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スタッフインタビューvol. 9「プログラムコーディネーターという仕事」

プロジェクトアドベンチャーについてよく知らないまま入社して10ヶ月、現在「学校プログラムコーディネーター」として奔走しているゆり(渡邉由理)に話を聞きました。

プロジェクトアドベンチャーとの出会って

 入社を決めたとき、プロジェクトアドベンチャーについてはあまりよく知らなくて、教育関係、研修関係だなというイメージくらいしかありませんでした。入社して実際にプログラムを見学して、どういうプログラムなのか、ファシリテーターにどんな役割があるのかが見えてきました。今まで学力向上に焦点を当てた仕事に関わっていたので、その違いに大きなインパクトがありました。

 PAが大切にしている「フルバリュー」は、今の日本に一番必要な考え方だと、自分の中でしっくり来るものがありました。相手を尊重しているようで本当の尊重はできていないことが多いです。フルバリューは誰かと何らかの行動を共にするときに、妥協ではない中間地点を探せるものなんだと思います。

 入社以来、研修の一環として3つのPAワークショップを受講しました。もともと引っ込むタイプで友達も多くない方ですが、意外にもすぐに皆と打ち解けることができました。一番の学びは、「できないことはない」と思ったことですね。職業も性格も違う皆が最後にまとまったときには、「へぇー!」と驚きました。一方、自分の課題にも気づく機会にもなりました。集団にいるときについ引っ込みがちだったり、他人に対して伝え方がストレートになり過ぎてしまったり。みんなに私の考えが伝わるようにするにはどうしたらいいかを今後も考えていきたいです。

学校コーディネーターとして

 学校コーディネーターとして、プロジェクトアドベンチャーをどんな風に説明できるのか、模索中です。まだうまく言葉にできない部分がたくさんあります。どういう言葉にしたら伝わるかなと日々、考えています。相手に響くフレーズを生み出していきたいです!

 学校プログラムに同行しているとき、プログラムの中でひとことも喋らないで終わる生徒がいないのが印象的だったことがありました。それぞれが関わり合えるような工夫や声掛けがあるのだろうと思います。また、先生が生徒のことを客観的に見られる良い機会にもなります。生徒たちがもともと持っていてまだ外に出てきていない面を、ファシリテーターが活動を通して引き出している姿を見て、引率している先生方にとっても、生徒たちにどんなちからが眠っているのかをあらためて知ってほしいな、と強く感じています。

 コーディネーターは土台を整える仕事です。プログラムを成功させる環境づくりには、学校とのやり取りや、ファシリテーターと学校の架け橋になるなどの表には見えない裏の仕事がたくさんあります。プログラム前から実施中、事後に至るまで、スムーズに且つお客様である学校の先生方からご満足いただけるようにがんばっていきたいです。今後は、まだ理解不足の部分などを解消していきながら、いっぱいいっぱいになって大切なことを見失わないように、「中立的な目」を持ってコーディネートの仕事をしていきたいです。

(20180126)

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