playground 採用ページ
エンタメDXプラットフォーム「MOALA」の提供を通じて、スポーツ・エンタメ業界のDXを推進する、総合エンターテックplayground株式会社の採用ページです。
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今回は長期育休から帰ってきた河野さんと代表・伊藤さんにお話を伺いました。playgroundの創業から代表と共に突っ走ってきた河野さんがなぜ長期育休を取得したのか。その背景を深掘りすると、playgroundが掲げる「文化祭のように熱く働こう」という働き方への解像度がぐっと上がりました。
文:大谷友香 (インターン)
営業チームのマネージャーです。
主にチケット発券クラウド「MOALA Ticket」をご利用いただくチケットエージェンシー様との提携協議や提携いただいた会社様との協業の促進を担当しています。弊社は現在、チケットぴあ様をはじめ、30以上のチケットエージェンシー様と提携いただいているんですが、その大部分を担当してきました。あとは、育休直前は新規プロダクトのPdM、パートナー企業様向けのガイドページ作りなどもやってました。
(大谷)__30以上の提携契約を担当してきたってすごい実績ですね。。。playgroundの基礎を作り上げてきた方なんだな、と改めて実感します。。。
前職はいわゆる「メガベンチャー」で、刺激的で、いろいろなことを学ばせてもらいました。1案件で数千万~数億円するようなシステムを大手企業向けに営業していて、そこそこ評価もいただいて、すごいやりがいもありました。ただ30歳を前に「この業界もこの会社も、僕がいなくてもきっと大きくなるんだろうな」「30歳を超えるまでこの会社にいたら、凄い数の選択肢を失う事になりそうだな」と、漠然と思って。そんな時に、学生時代の知り合いだった伊藤さん(現:playground代表)に誘ってもらって、「まぁ何かよくわからないけど、せっかくだから入れてもらおうかな」という軽~~い気持ちで伊藤さんが前に経営していた会社に入社しました。その後、playground を創業することになったのでそのまま入社(?)しました。
(大谷)__河野さんはplaygroundの創業時からのメンバーだったんですね!そんな創業時から中核メンバーとして会社を支えてきた”いなきゃヤバい”はずの河野さんがなぜ長期の育休を取得できたのか、経緯を教えてもらいましょう。
一つは単純に奥さん1人じゃ大変だろうな、と思ったからです。1人目の子(娘)もまだ1歳で、歩くようにはなったけど、まだまだフニャフニャなので。あとは、ぼくは会社設立と丁度おなじくらいのタイミングで結婚したんですけど、仕事に打ち込み過ぎて、新婚旅行も行ってないし、1人目が生まれた時はコロナが始まった時期で、これまた会社が忙しく、満足のいくような子どもや奥さんとのかかわり方ができなくて。だから、2人目の時はちゃんとがっつりと子育てしたいと思ったんですよね。
(大谷)__育児だけではなく、家族との時間をちゃんと作ろうとするなんて素敵です!
「どうしようかなぁ」「なんて相談しようかなぁ」って思ってたんですよ。そしたら1on1*の時に伊藤さんから「3か月くらい育休とる?」って言ってもらって、「え、いいんですか?」って。
*1on1...弊社では目標のすり合わせや悩み相談などを行うため、マネージャーとの面談を隔週で行うルールとなっています。
(大谷)__逆に伊藤さんから提案されていたんですね!普段からちゃんと見てくれているんですね。
(写真)上から生後0ヶ月、20ヶ月、426ヶ月。
そうなんです。
いまplaygroundはとてもやりがいのある状況が続いていて。ぼく自身も、去年の年末時点で、誰もが名前を知っているような企業様とのアライアンスプロジェクトを、いくつか併行して推進していました。スタートアップあるあるなのかもしれませんが「社運をかけたプロジェクト多すぎだろw」みたいな。それで、そのうちで今後のplaygroundの成否に特に大きく影響がある3案件を、育休に入るまでにクロージングすること。これが伊藤さんとの約束でした。たぶん、クロージングしなくても育休は取らせてくれたと思うんですが、それじゃ示しがつかないので「絶対達成しないと」と思って。最終的にはお客さんにも「僕、年明けから育休入るんで、年内に決着させてください」なんて言って、お客さんもそれで応援してくれたりして、無事、伊藤さんとの約束を果たしてから育休に臨むことができました。ほんと、感謝です。
(大谷)__普段から責任を果たしてきた河野さんだからこそ、伊藤さんはもちろんお客様も応援してくれたんでしょうね!素敵な関係性です!
続いて、育休中の河野さんの生活を覗いていきましょう!
(大谷)__かなり充実した日々を過ごされていますね!わたしも将来、子供が生まれたらこんな生活をしてみたいです!!
(写真)家族4人でお出かけ。
娘と息子の小さな成長を毎日見られたことはとっても幸せで、一生忘れることのないであろう特別な時間でした。また、育休中は家事は全部僕が担当させてもらってたのですが、育児をしながら仕事、家事はとっても大変なんだなぁと実感できました。妻や両親へ改めて心から感謝ですね。家事については、奥さんの生活の知恵を発見することが多かったです。料理をしていると、「あ、奥さんこんな便利グッズ使ってたんだ」とか「きざみ葱を冷凍してジップロックされてて便利だな」とか「この収納方法すごくいいな」みたいな。それを奥さんに伝えたら「そう!そういうのってわざわざ言わないけど、知ってもらえて嬉しい!」とw。僕自身も知れてよかったです。夫婦の会話の幅が広がりました。また、人生や自分について色々とゆっくり考えるいい時間にもなりました。
(大谷)__家族との時間だけでなく、自分自身と向き合う時間も作ることができたんですね。
育休中のわずか3ヶ月の間で生まれたての息子の体重が2倍以上になって、人ってすごいなぁって思いました。娘も息子も、昨日できなかったことが今日急にできるようになる、ってことが、本当に毎日のようにあるんですよね。それをリアルタイムに家族で喜べるのは、とっても幸せでした。1歳の娘が0歳の息子のおむつ替えを一生懸命していたこともすごく嬉しかったです。
また、娘との公園デートが本当に毎回楽しかったです。滑り台や砂場遊びで大はしゃぎしたり、木の枝を折るだけの遊びを延々とやったり、テントウムシを追いかけたり、豚とヤギを1時間以上見ていたり。おもちゃや家具なんかをたくさん作っていて、特におもちゃは15個ほど作ったのですが、その一つ一つに娘が反応してくれることも嬉しかったですね。つくったおもちゃがハマっても、ハマらなくても、楽しかったです。そして、実は細々とyoutubeをやっていて、毎日投稿していたら登録者数が4倍に増えました(元が少ないですがw)。育児・家事以外では、奥さん側の姪っ子2人(中高生)に「結婚するならたかちゃんみたいな人がいい」といわれたことですかね笑。
(大谷)__微笑ましいエピソードばかりで自然と笑顔になってしまいました!笑。河野さんが奥さんやお子さんだけでなく姪っ子さんにもモテモテなのは納得です!!
この記事で使用した写真はほんの一部で、育休期間に撮った写真は1769枚、動画は1040本...。
びっくりするくらいあっという間に育休前の感じに戻った、という感覚です。
はい。育休から復帰する前にチームや伊藤さんに相談して、16:00に一度あがらせてもらって、家のことをして、20:00からリモートで仕事再開をする、という形で働かせてもらっています。最初は僕自身心配していたんですが、メリハリが出て逆に効率が上がった気がします。また、今まで16時とかにやっていた打ち合わせを20時以降に入れさせてもらったり、色々と協力してもらうことでチーム内の連携も問題なく取れるようになっています。
(大谷)__育休から戻ってきても、仕事と育児、家事を両立させているなんてとても素敵です、、、!
ここ十数年は、「ビジネスマンとして難問に立ち向かい、仲間と知恵を絞ってそれを突破し、自己成長を実感し、、」という全然ゆるくない世界に頭のてっぺんまでドップリ浸かってきました。それによる楽しさもたくさん感じてきました。
でも育休中「やっぱりぼくはのんびり図工をしたり、DIYしたり、絵を描いたり、何の生産性もない遊びをゆるーくしているのが大好きなんだぁ。小さい頃から変わってなかったんだなぁ」と思いました。
将来的にそうやって生きることで幸せになる選択肢を自分の心が持っていることを確認できたのは、とても良かったです。
その確認ができたので、35歳、まだまだ若い今のうちは、「この業界、この会社はぼくが成長させるのだ!」というエゴイズムを掲げさせてもらって、気が済むまで一生懸命働いてやろう、と思っています。
育休を満喫できたのは皆さんの協力あってこそ。ありがとうございました!!
(写真)この軽さを毎日心ゆくまで味わいました。ちなみに後ろの棚は育休期間中にDIYしたものです。
playgroundをもっともっといい会社にしていきたいと思います。今回、こんなに安心して育休をとらせてもらえたのも、会社の成長あってこそ。2~3年前じゃ無理だったと思います。会社の成長と、良い文化づくりがメンバーの幸せにつながると思うので、その両方に貢献していきたいです。
(大谷)__河野さん、素敵なお話をありがとうございました!
playground の立ち上げ前からずっと一緒にやってきた創業メンバーですし、人数が増えた今も仕事的にも組織の文化的にも中核メンバーであり続けてくれています。なんなら、playgroundの事業は河野さんがやりたがっていたから立ち上げた節もあるくらいなので中心で活躍し続けてもらわなきゃ困ります(笑)
記憶が定かじゃないですが、こっちから提案した流れだったような気がします。大学時代からの知り合いということもあり、もともと家族や恋人との時間を人一倍大事にしたいタイプなのはよくよく知っていたし、結婚するってなったときから、河野さんにはいずれどこかで家族との時間をとってもらわなきゃなぁ、とは思っていました。
そんななか、一人目の世話と二人目の生まれる準備が始まったくらいからバランスに悩んでそうな感じがあったので「一度まとめて休んだら?」って思ってて。最終的にどっちが提案したかは覚えてないですが、少なくとも自分としては「ぜひぜひ」って感じでした。
(大谷)__河野さんに対する深い理解があってこその育休取得だったんですね。
あ、やっぱり私から提案してたんですね(笑)。よかったです。
個人的な経験でいうと、いわゆるスタートアップ的な本当に高い熱量を持って仕事に没頭し続けられる期間って2年半じゃないかなって思うんです。(自分は極端な仕事好きなんであんま落ちないんですがw)
そんななか、河野さんは5年間も本当にエネルギーを出し続けてくれていたので育休とか関係なく、普通に長期の休みを取ってもらえるようにしたいな、と思っていました。もちろん、仕事面では居るのと居ないのとで全然違うし、河野さんに頼りたい仕事が沢山あったのでなかなか踏ん切りがつかなかったのですが、二人目の出産は育児と同時進行なぶん奥さんも大変だろうし、なによりも、ここで子供との時間を取ってもらわないと将来、河野さんに後悔させちゃいそうだよな、と思いました。
会社もお陰様でかなり成長して、いいメンバーも集まってきて、あくまでも比較級ではありますが「多少は休んでもらってもなんとかなるかも」という状況だったのもプラスでしたね。
やっぱり仕事をカバーするのは大変でした(笑)。
でも、戻ってきたとき、とても充実してたのが文字通り、目に見えてわかるくらい明るかったので「育休をとってもらってほんとよかったなー」と思いました。あと、お客さんやパートナーさんに「すみません、河野が育休中で」って伝えたとき、対応の遅れを怒るのではなく「いい会社ですねー」って言ってもらえたのは助かりましたね。いい方々と仕事ができていてラッキーでした。
社員の年齢分布を考えると今後、同じような状況になる社員も増えてくると思うので、「うまく活用していきたいな」と思わせてくれる前例を作ってくれてとても良かったです。
非常にプラスにとらえています。
弊社はまだ日々方針が変わるようなスタートアップフェーズの事業しかないのと、文化祭のようにみんなでワイワイ働きたい人を集めているので現時点ではオフィス文化を基本としています。一方で、今後、社員の人生と事業のフェーズの移り変わっていくことに向けて新しい働き方の導入にも挑戦しています。
自分自身にとっての理想であり、playgroundのコンセプトにも掲げている「文化祭のように熱く働こう」という働き方は労働時間の多寡ではなく、働く時間内での姿勢や心持ちにあるため、本来は子育てをしながらでもチームフィットは可能だと思っています。実際、河野さん以前からも時短やリモートワークなどを活用しながら高いチームフィットを実現してている子育て世代の社員も少なくないです。ただ、残念ながら、過去そういった挑戦をするなかでうまくワークさせられず、リモートワークをNGにせざるを得なくなったケースもありました。
これは働き方に限らない話ですが、社員の自由と責任感のバランスが高い水準にある組織は柔軟に合理的な施策が打てるんですよね。そんなイケてる組織を目指したいと思っているので今回、河野さんが新しい働き方を実践していってくれることで、他の社員へのよい規範になってくれたらいいな、と思っています。
(大谷)__河野さんも伊藤さんもありがとうございました!
河野さんの育休中のエピソードや写真に癒されると同時に、playgroundが掲げる「文化祭のように熱く働こう」という働き方のコンセプトへの理解が深まる機会になりました!
playground は沢山の幸せな仲間を増やしたいと思っているので、少しでもplaygroundに興味を持っていただいた方ははぜひカジュアル面談をお申し込みください!!