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「共感」で家庭と仕事の両立を実現するリーダー: Empath Accounting Manager 中西 美鈴さんインタビュー
右隣に社長が座ると翌日右目が結膜炎になります。千葉です。今回のEmpathメンバーは、経理業務をメインとして様々なバックオフィスの業務に携わっているAccounting Managerの中西 美鈴(なかにし みすず)さんです。中西さんは二児の母で、Empath初のママさんメンバー。入社してわずか3ヶ月で、Accountingチームでのリーダシップを取り、経理や勤怠の新しいシステムを導入、子連れ出社を実践するなど、Empathメンバーがより働きやすい環境構築に力を入れています。そんな挑戦心に溢れる中西さんに、下記の内容についてお話いただきました。
<目次>
1.外資系ITベンチャーでのバック・オフィスでの業務を経て、スタートアップをM&Aに導いた経験
2.大学の社会人履修プログラムで描いた、家庭と仕事の両立を実現する自分らしいリーダー像
3.自身が理想とするリーダーとしての力を発揮できると実感し、Empathに入社
4.家庭と仕事の両立を実現、子連れ出社で「会社」に変革をもたらす
5.Accounting Managerとして実践する日々の業務内容
6.Empathのメンバー1人ひとりに「共感」、働きやすい環境づくりへの取組
7.あとがき
1. 外資系ITベンチャーでのバック・オフィスでの業務を経て、スタートアップをM&Aに導いた経験
-中西さん、インタビューへの協力ありがとうございます!まずは中西さんのこれまでの経歴を教えてください。
新卒では、百貨店に総合職として入社しました。私が新卒で就職活動をしていた時期はいわゆる就職氷河期でして。またその当時は、女性が総合職として就職するケースも少ない状況でした。そんな中で私自身、人と関わってコミュニケーションをとっていくことが好きであったこと、また、男女が平等に働ける環境に身を置きたいと考えていたところ、百貨店とご縁があり、新卒として入社しました。入社後は様々な売り場で経験を積み、最終的に業務推進部という部署で総務や労務の仕事に携わるようになって。その中で、社員の人たちが安心して仕事ができる環境を作りに携わる楽しさを感じるようになったのです。この経験から、よりバックオフィス業務のスペシャリストとして力をつけていきたいと考えるようになり、外資系ITベンチャー企業に転職して11年間勤務しました。その間、結婚や出産を経て家庭と両立させながら仕事をしていましたが、育休明けの仕事復帰、子連れ出社が難しいなど、子育てをしながら働くことが徐々に難しくなってしまい、外資系ITベンチャーが日本撤退となったタイミングで家庭に集中しようと考えるようになりました。そんな時に、前職のファッション・テック・スタートアップから声がかかり、週に一回のお手伝いのはずが自分がハマってしまって(笑)。0からチームを立ち上げるところから、M&Aの取りまとめをするまで携わり、経理、総務、労務に加えて採用、人事、バックオフィスの責任者として一通り経験させてもらいました。
2. 大学の社会人履修プログラムで描いた、家庭と仕事の両立を実現する自分らしいリーダー像
-なるほど!前職でもとても充実した環境で働いていた中、転職を考えたきっかけは何だったんですか?
そうですね。これまで様々な経験をさせてもらってはいるのですが、とにかくスタートアップ でがむしゃらに突き進んで来たことで、自分自身の成長度合いが感じられなくなったことが大きかったです。あとは、どうすれば家族も、自分も、会社の人たちとの関係性も大切にしてバランスを取りながら働けるのだろうと悩むことが多くなってしまって。。前例がない中でどのようにその環境を作り出すのか、自信が持てない時期もありました。そういった状況を打破すべく、リーダーとして必要なことを体系的に学ぶことができる大学の履修プログラムを見つけ、会社に勤めながら半年間通いました。そこで経営について学び、他の履修者との意見交換をすることで、自分が理想とするリーダー像などが徐々に明確になってきたのです。今までは「リーダー」として先陣を切って引っ張っていく存在でないといけないと「リーダー」に対する理想のイメージにとらわれていました。でも実際に履修プログラムで自分の考えを発信していく中で、私はチームメンバーと足並みを揃えてお互いに「共感」して双方が高め合える環境を作るリーダーでありたいと考えるようになりました。このように、自分が納得できる答えを出せたことで、新たな環境で挑戦してみたいという気持ちが湧くようになりました。
(大学の社会人履修プログラム「女性のためのスマートキャリアプログラム」修了を経て、新たな環境へ)
3. 自身が理想とするリーダーとしての力を発揮できると実感し、Empathに入社
-中西さん自身が納得する答えが出せたのは大きな自信になりますよね。「共感」という言葉は、Empathもミッションとして掲げているので嬉しいです。ちなみにEmpathを選んだ理由、決め手は何でしたか?
前職のファッション・テック・スタートアップでは、「テクノロジーでアパレル業界を変革する」というミッションを掲げていて、テクノロジーが世の中を変えていくすごさを実感していました。なので、IT業界で、プロダクトやサービスがこれからの時代にフィットするような面白そうなところに行ってみたいという気持ちがありました。あとは、経営者陣との距離が近く自分が理想とするリーダーシップを発揮でき、家庭と仕事との両立は絶対に外せない軸として決めていました。そんな中、Empathを紹介いただく機会があり、「感情解析」や「共感」という言葉を聞いて直感的に惹かれました。実際に面接を進めていく中で、Empathの感情解析のテクノロジーを嘘発見器などに使うのではなく、ヘルスケアや人と人の間に入ることで、コミュニケーションをよりよくするために事業を推進していることに、私自身とても共感しました。面談の際に入社後一緒に働くメンバーとコミュニケーションが取れたことも心強かったです。
4. 家庭と仕事の両立を実現、子連れ出社で「会社」に変革をもたらす
-テクノロジーと人のあたたかさの部分でEmpathへの入社を決めてもらえたのは嬉しいです。さて、中西さんが入社して半年が経ちましたが、入社前とくらべてEmpathに対する印象の変化はありましたか?
入社前は、面接でも、メンバー1人ひとりがしっかりとしているなと思いましたし、入社後もそこは変わっていません。あえていうとしたら、意外と手堅いというかスタートアップなのにしっかりとしている印象ですかね。
とはいえ、自分自身も落ち着いた雰囲気の中、果敢に挑戦ができるスタートアップで働きたいと考えていたのでそこはむしろ安心をしています(笑)。ただ、スタートアップなのでガチガチにルールを固めず、最低限のルール設定をすることで、より1人ひとりが働きやすい環境を作れるのではと感じるところがあります。なので、自分自身がどの業務においても今までの当たり前を疑い、固定観念にとらわれないEmpathらしい取り組みに少しでも貢献していきたいと考えています!
5. Accounting Managerとして実践する日々の業務内容
-Empathメンバーは1人ひとり自立していて、真剣に物事に向き合う人が多いからこそ、時に堅い雰囲気になることもありますよね。そこは中西さんならではの柔らかな優しい雰囲気で徐々に変化していると個人的に感じています。そんなEmpathで、実際に中西さんが携わっている業務の内容について教えてください。
担当は経理業務がメインです。具体的には会計ソフトの入力確認、財務諸表の作成とチェック、資金繰り表の作成、予実管理、コスト試算などを主に行っています。 CFOや他の役員が適宜声をかけてくれ、実務上のアドバイスや、経営上で抑えておくべきポイントなどを教えてもらえるので、日々勉強になっています。同じ管理部門のスタッフとは、私の時間が限られていることもあり、打ち合わせを小まめに行うように心がけています。タスク管理ももちろんですが、今までルール化されておらず属人的になっていた業務を整備していくことや、社内全体の働きやすさについて意見交換することに時間を使っています。入社して半年経ちましたが、経理という業務領域にとらわれずに仕事ができていて、非常にやりがいのある毎日です。
(経理業務に留まらず、社員の働きやすさを考えた職場の環境づくりにも積極的に取り組んでいる。)
6. Empathのメンバー1人ひとりに「共感」、働きやすい環境づくりへの取組
-メインの経理業務に制限せず、幅広い業務に挑戦する姿勢にとても刺激を受けます!最後に、中西さんが目指す理想的な働き方や目標を教えてください。
そうですね。これからの時代は、それぞれのライフスタイルに合った働き方を実践できることが必要となってくると思います。男性も女性も育児や介護など、みんなが通る道は増えていくと思うので、各メンバーがお互いの状況を理解し、思いやりを持って家庭も仕事も両立できるようサポートできたら理想だと考えています。スタートアップは1人ひとりの裁量が多く、両立が難しくなる場合もありますが、そこを諦めずに取り組みたいです。
実際に私もリモートの制度を使ったり、子連れ出社を実践したりすることで、家庭と仕事の両立を早速実践させてもらっています。子どもたちもEmpathメンバーと話せて、楽しんでいるようです。メンバーみんなが状況を理解してくれ、子どもたちを気にかけてくれるのでとても助かっています。小さい時期から大人と関われる環境があることは子どもたちにとってとてもいい刺激だと感じています。
柔軟であればあるほど、組織に人が増えて来ますし、各メンバーが色んな生き方ができるようになると信じています。私自身も色々な働き方を実践しながら、Empathのメンバーや家族にとってよりよい生き方ができるきっかけを作っていきたいと考えています!
(Empathメンバーと楽しんでいる中西さんのお子さんたち。海外メンバーと英語で話すことにも挑戦している。)
7. あとがき
家庭と仕事を両立させ、新しいことに果敢に挑戦している中西さんの姿がとても励みになり、いつも勇気をもらっています。中西さんがEmpathに入社し、子連れ出社を実践しはじめてから、Empathのお客様からも「とても良い取り組みだね!」とお褒めの言葉をいただくことが多くなりました。また昨年子どもが生まれた男性メンバーも、中西さんに子育てのアドバイスを求めるなど、メンバー同士がプライベートに関しても相談しやすい雰囲気が生まれています。
中西さんのお子さんたちは、Empathのオフィスに遊びに来て社内懇親会の準備などちょっとしたお手伝いをしてくれています。Empathメンバーと会うことを楽しみにしているようで、学校で「おかあさんの会社」というテーマで作文を書いてくれるという嬉しい出来事も起こっています。これにはEmpathメンバー全員の顔がゆるみ、忘れかけていたあたたかい気持ちを思い出させてくれました。お子さんたちが大きくなる頃に、「おかあさんの会社」のような会社が世の中のスタンダートになるといいなと心底思った出来事でした。
(中西さんのお子さんが書いた作文。Empath社で開催された新年会での餃子パーティーについて作文に書いてくれた。)
中西さんのインタビューを通して、Empathがこれからより大きく成長する段階にあるからこそ、Empathが持つ「共感」を大切にする文化をみんなで根付かせて行きたいと思いました。年齢を重ねていく毎に見える景色も変わるからこそ、その景色に合わせたベストな選択を後押しできる人になれるようにみんなで成長していきたいものです。
Empathでは一人ひとりが働きやすい環境をみんなで作っています。スタートアップやITに興味はあるけれど、なかなかハードルが高いイメージで一歩踏み出せない…という方もざっくばらんにお話できると嬉しいので、一度オフィスに遊びに来てみませんか?