Plott(プロット)は、IPコンテンツの企画から制作、ビジネス展開までを一気通貫で手掛けるスタートアップです。
『混血のカレコレ』『全力回避フラグちゃん!』はチャンネル登録者数200万人を突破。『テイコウペンギン』は2022年にテレビアニメ化され、『私立パラの丸高校』はKADOKAWAグループ運営の「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門にてU-NEXT賞を受賞しました。
YouTubeの累計チャンネル登録者数は1,000万人、月間再生回数5億回を突破しました。また、webtoon(※)事業にも参入し、新作webtoon『小さな皇子を拾ったら溺愛されました』LINEマンガ新着カテゴリ(総合)第1位を獲得。様々なジャンルで次世代ヒットIPの創出に取り組んでいます。
※webtoonは、NAVER WEBTOON Ltd.の登録商標です。
そんなPlottでは、事業成長にあわせて組織も拡大しており、新しい仲間を積極採用中です。今回はIP展開事業部ゲームラインでPlottのゲーム事業(Plott Games)をリードするいたみん(伊丹勇人)にインタビュー。
立ち上げ間もないゲーム事業をどのように成長させていくのか。入社のきっかけやPlottがリリースするゲームの可能性について話を伺いました。
IP展開事業部 ゲームライン マネージャー
伊丹勇人(いたみ・はやと)
社内ニックネーム:いたみん
学生時代にデジタルコンテンツを幅広く学んだ後、新卒でエンタメ業界へ。YouTubeアニメのシナリオ制作やプロデュースを経験後、VTuberプロダクションに転職。担当プロジェクトで数億円規模の売上を達成するなど実績を残す。2024年4月Plottに参画し、ゲーム事業責任者に就任。プロデューサーとしてゲームの運用や新規立ち上げに従事する。
営業から制作、運用まで。エンタメ事業で挑戦し続けたキャリア
── まず、いたみんさんのキャリアについて教えてください。
デジタルハリウッド大学で、Webデザインや3DCGなどデジタルコンテンツについて学びました。卒業後は、Webディレクターになるのだろうと漠然と思っていました。
そんななか、大学4年のときに参加したインターンをきっかけにエンタメ業界に興味を持つようになって。実はインターン先の社長が、現Plottの取締役の山田だったんです。
インターンでYouTubeアニメのシナリオ作成に携わるうちに、エンタメ事業に魅了され、新卒でそのまま入社しました。
── 新卒でどんな仕事を経験しましたか?
エンタメ事業における営業から制作、運用まで幅広く経験させていただきました。
はじめの1年間は、YouTubeアニメのシナリオ作成や運用を担当しました。
その後、自社IPだけでなく、他社との協業でIPを運用する事業が立ち上がって。その営業サポートも兼任することになりました。
当時は社員15人ほどのスタートアップで、社長の山田が自ら営業をしていたので、私も資料作成や営業同行をすることになったんです。
成約後にはそのままプロデューサーとして、協業先とのYouTubeチャンネルの運用を任されることもありました。
── その後、キャリアが変化したきっかけは何でしたか?
当時いた会社とPlottの経営統合が決まり、その後のキャリアを考えるなか「エンタメ業界をもっと幅広く見たい」と思うようになって。
YouTubeアニメにコミットしていたので、他のエンタメ事業を経験することでスキルアップできると考えました。
当時、VTuberに注目していたこともあり、VTuberプロダクションの運営企業に転職しました。
── 転職先では、どんなプロジェクトに携わりましたか?
VTuberグループのホラー企画プロジェクトで、全体統括を担当しました。決められた予算や時間のなかで、プロジェクトの成果を最大化する役割です。
具体的には、ホラーゲームの企画から、IPを活用した漫画動画やグッズの制作、イベント運営まで業務は多岐にわたりました。
また、ホラー企画と並行して夏の3Dライブプロジェクトも2年間担当しました。
特に2年目は、1年かけて企画や予算計画を練り込み、多くの方に楽しんでいただくなど、大きな達成感を味わえました。
「良いコンテンツには支えとなるビジネスが不可欠」Plott入社の決め手
── その後、Plottに転職したきっかけを教えてください。
新卒時代にさまざまな経験を積ませてもらった山田から、Plottへの誘いを何回か受けていて。
当時は目の前のプロジェクトに夢中で取り組んでいましたが、2年目の夏企画が落ち着いた頃に山田から再び連絡をもらい、話を聞きました。
前職では組織が拡大し、入社当初のベンチャー感が薄れていたんです。
もちろん会社の成長は喜ばしい一方、個人的には成長過程の環境で、事業を伸ばすほうが自分に合っている、と次のキャリアを考えていたところでした。
山田やPlottのメンバーからIP事業に対する壮大な目標や熱い想いを聞き、私ももう一度ゼロからチャレンジしたくなりました。
── 壮大な目標を持つエンタメ企業は多いですが、なぜPlottを選んだのでしょう?
大きく3つの理由があります。1つ目は、PlottのIPに魅力を感じたからです。前職時代からPlottのIPの成長力やクリエイティブの質の高さは、ベンチマークとして分析していました。
加えて、IPを活用したゲーム事業を立ち上げるタイミングで、前職での経験が役立つと思いました。
2つ目は、Plottで働く「人」に惹かれたからです。Plottには「IPの力で世の中にインパクトを与えたい」という強い意志を持つ人たちがそろっていると、山田やメンバーの話から伝わってきました。
3つ目は、Plottの魅力的なIPをビジネスの力で支えたいと考えたからです。良いコンテンツをつくるにはビジネス要素が不可欠です。
だからこそ、前職の経験を活かせば、PlottのIPを世界に届けられると思い、入社を決意しました。
「ゲームの収益をIPの成長に投資」プロデューサーの使命
── 現在の業務について教えてください。
ゲーム事業のプロデューサーとして、既存ゲームの運用と新規ゲームの立ち上げを担当しています。
ミッションとしては、ゲームをヒットさせてIPの収益やファンの増加に貢献することです。そのためには、ゲーム単体でも魅力的なものをつくることが重要だと考えています。
例えばグッズはIPのファンの方が購入するものですが、ゲームは面白ければファン以外の方にも遊んでもらえますからね。
── 世界のゲーム市場のトレンドもふまえ、Plottのゲームの可能性をどう考えていますか?
ゲームにもさまざまな分野がありますが、近年人気のソーシャルゲームでは、日本の作品は厳しい状況にあると思います。
一方、Plottは、現在世界的に市場が成長している「ハイブリッドカジュアルゲーム」の分野に注力しています。この分野では、日本のIPを活用すれば、世界市場でまだまだ戦えると考えています。
実際に世界規模でハイブリッドカジュアルゲームを展開している日本企業もあるので、まずはハイブリッドカジュアルゲームの分野をリードする存在になることを目指しています。
また、Plottの最大の強みは多くのファンがいるIPをもとにゲームを制作できることです。
リリース前からユーザー数をある程度見通せることは、ゲーム制作において大きな強みとなります。
3年かけて開発しても、リリースからわずか数カ月で失速してしまう作品もありますからね。
── Plottのゲーム事業では、どんなやりがいを感じられますか?
入社間もないメンバーのアイデアも形になりやすく、ユーザーの声も聞きやすいことは、やりがいにつながると思います。
Plottには「まずやってみよう」とチャレンジを尊重するカルチャーがあるんです。
もちろんプレッシャーも感じますが、それ以上に成長や改善を繰り返していけることは、Plottならではのやりがいです。
「時代に名を残すコンテンツ」を全員でつくる会社
── チームの雰囲気はいかがですか?
ゲームラインは私を含めて3名で、ゲーム業界未経験者から筋金入りのゲーマーまで、個性豊かなメンバーがいます。
フラットに意見交換できる雰囲気で、コミュニケーションも活発です。
面白かったゲームや開発のヒントになりそうな情報も、日々共有し合っています。
Plott全体では、エンタメへの感度が高く、常に新しいものを取り入れる姿勢の人が多い印象です。
漫画やアニメ、K-POPなど、さまざまな推し活をしているメンバーがいるので、未知の世界にも触れられます。
実際にK-POP好きのメンバーに誘ってもらい、K-POPアイドルのファンミーティングに参加したこともありました(笑)。
── 今後どんな人をチームに迎えたいですか?
Plottは成長過程の企業です。だからこそ、自ら考えて行動する人や、成長意欲のある人に入社してほしいと思います。
会社のログラインに「時代に灯を」とある通り、時代に名を刻むコンテンツをつくることをメンバー全員が目指している環境です。
社会全体にインパクトを与える大ヒット作品をつくりたい方には、ぴったりだと思います。
特にゲーム事業部は、社内で最も若く、これから拡大を目指す組織です。一人ひとりの裁量も大きく、自分の仕事が事業成長に直結するやりがいもあります。
私自身も勉強の毎日ですが、挑戦を楽しめる方と一緒に働けたら嬉しいです。
── ゲームラインの今後のビジョンを教えてください。
直近の目標は新作ゲームをヒットさせ、ゲーム事業をPlottの柱の1つにすることです。ゲーム事業が成長すれば新規IPへの投資が増えて、企業全体で好循環をつくれます。
将来的には、他社との協業プロジェクトや海外展開にもチャレンジしたいです。
私自身、Plottをさらに大きな組織に成長させたい想いがあり、本気で有言実行したいと考えています。
── 最後に、Plottに興味を持つ人に向けてメッセージをお願いします。
Plottのゲームラインは、自社IPとの掛け合わせにより、業界最前線のチームになれると信じています。
偉業を成し遂げようと挑戦する人が歓迎される環境なので、ぜひ一緒に大ヒット作品をつくりましょう!