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一人のエンジニアの力が組織の可能性を左右する。採用担当が描くナイルの未来図

※この記事は、2020年1月9日にナイル株式会社の採用オウンドメディア「ナイルのかだん」に掲載したものです。Wantedlyから弊社を知ってくれた方にもぜひ読んでもらいたい記事であるため、転載しました。

ナイルではこれまで、組織と事業の成長を加速させるために継続的かつ精力的に採用活動に取り組んできました。そして昨年、採用を担う人事本部・採用ユニットに強力なメンバーがジョインしました。その一人である中村拓哉は、転職エージェントやHR系のシステム会社での経験を活かし、エンジニアの想いに寄り添う採用を実践しています。

ナイル株式会社
人事本部 採用グループ
中村 拓哉(なかむら たくや)(@murataku_1009
キャリアアドバイザー、IT企業での人事及び営業を経験しナイルにジョイン。現在はナイル株式会社、社長室にてエンジニア・クリエイターの採用担当として従事しつつ、エンジニアの評価制度の設計等に携わる。

エンジニアと共に仕事して、求めるものがわかった

――中村さんの担当業務を教えてください。

これまでのキャリアを活かし、エンジニアとデザイナーの採用を担当しています。条件に合う人材をスカウトしたり、人材紹介会社とコンタクトを取ったり、候補者と面接したり、求人を出している部署と調整を図ったりと、業務は多岐にわたります。

採用に関心を持ったのは、最初に就職した金融機関にいた頃です。企業がお金では解決できない経営課題、それが人材でした。いくら融資できても、人手が足りないことには事業はドライブしないのです。求人を出しても人が集まらない、マッチングがうまくいかない、若手が定着しないといった悩みに応えることで、企業の成長に役立てると感じてキャリアチェンジしました。

金融機関の後はWeb業界特化型の転職エージェントでエンジニアやクリエイターのキャリアアドバイザーをして、その後は人材サービス向けのシステム会社で、パッケージ製品のセールスコンサルタントと人事を兼任していました。転職相談から採用、それから実務でも、未経験者から50代の役員候補まで多くのエンジニアとコミュニケーションを図ってきました。

――エンジニアのみなさんは、主に何を期待して転職に臨むのでしょう。

ひとつは、働く環境の見直しですね。システム会社の頃にエンジニアとクライアントの仲立ちをしながら、エンジニアにかかる業務負荷の大きさを目の当たりにしました。納期が厳しい、要件が甘く手戻りが起こるなど、力業で対処しないといけないことが頻繁に起こるのです。転職アドバイスをしていた頃に聞いた不満が、「こういうことか!」と理解できました。その後はエンジニアが嫌がることは極力避けながら、ディレクションしていました。

もうひとつは、自分の望むキャリアや働き方の実現です。言語や開発領域の違いのほか、スキルを追究したい、マネジメントを経験したいなどエンジニアとしての指向性も人によってさまざま。さらにリモートワークやフリーランスなど、働き方の柔軟性が高いのもエンジニアの特徴です。さまざまな選択肢がある中で、今の時点で会社に示せるバリューも踏まえながら、自分の希望とすり合わせていくのがポイントになってきます。

――次のキャリアにナイルを選んだのは、なぜですか。

前職では幅広く業務をこなす中で「これは人事の仕事なのか?」と思うものも増えていて、何か核となるものが欲しいと思うようになりました。そうした中で縁があったのがナイルでした。転職を決めたのは、大きな可能性を感じたからです。これから事業がもっと大きく育つ期待が高い一方で、人事面では整備が必要なところが垣間見えました。ここなら自分の経験を活かせる場面がたくさんあると感じたのです。とはいうものの、私も未熟な部分ばかり。HR人材としての成長につながる機会に恵まれた環境に惹かれて、入社を決めました。

スキルでユーザーをハッピーにできる人と働きたい

――ナイルのどんなところに貢献できると感じたのでしょう。

組織がひと皮むけるための、人の部分での整備ですね。ナイルは現状、“SEOに強いWebマーケティングの会社”という一般的なイメージが根づいています。けれどもその裏では、いくつもの事業が育ってきています。経営方針である「100の事業を創出し、10の事業を世に残し、1の事業で世界を変える」を実現するには、クリエイティビティのある人材を獲得することがカギになります。

これだけ技術が進歩した今の時代、数時間で生み出した新たなプロダクトやコンテンツが、社会を変え、とてつもない利益を生む可能性を秘めています。ということは、ひとりのエンジニアが組織に与える影響は、相当なものだといえます。優秀な人材を採用できれば、事業はめちゃくちゃ加速するでしょう。逆に人材を獲得できない、流出してしまうとなると、成長は鈍化してしまう。相対的に見れば、衰退と変わりないわけです。

今後を踏まえたとき、ナイルを優秀な人たちが「働きたい」と集まり、彼らが心地よく働ける会社にするのは必須条件。その実現に向け、私にできることがきっとあるはずと思っています。

――ナイルにエントリーしてくれるエンジニアのみなさんは、どのような傾向がありますか。

多くの方が“事業家集団”というマインドに共感してくださっています。ポイントとなるのはその先ですね。自分のスキルやセンスに対し関心を持つこと自体は、決して悪くありません。けれども、ただ難度を追究するのではなく、ビジネスに落とし込んだ時の作用を考えてほしい。

言うなれば「自身のスキルをもって、社会やビジネスにインパクトを与える」という観点ですね。私は“ビジネス視点”と呼んでいます。必ずしも完璧でなくてもいいんです。この技術を用いたら、このサービスってこんなに便利になる、こういう使い方ができてユーザーがハッピーになるといったことを、目をキラキラさせながら語れるような人と一緒に働きたいです。

――選考では“ビジネス視点”を、どのように判断しているのですか。

面接ではいろんな角度から質問し、候補者の考えを構造化して見ています。それからワークサンプルテストですね。入社後の業務をイメージした課題で、回答を見ると個性が浮き彫りになります。テストは単純に優れている・劣っているでは評価できません。ナイルに合う・合わないという観点を重視していますね。

ただし私たちは選考するのと同時に、みなさんから選ばれる立場でもあると考えています。ですからナイルでは、選考体験の充実を強く意識しています。それぞれのプロセスにおいて、「ナイルを受けてよかった」と思えるような時間を提供したい。さらに充実を図るべく、改善を重ねています。

私個人が選考体験で意識しているのは、候補者のみなさんが活躍できるステージを見極めるということです。ですから面接では、やりたいこと、実現したいこと、今後のキャリアの見通しを必ず聞くようにしています。その希望をナイルで叶えることができるのかを検討し、実現できる場合のケースを提案するようにしています。

信頼を寄せてもらえていると実感

――ナイルに来て4カ月が経ちます。ここまでの感想は?

いろんな経験をさせてもらっているけれど、貢献という点でいうとまだまだ。今は採用業務以外のところで、プレゼンスを発揮しきれていないところがもどかしいです。例えばCTO主導で動いている評価制度の改訂ですね。具体的なところまで着手しきれていなくて。でも採用活動は内定承諾がゴールではなく、オンボーディングまで見るべき。慌てて臨んでもいいものにならないので、じっくり進められたらと思っています。

それからNNX(Nyle Next X:将来的な経営体制を見据え、四半期単位で行う社員向けOJTプログラム)のメンバーとして経営会議にも毎週出席しているのだけど、会社を動かすほどの提言ができていなくてちょっと悔しいですね。どれも楽しいし、やりがいのあることばかりだけに、課題も大きいといった感じです。

――それでも採用については、新しい風を吹き込むことができているのでは。

そうですね。まだまだな部分もありますが、内定承諾を毎月いただけていて採用ペースは徐々に上がっています。また体制を整えるところでは、貢献できているのではないかと。エンジニアに強いエージェントとの契約や、採用管理ツールの活用では、前職でいろんな人材系企業と取り引きして引き出しは豊富なので、ナイルの採用とフィットしそうなところは適宜マネージャーに提案しています。NGが出たことはほとんどない。信頼を寄せてもらえていると感じています。

私の他にも新たな採用担当が増えたり、採用事務のスタッフも確保できたりして、内部で回せる形になってきました。効率面のメリットも大きいですが、やっぱり候補者のみなさんに届けられる、選考体験の質が変わってくるはずです。そこは期待してほしいですね。

――最後に、中村さんの今後の抱負を教えてください。

様々な意味で選んでもらえる会社にしたいですね。他の会社に入社を決められた場合やこちらの都合でご縁がなかったとしてもまた機会があれば応募したいと思って欲しいですし、理由は様々かと思うのですが「転職活動するならナイル応募しない?」と知り合いが転職しようかなと相談された時に、なんかナイルって結構いい会社みたいだから勧めてみようかなと思っていただけるような状態を作っていきたいですね。

そのためには先ほどの選考体験もそうですし、全社的に取組んでいる採用広報やSNSを通じた発信などもっと強化できるところはたくさんあるので、そこを目標に頑張りたいと思います。

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※この記事は、2020年1月9日にナイル株式会社の採用オウンドメディア「ナイルのかだん」に掲載したものです。Wantedlyから弊社を知ってくれた方にもぜひ読んでもらいたい記事であるため、転載しました。
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