイナマネージャーをしておりますyabecomです。
今年7月でマネージャー2年目に入ったこともあり、マネージャー1年生としてどんなことがあったかを書いてみようかなと思います。

【この記事はこんな方におすすめ】

  • マネジメント経験1-3年目の方
  • マネジメント経験を重ねて昔を懐かしみたい方
  • いつかマネジメントをやってみたいという方

🏃やってみたこと

グラフィックレコーディングで視覚伝達

グラフィックレコーディングとは:絵や図を用いて講義、会議などの内容をリアルタイムに図示化していく技術。通称グラレコ

元々楽天社内の課外活動でで「グラフィックレコーディング部」に入っており、複雑な物事をグラレコで図示化することで周りの人が喜んでくれるという体験がありました。

その体験から、自分がマネージャーになったらグラレコを使って組織戦略や制度、勉強会を図示化し誰もが理解しやすい形にして伝えられるようになりたいと思って始めてみました。
公開できる範囲で、描いたものをこちらに紹介します。

miroでキックオフ


UT勉強会


たまに個人チャンネルを回遊して様子を見る

コロナで在宅勤務が始まってからマネージャーになったので、出社時よりみんなの様子をまめに見る必要を感じました。

マイクロマネジメントはしたくないが、なるべく困りごとの芽を見つけられるように...と悩んで、個人チャンネルをたまに回遊してみんなの様子を見させてもらっています。

粘着されてるみたいで気持ち悪いかな…の気持ちと、見えないところで病む人がなるべく出ないように...のせめぎ合いをしつつ、そっと見守る日々をやっています。

スナックやべ

月2程度の定時後1時間、不定期で組織slackの自チャンネルのhuddle機能を使い「スナックやべ」というものを開いています。(最近ちょっとお休みしていて申し訳ない...年明けからまたやりたい)

元々自分がメンバーだった時、マネージャーと1on1するほどじゃないけどちょっと話を聞いてほしい、これ質問しておきたい、という物足りなさがありました。
それを解消するべく、自分のチームのメンバーだけじゃなく誰が来てもいい「スナック」のような場を作ってみることに。

エンジニアやプロデューサー、カスタマーサポート、ビジネスなど幅広い職種の人がゆるっと来てくれ、普段関わりがない人同士が話せる機会にもなって結構良かったんじゃないかなと思っています。

なるべく1on1の後30分空けておく

mtgが詰まってしまうと難しいですが、なるべくなら1on1のあと時間に余裕を見ておくようにしています。
30分では収まらず、もっと話したい/相談しておきたい のグルーブ感を止めないようにしたいなと思っているので...

忙しいだろうから、これは言わないでもいいかも…が後々膨れ上がってしまうことがあるため、なるべくその場で出し切ってもらえることを目指していきたいですね。

✏️学びを得たこと

マネージャーがやるべきこと

  • 担当が決まっていない事は全部マネージャーの仕事
  • いつも機嫌よくい続けるのもマネージャーの仕事

マネージャーの仕事は1on1、目標設定、採用、アサインパズルとたくさんあるけれど、上記2つは特に重要な仕事だなと感じることが多いです。

特に組織で働いていると、「これ誰がやるんだっけ?」とボールが落ちた状態になってしまうことは多々あると思います。

そんな時、一旦全てを引き受けるべきはマネージャーだし、自分が持ちきれないなら誰にどう振るべきなのか判断するのもマネージャーなんだなというのは学びでした。
知識として知ってはいたけど、体感して腹落ちしたというか。

あとはとにかく機嫌よくいること!簡単なようでキャパオーバーになってくるとすごく難しいことなので、無理だと思ったらさっさと帰りましょうが合言葉です。

人に話しかける時、相談か共有か報告かを明らかにして持っていくとありがたい

最初にマネージャーの役割をもらってから、もらうメンションの数も2-3倍になったことに驚きました。

特に「これは私に何を求めているのだろうか…」と悩んでしまうメンションもあり、読解に時間がかかると保存して後ろ回しになってしまうこともあり…(すみません、、)

slackの絵文字機能で相談/共有/報告 などのスタンプを作り、頭につけて構造化した上で発信するようになりました。
自分が後で見返した時も、これはなんだったっけ?が一目瞭然なのでおすすめです。


😭辛かったこと

同じ職種のマネージャーがラクマ組織にいない

ラクマ開発組織の「デザイナマネージャー」は今の所私ひとりだけです。

自分一人の視点だけでは偏りが出る可能性があるので、メンバーに情報をありったけ開示し、みんなで相談して判断を下すやり方にさせてもらっています。
このやり方だと、時間はかかるけれど、納得感があるのが良いところ。

判断するのがマネージャーの仕事なので、最終的な責任や決断は私が取る必要がありますが、過程をみんなで理解しておくのは大事かなと思っています。

答えが出ないお題、抽象的なお題をずっと考え続けておく必要がある

昔ラクマにいたマネージャーが「すぐ結論が出ないことをずっと頭のどこかに置いて考え続けておくこと、それが30代以降の価値」と言っていたのが印象に残っています。

その価値が出せているかどうかはわかりませんが、少なくとも前より抽象的なこと/結論が出ないことを考え続ける時間は増えました。

意外と夕方スーパーにいる時に、悩んでいた仕事のプランBがひょっこり思いついたり。(代わりに納豆を買い忘れたり)

✋まとめ

1年間マネージャーという役割を持たせてもらって、考えることも悩むこともたくさんありましたが、割と自分に向いている役割だと思っています。

人の話を聞いて寄り添ったり、状況をわかりやすく整理したりといったマネージャーに期待される基本的なスキルは一応あるような気がする…(と思っているが足りてない所をぜひ教えてほしいです…)

2年目もまだまだ悩みつつ考えつつ、より良いチームを作っていけるように精進いたします。

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