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未経験からIT業界に転職をしたいと考えている方のために、
- IT業界の代表的な職種と仕事内容
- 未経験からIT業界に転職するためのコツ
- 研修内容や研修中の待遇
上記3つを解説します。
結論、充実した研修を受けることができれば、年齢にもよりますが未経験の方でもIT業界に転職することは十分に可能です。職種による違いもありますので、よく見極めることが大切です。
これを読めば、IT業界に転職する際の悩みや不安が解決します。最後までお読みください。
未経験からIT業界に転職できる?
冒頭にも述べたように、未経験の方でもIT業界に転職することは十分に可能です。
ただし年齢による制約があり、多くの場合は30代前半(32歳位)が未経験から転職できる年齢の上限となるでしょう。
年齢未経験からの転職のしやすさ
20代前半(~27歳くらいまで)
十分に転職可能
※第二新卒のような見方がされやすいのでポテンシャル採用されやすく、十分に転職が可能
20代後半(28~29歳くらいまで)
転職しやすい
※現職の経験値や実績は見られるものの、転職はしやすい
30代前半(30~32歳くらいまで)
やや難しい
※ポテンシャル採用はされず、これまでの職務経験を見られることが多く、かつマネジメント経験が要求されることも多い
30代半ば~(33歳以上)
難しい
※未経験での転職はかなり難しい
会社によって差はありますが、概ね上記のとおりです。
企業としては長く在籍し活躍してもらえることを重視するため、その可能性の高い若い世代を積極的に採用します。そのため、同じくらいのスキル・経験があった場合は年齢の若い層を採用するため、結果として30代半ばからは、未経験からの転職が難しくなる傾向が高いです。
加えて、職種によっても未経験からの転職しやすさは異なります。
後述する代表的なIT関係の職種のうち、たとえばAIエンジニアやブロックチェーンエンジニアは高度な専門知識が求められる仕事は未経験では難しいといえます。
一方で、マーケターはエンジニアに比べると未経験でも採用されやすい可能性があります。マーケターを入り口として、IT業界に入るのも一つの手です。
システムエンジニアも、未経験を募集している企業はあります。未経験者は給与の低さや学ぶことの多さが負担になるかもしれません。
社内外で研修制度が充実していて、入社後も学べる環境がある企業を選べば、スキルアップにもつながるでしょう。
代表的なIT関係の仕事
IT関係の仕事といっても、その種類はさまざまです。
代表的な仕事としてエンジニアが挙げられますが、エンジニアだけでも実にさまざまな職種があり、一概にはまとめられません。
ここでは、エンジニアをはじめとする代表的なIT関係の仕事内容についてご説明します。
- エンジニア
- デザイナー
- マーケター
- 営業・コンサルタント
順に見ていきましょう。
エンジニアはサービスやシステムの開発・運用を支える役割
専門的な知識と技術を駆使して、情報技術産業に関わる職業がエンジニアです。もっともよく知られているのはシステムエンジニア(SE)ですが、ほかにもWebやインフラ、AI、ブロックチェーンなどに深く関わる職種もあり、それぞれ担当する業務が異なります。
システムエンジニア
システムやソフトウェア開発において欠かせない存在です。クライアントと綿密な打ち合わせを重ね、求めているものを作り上げます。
実際にプログラミングなどを行うのはプログラマーの仕事ですが、そのベースとなる設計図を作るのはエンジニアの役目となります。また、最終的なシステムのチェックやテストも行います。
プログラミングに関する基本知識はもちろん、コミュニケーションスキルも必要な仕事です。
クライアントが抱く悩みや要望を正確に聞き出し、それをプログラマーへ分かりやすく伝える役目も果たします。
Webエンジニア
Webサイトの制作に携わる職種です。クライアントからどのようなサイトにしたいのかヒアリングを行い、そのうえで制作を行います。また、クライアントが仕様書を用意している場合は、それをもとに作業を行います。
Webエンジニアはフロントエンドとバックエンドを担当する技術者に分かれて作業を進めるのが一般的です。
ユーザーの目に映り、実際に操作する部分をフロントエンドエンジニアが、それ以外の機能的な部分をバックエンドエンジニアが担当します。
インフラエンジニア
Webサービスの土台となるインフラ部分を設計・構築・整備・運用するのがインフラエンジニアの仕事です。
快適にWebサービスを利用するには、ITインフラが整備されていなくてはなりません。実際の業務ではサーバーエンジニアがサーバー構築・運用を行い、ネットワークエンジニアが通信環境の土台となる部分の制作をそれぞれ分担して進めます。
AIエンジニア
AIとは人工知能のことですが、その領域に携わる専門家のことをAIエンジニアと呼びます。AIを駆使したソリューションサービスの提案、具体的なプランニングなどを行います。
AIエンジニアには、人工知能に対する高度な専門知識が求められます。AIの利点や弱点を把握したうえで、企画や設計を行います。
AIはさまざまなシーンで活用されるようになったため、今後ますます需要が見込める職種だと考えられています。
ただし、常に変化し続ける最新のテクノロジーを扱うため、日々の情報収集や知識吸収が欠かせません。
ブロックチェーンエンジニア
新たな技術として注目を集める、ブロックチェーンに携わる技術者です。Hyperledgerやイーサリアムスマートコントラクト、ビットコインなどに関連するサービスの開発に携わります。
まだまだ発展途上の技術ですが、さまざまなシーンでの活用が期待される分野でもあるため、今後はブロックチェーンエンジニアの需要も高まると考えられます。
デザイナーはサービスの設計や導線を考え、視覚的に表現する役割
Webサイトのデザインに携わる仕事がデザイナーです。IT業界では、一般的にWebデザイナーと呼ばれます。
見た目のよいデザインを考えるのはもちろんですが、サービス全体の要件なども踏まえつつ、ユーザーの導線やワイヤーフレームなども考えながら視覚的に表現しなくてはなりません。
そのため、ただ見栄えのよいデザインを考えればよいわけではなく、複合的な働き方が求められます。
Webデザイナーは単にクリエイティブなだけでなく、クライアントが何を求めているかを的確に把握し、なおかつアクセスするユーザーのことも考えたデザインをしなくてはなりません。
そのため、サイト設計を担当するエンジニアとの連携は必須で、密なコミュニケーションをとりながら作業を進める必要があります。
マーケターはサービスやシステムを広める役割
マーケターはサービスや製品、システムの認知度を高め、売上向上や集客アップを目指すのが主な役割です。会社の利益に直結するような施策を打ち出し、実行に移していきます。
マーケターの分野はSEO対策、広告運用、SNS運用などさまざまな領域に分かれていますが、どれもサービスや製品の最終的な段階まで関わる仕事です。
社内外のコミュニケーションを上手く取りながら顧客ニーズを満たし、自社の利益拡大に貢献していきます。
営業・コンサルタントはお客さんとエンジニア・マーケターをつなぐ役割
IT技術における問題の解決、改善を目指すクライアントの窓口となり、エンジニアやマーケターをつなぎます。
具体的にどのようなIT技術で問題の解決ができるのかを提案するため、高度な知識が求められます。
また、クライアントとエンジニア双方をつなぐ役割を担うため、コミュニケーションスキルも必要です。
相手の話しをきちんと聞き取り、それをエンジニアやマーケターに分かりやすく伝え、問題解決に向けて柔軟に対応していく仕事です。
未経験からIT系に転職するためのコツは?
上記のようにまったくの未経験者でも、IT系の企業に転職することは十分可能です。
ただ、そのためにはITやコンピュータに興味があること、熱心に努力できることなどをアピールしなくてはなりません。
経験や技術といった武器がない以上、それ以外の部分を積極的にアピールすることをおすすめします。
また、エンジニアを募集している企業の中には、研修の体制が整っているところもあります。そのようなところだと、業務に必要な知識や技術を研修でマスターでき、働きながらレベルアップもできます。
未経験でも可と謳っているような求人の場合、研修体制が整っている企業を選ぶ必要があります。
IT業界の研修内容とは
IT業界に限らず、多くの企業では新入社員にいきなり業務を任せるようなことはしません。
若く未経験の人材であればなおさら、研修期間を設けて基礎的な知識やスキルを吸収させようとします。IT業界のように専門性の高いエンジニアのような仕事であれば、より一層新人教育を丁寧かつ緻密に行うことが必要とされています。
ここではエンジニアの場合に受講することの多い、3つのIT研修について解説していきます。
- ITインフラに関する研修
- プログラミング研修
- ビジネスマナー講座
順に見ていきましょう。
ITインフラに関する研修
ひとつは、ITインフラに関する研修です。
ITインフラ研修では、ネットワークやサーバーの周辺環境についての知識を学びます。コンピュータのサーバー構築やプログラム、セキュリティ、データベースの取り扱い、ネットワークの構造などが対象です。
また、に使用されるOSに関する知識も学びます。OSは企業によって違うので、カリキュラムは多様です。そして、データの記録補助を担うストレージ、AWSなどにだ評されるグラウド、仮想化の概要にも踏み込みます。
研修によっては事前知識が必要なケースもあるため、最低限の用語や用途を理解しておくと、より有意義な研修となるでしょう。
また、ITインフラは構成する要素が多く、研修によって内容が異なるため、ITインフラの研修内容を受けたからといってすべての項目を網羅していない可能性もあります。未経験の場合は企業や経験者と相談しながら適切な研修を受講することが大切です。
プログラミング研修
二つ目はプログラミング研修です。ITインフラがネットワークやサーバーを取り扱うのに対して、プログラミング研修では実際の開発過程に必要な技術を学びます。
どのような項目を中心に行うかは、その企業が主に扱っているプログラミング言語によりますが、汎用性の高さなどの理由から、C#やJavaについて学ぶことが多いでしょう。
さらに、Web系の場合は、PHPやRuby、JavaScriptなどが科目として選ばれる傾向にあります。また、HTML/CSS、SQL、Pythonといった言語を研修で取り扱うこともあります。
プログラミング研修を実施する目的は「即戦力の育成」です。実践的で詳細な知識や技術を、短期間で新人に習得させることが最優先されていますが、同時に「広い視野」を身につけさせることも意図されています。
そのため、多くのプログラミング研修で、プログラミングスキルに重点が置かれます。
ビジネスマナー講座
三つ目は、社会人としてのビジネスマナー講座です。
技術的に優れているエンジニアでも、礼儀作法がなっていなくてはクライアントから信用されません。社会人経験の乏しい新入社員は、うっかりマナー違反を犯してしまい、クライアントに不愉快な印象を与えてしまうかもしれません。
加えてエンジニアやプログラミングの仕事は、顧客や同僚とのコミュニケーションも求められます。相手から正確に情報を聞き出す必要があるためです。
そのため、ビジネスマナー研修は、プログラミングの勉強と同程度の重要性を持っており、専門の講師を雇ったうえで数日間にわたってじっくりと研修を行う企業も少なくありません。
たとえば、IT業者には顧客からも取引先からも大量の問い合わせがきます。電話対応やメールの書き方を知らないと、相手に「常識のない人間」と思われてしまいます。
また、新入社員はしばらくの間、初対面の相手に紹介され続ける日々を送らなくてはいけません。その全員に好印象を与え、パートナーとして認めてもらうためには、名刺交換や挨拶、お辞儀の作法なども不可欠です。
厳しいアルバイト先で働いていた、などの経歴を持つ人の中には、入社時点でビジネスマナーの基礎が身についている人もいます。
しかし、所作の意味や意図を改めて学ぶことで、マナーはより研ぎ澄まされていきます。ビジネスマナー研修は、学生や業界未経験者が気を引き締めるためのステップでもあるのです。
IT研修を受けるメリットは?
新人教育が身になるかどうかは本人のモチベーションが大きく影響します。研修のメリットを理解し、前向きに取り組めば、短期間の研修でも大きく成長できるはずです。
未経験で入社しても安心!
一般的に、新入社員の多くが業界の基礎知識やルールを知らずに配属されます。20代以下の若手社員であれば、業界の常識すら理解のないまま、新しい世界に飛び込んできた状態です。
特に、IT業界は企業によって独自のワークフローが確立されていたり、システムやソフトウェアの操作方法が個性的であったりします。そのため、事前に業務に関する知識を学んでいたとしても、十分に実力を発揮することは困難です。予備知識もなく仕事を始めても、基本的な作業すらままなりません。
このようなことを防ぐために有効なのが研修です。
研修期間のうちに社内で知っておくべき情報を伝えておけば、基本を押さえた状態で仕事を始められるため、現場で教育する同僚の負担も減ります。仕事に対する理解度が高まり、ミスを犯す確率も減るでしょう。
円滑に業務に参加できる
入社間もない社員は、就職活動において知り得た範囲でしか企業の理念やビジョンを共有できていません。
そのため、すぐに仕事を任せても周囲に溶け込めず、スムーズに業務を進められない可能性があります。
社内の風土を理解してから現場に配属されなければ、同僚と団結して日々の業務にあたることは難しいでしょう。
また、自身が会社で成し遂げたいと思っている願望を整理するためにも、研修はうってつけです。グループディスカッションなどを通して自分の本音に向き合い、働く意味をはっきりさせることができます。
いざ、仕事が始まっても、企業への帰属意識が生まれているので、円滑に職場へと溶け込めるようになるのです。
研修中の待遇は?
研修中の待遇は、企業によっては試用/研修期間中は若干の調整が行われる場合があります。
また、研修内容については、未経験者でも理解できるような平易な内容から段階的にしっかり整えられているところもあれば、経験者や中級者以上を対象としている企業もあり、期間も企業によってかなり差があります。
そのため、未経験からITエンジニアとしてのキャリアを築いていく場合、研修内容やカリキュラム、期間などについてきちんと説明してくれる企業や、研修期間がある程度長期(1~2か月以上)に渡る内容を設けている企業を選ぶことが大切です。 事前説明会などでしっかりと確認しておきましょう。
研修は有料のところも多いですが、このサイトを運営する当社オープンアップITエンジニアでは38万円相当の研修を入社後2ヶ月間にわたり無料で受けられます。
東京や大阪など各地に研修施設を備えているので、さまざま場所で知識を身につけることができ、研修期間中も給料が支払われるのはもちろんのこと、必要なスキルを身につけてから現場入りすることが可能です。
入社後の手厚いサポート体制や、他社と比較してもIT未経験者に優しい環境が整っていることから、若手も活躍しています。
これから本格的にITエンジニアを目指すのであれば、とても充実した環境です。自身の適性や興味のある分野を探りながら、研修を利用してITエンジニアを目指しましょう。