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共感と納得の1時間半!知見も関係性も深まるニジボックス✕ウォンテッドリー社合同LT会レポート

こんにちは!ニジボックス採用担当です。今回は3月15日に開催されたニジボックスとウォンテッドリー社が共催するLT会の様子をレポートします。

ニジボックスでは普段からメンバー同士でのナレッジシェアが非常に盛んに行われているのですが、今回は社内の枠を超えた企業間でのコラボレーションに発展。ウォンテッドリーさんとの合同LT会開催の運びとなりました!

以前から両社のマネジャー間で業務外での勉強会や技術共有をやりたいね、というコミュニケーションを交わしており、そんな思いが形になった今回のイベント。

早速どんな会だったのか、のぞいていきましょう。

まずは開会の挨拶から


当イベントの司会を担当するのはウォンテッドリー社の高橋さん。元リクルートでニジボックスにも所属していたご縁もあり、両社のことをよく知る方です。

高橋さんからは知見を共有しながら交流も深めていければ、とLT会への期待が述べられ、続いてウォンテッドリー社の原さんによるオープニングトーク。ふだんのニジボックスの活躍を「かゆいところに手が届く」と表現され、これからもこの関係を続けていければとコメントされました。

一方ニジボックスからはサービスプロデュース事業 クライアントソリューション部 部長の岸が登壇。現場だけでなくこうした場を活用して交流を活発にしていきたいとコメント。今回をきっかけに今後も交流イベントを増やし、外部に向けても発信していきたいと語りました。

トップバッターはニジボックスのディダさん

さていよいよLT会のスタートです。トップバッターはニジボックスでフロントエンドを担当するディダです。テーマは『多言語化ユーザーインターフェース』。

ここでディダは多言語化UIの重要性を、その良し悪しによって「最悪顧客が奪われるもの」と位置づけます。そしてフォント、空間、アットホームの3つの小テーマでどのような点を意識すべきか、注意点などをレクチャーしてくれました。

言語は意味が通じれば良いと考えがちですが、ターゲットとなる文化に配慮したUIを考えるのは一種の専門分野です。この発表では実例を交えながら説明しているので、海外進出を想定するプロジェクトに携わっている方は参考になると思います。

◾ディダさんの登壇資料はこちらです!『多言語化ユーザーインターフェース』

Storybookでの課題解決とは

続いての登壇者はウォンテッドリー社から川辺さん。グロースチーム所属のエンジニアです。テーマは『いまStorybookがもたらす開発生産性』になります。

StorybookとはReactなどで実装されたUIをコンポーネントごとにチェックできるライブラリです。これを用いることで業務効率化が進み、生産性が大幅に向上した事例を複数共有。エンジニアだけでなくデザイナーも活用することで開発スピードも品質も上がることを強調していました。

エンジニアとデザイナーの相互理解が大切

次に登壇したのはニジボックスのデザイナー白井です。『エンジニアとデザイナーのコラボレーション』についてテンポよく語ります。

それぞれのロールはいろんな文脈を持っていて、なおかつ他のロールの文脈を完全に理解することは難しい、と定義します。その上でスムーズな開発を進めるために大事なのは「部分的な会話で終わらせず」「それぞれの相互理解と共通認識化が大切」であると解説。Flutter開発の現場で、デザイナーとエンジニアとでデザインシステムの捉え方が異なっていた経験をもとに、そこでの失敗と反省を踏まえて物事の本流から共通認識化しデザイナーとエンジニアがコラボレーションしていくことの重要さを提言しました。

あらためて異なる職種間での歩み寄る大切さを痛感させられる発表でした。

◾白井さんの登壇資料はこちらです!『エンジニアとデザイナーのコラボレーション』

人は美しい=機能的と思う“美の法則”

ウォンテッドリー社でプロダクトデザインを担当する田中さん。『UIデザインにおける美の追求』をテーマにトークを展開しました。

多くの企業が使う8ポイントグリッドシステムに対して、Appleはより特殊な方法を採用しているかもしれない点について引用しながら、美しさと機能性を両立させた製品を実現するにはデザイナーとエンジニアの密接な協業が必要ではないか、と結論。持続性も鑑みて美しさを追求しつつグリッドシステムを活用する手法を提案していました。

日常からWebサービスに触れることの重要性

続いてはニジボックスのフロントエンドエンジニア太刀川です。テーマは『使いやすいツールチップを実装する方法』です。

アクセシビリティやユーザビリティなどの観点から、それぞれの注意点を具体的に解説しました。この感覚はふだんからWebを利用してUIに関する自分の価値観を形成することが必要。そして自分好みの提案ではなく、ガイドラインなどを提示できるようにするとよりよいとのことでした。

◾太刀川さんの登壇資料はこちらです!『使いやすいツールチップを実装する方法』

デザイナーの意図を忠実に再現する、という使命

LT会の最後は冒頭でも挨拶されたウォンテッドリー社の原さん。『目指せピクセルパーフェクト』というテーマでリリースされたばかりの新サービス開発を支えた3つのツールを紹介しました。

それぞれのツールのメリットはもちろんデメリットまで解説していただき、非常に勉強になりました。そして最後に「UIデザイナーがデザインに込めた意味を忠実に再現するのもフロントエンドエンジニアの重要な仕事だと思う」と仕事の意義について語りました。

以上でウォンテッドリー社から3名、ニジボックスから3名の計6名によるライトニングトークは終了。

最後にニジボックスのクリエイティブ室室長、上田からの「よりよいアウトプットのためにデザイナーとフロントエンドが効率的かつ良質なコミュニケーションを取ることについて、あらためて考える機会となった」とのクロージングコメントをもって閉会。その後、両社交えての懇親会が開かれました。

立食形式のパーティではLT会では聞けなかったことや、発表内容に対する深堀りなどあちこちで活発なコミュニケーションが見られました。ウォンテッドリー社とニジボックスとの合同の取り組みはLT会に限らず今後もさまざまな形で開催していく予定です。次回、次々会のイベントレポートもどうぞお楽しみに!

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