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ライフプランナーという仕事を選んだ理由(千代田第八支社・清水洋)

ーー 一度は断ったオファー。心境に変化が訪れたときに電話が鳴った。


 「もうここへ来ることはないだろう」。プルデンシャル生命の支社を後にするとき清水はそう思った。初めて声をかけられた2010年当時を本人は振り返る。

 「プルデンシャル生命の採用面接はとても面白かったです。率直にいい会社だなと思いましたし。でも自分の仕事の幅が狭まってしまうという感覚があって面接は辞退しました」

 さまざまな金融商品を駆使して顧客の資産運用や相続対策などのマネープランニングを行う。清水は大学を卒業して入った銀行のファイナンシャルコンサルタントという仕事が大好きだった。

 「お客さまとじっくり話し合ってマネープランを作り、信頼していただけるのがやりがいでした。外回りの営業をしている間は束縛もなく自由に動けますし、順調に昇進もして満足していました」

 営業成績で周囲の3倍ほどの結果を出していた清水。もともとお金に関してコンプレックスがあったからこそ金融業界を選んだと言う。

「3人兄妹がそろって学費に奨学金を使ったくらいですので、実家は決して経済的にゆとりがある方ではありませんでした。それが影響してか大学では金融を学び、就職先に銀行を選びました。銀行では個人部門
を4年経験し、法人部門に移ってからは融資や事業承継なども手がけました」

 そんな清水に気持ちの変化が起きた。それは他でもない自分の父の会社が苦境に陥っていると知った時のことだ。

 「銀行勤めですので状況を理解するのに時間はかかりませんでした。何か起これば、両親がこれまでどおりの生活をできなくなる可能性さえあると思いました。自分が銀行員として充実した日々を送れるようになったのは両親のおかげです。そんな両親が困っている時だからこそ、何か親孝行をできないものかと悩みました」



ーー プルデンシャル生命の営業所長から再び連絡があったのはそんな時だった。顧客に集中できる環境で自分の力、自分のやり方で勝負できる。

改めてライフプランナーという職業と向き合った清水は、自分の中に「今ならば」と思う気持ちが芽生えていることに気付いた。

 「ファイナンシャルコンサルタントの仕事を通して、生命保険はまだ遅れている分野だなと感じるようになっていました。『業界を変革する』というプルデンシャル生命の姿勢により共鳴するようになっていたんです」

 顧客の担当換えがないということも大きかった。

「銀行では、異動によって信頼してくださっていたお客さまと離れてしまうことが残念でした。きちんとしたプランを提供していたからこそなおさらです。お客さまに対して逃げも隠れもするつもりはありません。ですから胸を張って『一生涯の担当』といえる仕事が魅力的に映りました」

 成果に見合った報酬を手にすることができ、両親の支えになれることが決め手だった。

「どうして大手銀行の安定を…」と心配する母に多くを語らず清水は入社を決めた。

 入社1年目に苦労する新人が少なくない中、清水は初年度から営業成績で上位3%に入り、その後もトップクラスの成績を残し続けている。

「最初は自信と不安がどちらもありました。でもお客さまが喜ぶことをして信頼を得ればいずれ結果となって現れる、という点は銀行時代の営業スタイルに通じるところがあります。しかも会社の体制はよりお客さまに対して集中できる環境だと言えます。ライフプランナーになって自分の中で大きく変わったのは生命保険に対する価値観です。金融商品としての側面だけでなく、万一のときにお客さまの家族を守るという大切な保障であることを強く意識するようになりました」

 小学校からバスケットボール一筋の人生を送り、実業団でも活躍した清水。ビジネスの世界で
も夢はできるだけ大きく描く性分だ。

「銀行に入ったときには『頭取になります』と宣言して、研修の講師から常識がないと大目玉を食らいました(笑)。本気だったんですけどね。今の夢は100万部売れるビジネス本を出版することと、地元さいたま市にプロのバスケットボールチームを誕生させることです。

ライフプランナーは自分の力、自分のやり方で勝負ができる『一人社長』のようなもの。人生一度きりですから男として勝負して、夢に対して悔いを残さないようにするにはぴったりの仕事です」



●清水 洋(千代田第八支社) 

2013年10月 プルデンシャル生命入社(前職 メガバンク)


※本インタビューは、2020年12月時点の情報です。

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