2017年4月入社、アドベンチャークリエーション所属のゆうや(平野裕也)。昨年(2018年)は新規アドベンチャー施設のプロジェクトマネジャー(現場監督)に初挑戦しました。(詳しくはこちら)
現場監督をやってみたゆうやの思いとは。
プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ)に出会うまで
小さな頃から建物や建築に興味があり、ハードウェアや工具に憧れがありました。高校生のときに松岡修造さんの本を読んだことがきっかけで教育学部に進みました。当初は教師になりたいと思い入学した大学でしたが、アルバイトで働いていたスポーツショップでの接客が向いていたと感じ、同じ接客業のホームセンターに就職しました。
もともとアウドドアが好きで、大学ではアウトドアサークルを立ち上げました。立ち上げ時のイベントでニセコへ行き、初めてアドベンチャーパークを体験しました。メンバーはみんなほぼ初対面なのに、1−2時間の体験で、びっくりするくらい親しくなったことが驚きでした。あの体験は何だったのだろうという好奇心がずっとありました。
PAJの告知を転職サイトで見たときに、プロジェクトアドベンチャー(PA)が大切にしていることである「教えるではなく、気づきを与える」というフレーズが響きました。この会社なら大学時代の不思議な体験の正体を知れるのではないかという好奇心と、自身が学んだ教育とものづくりの視点を活かすことができるのではないか。そう思いPAJへの入社を決めました。
初めてのプロジェクトマネジャー(現場監督)
昨年はアドベンチャーパーク施工のプロジェクトマネジャーをしました。入社2年目で右も左もわからないままプロジェクトマネジャーになったので、御輿に乗せられて先輩たちに「よいしょーよいしょー」と担いでもらった感じです…。ふりかえる余裕すらありませんでした。前回のインタビューでは、自分なりの現場監督像を描きたいと言いましたが、今は全然見えていないですね…。
自分より仕事ができ、技術も経験も豊富な先輩ビルダーに指示を出しながら、工程に責任を持つというプレッシャーがありました。自分なりに一生懸命考えて指示を出すんですが、「こうした方がよりよいものがつくれる」と先輩ビルダーにアドバイスされるのですが、断然アドバイスの方がいいんです…。
僕が先輩ビルダーのようになるためには、もっと自分の殻を壊していかないとダメだと感じています。つい遠慮してしまう性格です。人のサポートをすることは出来ますが、自分の意見を強く通していくことが苦手です。「絶対にこういう風につくりたい」という強い思いを持てる人がうらやましいし、そういう強い思いが経験や技術力、アイデア力に裏打ちされていることがよくわかりました。
これから:何かと何かを組み合わせる
今は新しいコンテンツやエレメントを創り出してく方に興味があります。現在のアドベンチャーパークはパズルのようにエレメントを当てはめて作られていますが、似ているものが多いため何度かやったら飽きてしまうのではないかと感じています。今後アドベンチャーパークが増え続けていき飽和状態になったときに、他とは違う何かを持っているところが生き残っていくと思います。
例えばアドベンチャーパークとプロジェクションマッピングを融合させて高所からの景観を楽しむためのパークや、ランニングマシン的なベルトコンベアーでなかなか前に進めない機械じかけのパークのような、「アドベンチャーパーク☓〇〇」を創っていきたいと思っています。
新しいものを生み出すには、面白いものを見て体験することが大切だと思います。一見関連のなさそうなことでも、組み合わせたらすごいものに化けるんじゃないかとも思っています。だからこそいろいろな方面にアンテナを張り情報をたくさん仕入れていきたいです。
また将来的にはアドベンチャーパークと教育を組み合わせた、教育系エンターテインメントをつくりたいです!PAJは教育的なイメージが強い会社だと思っていますが、アドベンチャーパークでそれを表現することがなかなかできていませんでした。PAJの持っている価値を活かしていくにはそれの実現が必要だと考えます。そのために教育とエンタメの接点はどこにあるのか、どんな組み合わせができるかなど、考えながら教育・レジャー産業を掘り下げていきたいです。
いま一番楽しい仕事は、アドベンチャーパークの図面がデザイナーから届いたときに、どれくらいマテリアル(材料)が必要かという数出しをすることです。図面を見ながら一度、頭の中でコースを組み立てます。どうやれば取り付けられるかなどをイメージしながらコースを頭に描いていきます。図面上では大丈夫そうでも、立体になったときにはぶつかりそうな部分、施工が難しい部分や現実的ではない部分を見つけて、改善を提案していきます。エレメント作成に一番最初に関わることができ、アイデアを反映させられる点にやりがいを感じています。
デザイナーには現実的な縛りを考慮せずにコースをデザインして欲しいと思っています。縛りのない自由な発想で考えた方が、より面白いものができると思うからです。デザイナーのアイデアと実際の現場の溝を埋める大切な仕事だと感じています。
行動しながら成長する
自分が面白いと思う人やものには突っ込んでいきますが、それ以外にはなかなか興味が持てない性格だと感じています。
そのため普段から興味の幅を広げていこうという意識がなかなか持てません。でも自分の知らないことを知ることでやりたいことが新しく出てきたり、興味の幅が広がっていくと思うので、周りの人がやっていることに関心を持って、守備範囲を広げていきたいです。とはいえ気持ちを変えることはすぐにはできないから、まず行動していく方が向いているかなと思います。とりあえず外に出ていくことで、小さなきっかけをたくさん見つけたいです。
仕事は楽しくなってきました!今までは先輩たちのお供をしている感覚が強かったのですが、自分が前に出る場面が増えてきて、自分がやらなければという気持ちを持ったときに、やっとPAJメンバーになったという手応えがありました。
今、会社は変化の真っ只中ですが、そんな中だからこそ、何にでもチャンスがあると感じています。変化を楽しみながら、これからも成長し続けられる人でいたいと思います。
(20181219)