こんにちは。株式会社Nextatのプログラマー見習いのモリです。
今回は、株式会社Nextatを創業した西澤代表取締役へインタビューしたいと思います。
就職活動に失敗、海外へ。自由な働き方への憧れ
—それではよろしくお願いします。
早速ですが、どのような経緯で起業することになったのでしょうか?
21か22歳だったかな、大学を卒業するタイミングで就職活動して失敗、そうだ海外に行こうって思ってオーストラリアとフィリピンに10ヶ月行ったことからだね。
—どうして海外へ?
英語が苦手だったからスキルアップを目的に、ワーキング・ホリデーで。
結局10ヶ月経っても英語をしゃべれるようにはならなかったけど(笑)
—海外ではどのような生活を送っていたのですか?
基本平日は朝から午後3時・4時まで学校で勉強して、その後は毎日誰かしらバーベキューをするからそれに参加してたね。
海岸に無料のバーベキューセットが置いてあって、食材と酒を買ってくればそれでバーベキューができた。オーストラリアの物価は高くて、外食すると高いけど、肉とかの食材は安いから、みんなで集まって公園でバーベキューしながらコミュニケーションをとってたね。
—そうした海外滞在の中で得たものはあったのですか?
得たものというか、価値観が変わったかな。
最初3ヶ月ホームステイしてて、そのホストファミリーの主人がIT系をやっていたんだけど、週3日しか仕事に行かない。週2日は家で仕事してて。仕事に行く3日も、朝いったら昼には家に帰ってきてた。
日本は一生懸命働くけど、海外ってこんな働き方が本当にあるんだって感銘を受けたね。
—なるほど。羨ましい働き方ですね。
それでは、日本に帰ってきてからの話を聞かせて下さい。
帰ってきてすぐにちゃんと就活をした。今度はうまく行って、10社くらい受けて5社は最終面接までいったかな。でも、面白くない。とにかく就活が面白くなくて。オーストラリアとかフィリピンに行ってきた後だから。
オーストラリアもフィリピンも自由に働いている人が多くて、型にはまった仕事よりも自分でチャレンジしたいみたいな想いがあって。昔からそういう考えはあったけど、海外行ってよりその想いが強まった。
そのとき、海外に行く前からの飲み仲間の中榮さん(Nextat取締役)と一緒に飲みに行って、一緒に会社やろうって誘ったらOKしてくれたから始めた。なんの目標もなくただ単にチャレンジしたいなっていうのと、後は企業に属して何かやるよりも自分で何かして成し得たほうが人生面白いかなと思って。
だからこだわりがあってどうしたいと会社を作ったわけではなくてなんとなくのノリだった。
目標もなくノリで作った会社。現在は10億の売上を目指す
—それでは、現在のNextatの話に移りたいと思います。
今現在、力を入れていることはありますか?
人材採用かな。
—それはどうしてですか?
人が増えたら売上が上がるし。自分たちの業界って人が増えないと売上伸びないから。
会社をもっと大きくしたいと思ってて。できれば40歳になるまでに10億売り上げたいと思ってる。それを達成するのに120人〜150人くらいは必要になってくるから、そうしたい。
—社員には日頃どのように接していますか。
下手に出てます(笑)。
下手に出るというか、半分は社員が怖いよね。だって辞めるかもしれないし、森くん(インタビューワー)とか。
だから気を遣ってるでしょ(笑)?
—たしかにそんな空気は感じ取ってますが(笑)
昔は違ったけどね。昔はトップダウンでやってきたけど、今はそれも変わってきて、トップダウンにする必要性を感じなくなったし。
昔はちょっとキレ屋さんだっけど、今はキレなくなった。マネージメント的なこともしてるから。
怒ったってなんのメリットもないしね。丸くなったと自分で思う(笑)
—一緒に働く人に求めることを挙げて下さい。
うーん…。「真面目」。必須ではないけど求めてるのは「頭の回転」かな。それと「努力家」であれば一番いいかなと思ってるけど。あと「やる気」かな。
「やる気」については難しいね。自分で持つことも大事だけど、こちらからもたせてあげるのも大事だと思ってる。本人にどれだけやる気があっても会社がそれを実践するステージを用意してなかったら、結局それが違うやる気に変わって、彼のやる気が見えなくなってしまう。
だから情熱と責任を持って仕事をしてもらえれば、それが一番かな。
—採用の際にもそうした部分を見ていますか?
そうだね。やる気とか真面目さとかは見ているね。
—仕事をするうえで特に心がけていること・大事にしていることはどのようなことですか?
営業のときは、自信をもって話すことかな。
うちの特徴は「技術力の高さ」と「スピード勝負」。
単価としては高いけど、他のところが3人月かかるところをうちが2人月でやったらトータルコストが安いですよねということはよくある。
ある案件では、30日かかる仕事も3分の1の10日で完了したこともあるしね。
そういったことを自信をもってお客様に提案させていただいているね。
—社内で大事にしていることはありますか?
まずは納期。あとは、プログラムやってれてる人達が心地よくできるような環境を提示したいと思っている。できていないところも多いと思うけど。
自分自身もプログラミングをするから、設計が駄目だったら作るのが難しいということは分かるし。かといって設計者側の難しさも分かるし。どちらの立場も理解しているから、そういう面は自分の良いところかもしれないかな。
—プライベートはどのように過ごしていますか?
趣味はゴルフ。プライベートな話は入社して飲み会のときに俺が酔っ払ったらポロッというかもね(笑)
—先ほどのお話と少しかぶりますが、これからやりたいこと、目標はありますか?
社員を増やすことと拠点を増やすことかな。今目指しているのは東京、沖縄。その後は海外に行きたいなと思ってる。
そしてさっきも言った、売上を伸ばして40歳までに10億は行きたいと思っている。
あと、サービスを生み出したいね。
今の受託をやめることはないと思うけど、受託は稼ぐところとしてしっかりと確保して、それ以外のところで、将来的にスモールビジネスチームみたいなものを作って、なにか自社サービスを開発したいと思っている。
やっぱり売上100億以上とかになってくるとソリューションを持っていないと難しいんだよね。受託開発は今後も継続してやっていくけど、それだけではさっき話した売上目標を達成するのは難しい。ソリューションを持つことが先につながると思っている。
—最後に読者、特に求職者の方に向けてメッセージをお願いします。
中榮さんと会社やるってなったときに、中榮さんはプログラムできたけど自分は全くできなかった。今やってるHTML、CSS、Javascript、PHP、Ruby、Javaだったりとか触ったこともなかったし、できるとも思ってなかった。
営業やればいいやと思ってたけど、営業もうまく行かず、必要に迫られてプログラム覚えたんだけど。。
プログラムって難しいことは多いけど続ければ絶対分かるんだよね。俺はずっと興味をもっていろんなことを試してきた。最初はHTMLとCSSで適当にサイトを作って、今度はその作ったサイトをWordpressに移植して、次はECサイトが作りたいからEC-CUBEを使ってやり始めて、baserCMSのプラグインを使ってみようと思ったらそれを作って、自分でlaravelでシステムを作ってみようと思ったら実際にシステムを作って。
興味を持って自らこんなのやってみようと思って目標をもってそれを達成して、次へ…っていうので自分は進んできているから、興味を持って続けることがすごく大事だと思っている。そういう人なのであれば、うちに合うと思うし、新しいこともいっぱいやるし、興味を持ってこんなのやりたいですって言われたら、使えるものであれば技術的にどんどん導入してやっていきたいと思っている。環境的にもすごくモダンだと思う。
興味を持って諦めずに続けて結果を出すことが大事。諦めずに続けたいと思っている人がいればうちの会社は助けてあげることができるから、すごくいい会社だと思います。
—以上となります。ありがとうございました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
社長の人となりや考えが少しでも伝わったでしょうか?
自分も初めて聞けた話があり、改めて自分の成長との向き合い方を考えさせられました。
Nextatに少しでも興味を持っていただけた方、社長の考え方に共感した方、どなたでもぜひ私達のオフィスに気軽に話を聞きに来て下さい!