今回は、大阪第四支社 第一営業所長を務める、津風呂 俊輔(つぶろ しゅんすけ)への取材。
今では営業所長としてメンバーを束ねる津風呂だが、前職ではシステム開発に携わっており営業は未経験。取材中には「ライフプランナーは、自分とは無縁の仕事だと思っていた。」と、語る姿もあった。
津風呂に訪れた人生の転機、決断とは―――。
―――自己紹介をお願いします。
大阪第四支社 第1営業所長 津風呂 俊輔と申します。
2021年3月にプルデンシャル生命に入社し、一年間ライフプランナーを務めた後、2022年4月に営業所長に就任しました。
―――前職での様子を教えてください。
大阪府立大学大学院卒業後、大手クレジットカード会社に新卒で入社し、カード決済のシステム構築を担うシステム開発部やセキュリティに関連するオーソリ管理部などに在籍していました。
社内で一番忙しい部署だったこともあり、業務に追われる毎日でしたが、規模の大きい案件を任せてもらう機会にも恵まれ、やりがいを感じながら仕事に取り組んでいました。
―――続いて、プルデンシャル生命を知ったきっかけを教えてください。
プルデンシャル生命を知ったのは、お客さまとして保険の提案を受けたことがきっかけでした。
大学の後輩であるライフプランナーから保険の話を聞き、商品に魅力を感じそのまま加入しました。ただその時は、プルデンシャル生命に転職するという考えは1ミリもなく、自分とは職種も雰囲気も合わない無縁の仕事だと思っていましたね。
――― “転職”という大きな転機が訪れたきっかけは何だったのでしょうか。
後に私をスカウトしてくれた営業所長との出会いが、大きな転機となりました。
当時私が持っていたライフプランナーのイメージは、“ゴリゴリの営業マン” (笑)
しかし営業所長は、イメージとは正反対の柔和な人柄の方でした。同い年でフィーリングが合いそうだという印象を持ちました。
この出会いをきっかけに、営業所長と色々なお話をする中で「今全力で頑張っていますか?」という質問を受けたことがありました。その時は精力を傾け仕事に取り組んでいたこともあり、当然のことながら「全力で頑張っています。」と答えました。
さらに営業所長は「もし今と同じ立場・仕事で収入が2倍に増えるとしたら、津風呂さんはもっと頑張りますか?」と質問を重ね、私は2つ目の質問に対し「2倍に増えるのであれば、もっと頑張っちゃいますね。」と回答しました。
そんな私の回答に対し、営業所長は「津風呂さんは最初、“全力で頑張っている”とお答えになりましたが、2つ目の質問には“もっと頑張れる”と回答しました。」と言い、最後に「津風呂さんは、本当に今の仕事に全力で取り組めているのでしょうか?」という問いを、私に投げかけました。
まさに「全力を出しきれてない自分がいる」と、気づかされた瞬間でした。
―――営業所長との出会いからどのような心境の変化が訪れたのでしょうか。
営業所長からの問いかけは、転職を考え始めるきっかけにはなりましたが、すぐ転職に至るものではありませんでした。
その理由として、私は“営業”という仕事に対し、目標や利益のために自身が良いと思っていない商品・サービスも提案しなければならない、そんなイメージを強く抱いていたからでした。
前職の時も総合職として入社しましたが、人事担当者の方には「営業だけは絶対にしたくない。営業以外の部署に配属して欲しい。」と伝えたほどでした(笑)
そんな私が営業の道も選択肢の1つだと考え始めたのは、「プルデンシャル生命は、本当に自分が心から良いと思った商品、お客さまにとってお役に立てる商品だけしか販売しない。」と、営業所長が教えてくれた時でした。
もし他の生命保険会社であれば、私は転職しなかったと思います。
保険という商品を通じてお客さまを一生涯サポートし続けられることは、“人のお役に立てる究極の姿”だと感じ、心が大きく揺れ動きました。
最後まで転職するか迷いましたが、営業所長と支社長の人柄・考え方・人間性に惹かれ、お二人のような方々が多く在籍するプルデンシャル生命であれば、どこでも通用する市場価値の高い人間なれるのではないか、と思い転職を決意しました。
―――入社初年度で同年入社(約600名)中、上位の年間業績を残された津風呂さんの原動力は何だったのでしょうか。
当時、私を突き動かした原動力は2つあります。
1つ目は、私の負けず嫌いな性格です(笑)
前述の通り、“目標や利益のためだけの営業“ならばやりたくないと思っていました。しかし、ライフプランナーという選択をしたからには、一人の営業パーソンとして高い業績を維持することも大切です。それが結果的にお客さまのお役に立ち続けることにもつながるのではないでしょうか。そのため、同期の中で絶対1位を獲得すると目標に掲げていました。
もう1つは、両親を社内コンテストの表彰式に連れて行きたいという想いです。
家族仲はとても良いのですが、両親に心配や迷惑をかけてしまったと感じていました。猛反対を押し切ってプルデンシャル生命への転職を決めたこともあり、恩返しをしたい気持ちがあったのです。
表彰式に出席した両親には、会社の規模感や集う方々のレベルの高さにも触れてもらうことができ、「息子は本当の意味で成長できる会社に入った」と思ってくれたようでした。
―――ライフプランナー時代に挫折を味わった経験はありましたか。
負けず嫌いな性格から、入社後は毎日同期ランキングをチェックしていました。しかしいつも5位前後を推移し、なかなか1位になれない日が続くばかり。
ようやく半年ほどたったタイミングで、1位になることができました。
喜びを感じた一方で、今振り返ると調子に乗ってしまったな、と。
その時は、ご紹介や商談など、全てが順調であり、どんどん仕事が降ってくるとも思っていました。
今まで愚直に取り組んでいたことに手を付けなくなり、真摯に取り組む姿勢も薄れてしまったように思います。
当然1ヶ月もしないうちにみるみる業績は下がり、その後もなかなか成績が伸びない時期が続きました。自信も失い、精神的にも本当に辛かったですね。
―――当時はどのようにして乗り越えたのでしょうか。
まず大きく失いかけていた自信を取り戻すことから始めました。
ライフプランナーとして担当になった全てのお客さまに連絡を差し上げ、何かしら貢献できるような情報のご提供、取り組みに邁進しました。
「そんな情報が知りたかった」と感謝のお言葉を頂いたり、「ちょうど相談したいことがあった」と自分を頼ってくださる方がいたり「ありがとう」と言っていただいたり、お客さまの言葉や応援で少しずつ自信を取り戻していくことができたように思います。
時にはご家族やご友人を紹介くださる方もいらっしゃり、徐々に新規のお客さまも増えていくようになりました。
―――決して順風満帆なライフプランナー時代ではなかったのですね。では、ライフプランナーのままキャリアを歩む選択肢もある中で、津風呂さんはなぜ営業所長というマネジメントの道を選択したのでしょうか。
就職活動やプルデンシャル生命への転職の際にも軸になっていた「どこでも通用する市場価値の高い人間なりたい」という想いが根底にあったからですね。
しかし、ライフプランナーになってまだ1年目。
営業所長就任の話を受けるか、非常に迷ったのも事実です。
ただ、『成長』という軸で考えた時、営業所長に挑戦したほうが5年後・10年後にはより成長した自分がいるんじゃないかなと思いました。
営業所長は、メンバーの抱えている課題に対し、1人ひとりに合う解決策を考えていかなければなりません。それは、自分が課題に取り組むよりも何倍も難しいことです。
だからこそ大きな成長を遂げられると感じ、営業所長に挑戦することにしました。
―――では、津風呂さんが感じる営業所長の魅力を教えてください。
ライフプランナー1人ひとりの人生を変える瞬間に立ち会えることではないでしょうか。
メンバーのみんなは、私を信じ、所属していた素晴らしい企業を退職し、新たにライフプランナーという道を選択してくれています。
そんなメンバーの成功に貢献できる仕事は、他にはないのではないでしょうか。
また会社が採用した人材ではなく、自分が採用したメンバーと共に、同じ目線を持ち同じ目標に向かって切磋琢磨しながら仕事ができる。
そんな環境も、やりがいを感じるところですね。
―――チームのメンバーと叶えたい目標・夢はありますか。
営業所を社内でトップレベルに育てることです。
一目置かれるくらいの結果を出して、社内の人たちに営業所のメンバーを自慢したいです。
―――プライベート面で叶えたい夢はありますか。
今は仕事に邁進しているところではありますが、ゆくゆくは家庭を持ち、家族との時間を大切にしたいと考えています。
また将来子どもに恵まれたら、一緒に表彰式に出席したいなと。
表彰式では表彰を受ける社員のお子さんたちがステージ上で役員と握手したり、ハイタッチしたりする姿が見られます。とても微笑ましく、可愛いんです (笑)
ステージ上で役員方とハイタッチする我が子の姿を見てみたいですね。
―――素敵な想いをありがとうございます。最後に、転職を考えている方、この先のキャリアに迷われている方に一言お願いします。
これから先、市場価値の高い人間でないと、生き残れない時代になってきています。
転職を考えている方やキャリアに迷われている方は、これから進もうとしている先が自身の市場価値を高められる環境なのか見極めて頂きたいですね。
またチャンスは、誰に対しても訪れるものだと思います。
ただ、多くのチャンスは予期せぬ時に訪れます。どんなタイミングであっても、掴むことができれば成功者への一歩となるのではないでしょうか。
私が最初にプルデンシャル生命に声をかけられたのは、前職で重要な仕事を任されるようになり、自身の責任のもと仕事を推進できるようになったばかりの頃でした。また営業所長就任の話があった時も、まさにライフプランナーとして軌道に乗ってきた時。
どちらも本当に悩み、考えましたが、その時一歩を踏み出せたことが、人生を大きく変える転機になりました。
あとはその選択が正しかったと思えるよう、日々努力するだけです。
現在も自分の選択が成功だったと証明できるよう、今まさに奮闘中です。
転職やキャリアについて悩んでいる方もチャンスを掴み一歩踏み出すことができた際には、自分の選択が正解だったと思えるような人生にして頂きたいですね。