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Fikaしませんか?月1回30分から生まれる、メンバー同士の親近感。

「Fika(フィーカ)」という言葉をご存知ですか?「コーヒーブレイク」を意味するスウェーデン語で「お菓子と飲み物をいただきながら、上下関係や立場を取り払ってコミュニケーションを楽しむ習慣」という意味があるそうです。

NPの人事グループではそんなスウェーデンの文化を取り入れ、「Fika Time」を設けています。

「Fika Time」ではどんな過ごし方をしているのか、どんな背景から開催されるようになったのか。ある日の「Fika Time」にお邪魔させていただきつつ、お話を伺ってきました。

チーム規模が拡大していく中でも、コミュニケーションを担保するために

人事グループの井上です。「Fika Time」が始まったのは、2019年9月。グループ内の雰囲気を明るくしてコミュニケーションを取りやすくしたいという思いからです。勤続年数の長いメンバーがNPを卒業してから、グループ内の雑談は減ってしまっていました。新しいメンバーが入ったタイミングでもあったので、グループに安心感を生むことはこれまで以上に大切なこと。そこで何か取り組みをしようという話が進み、月に1回、30分間の「Fika Time」を実施することになりました。

全員で一斉に実施すると大人数になってしまうので、メンバーを3~4人に分けて開催しています。人事グループはいくつかのチームに分かれており、チームを超えて連携すべき仕事も正直あまり多くはない。それでもグループ全体で交流が活性化するように、メンバーの組み合わせはあみだくじで決めています。話したことがある人をグループ内に増やしていけば、より安心感が醸成されるので。

内容はただの雑談。「仕事の話をしよう」という空気はない

オフィス近くのカフェに行くことも多いのですが、今回の「Fika Time」は社内のリラックススペースで実施しました。事前に特別な準備することは何もなく、社内の自動販売機で飲み物やお菓子を買って席についたらスタートです。

この日は、ボルダリングや髪型の話しで盛り上がりました。「ボルダリングって手を使おうとするとダメらしいね。脚で登るものなんだって」とコツを教えてくれたり、「なんで金髪にしようと思ったの?」と気になっていたことを聞いてもらったり。

他にも音楽や登山といった趣味の領域、「ストレス解消法」みたいな日常のことがよく話題に上がりますね。全然盛り上がらなかったという回は、今までに一度もありません。むしろ「30分では足りない!」と、少し延長することもあるぐらいですね。仕事の話をしようという空気は一切なく、ただ友達と適当に集まって雑談をしているのと変わらない感覚です。

仕事以外での「人となり」を知る機会

「Fika Time」を実施して一番良かったのは、チームメンバーの意外な一面がわかることです。仕事をしていると真面目でしっかりしている方がお笑い動画の鑑賞を趣味にしていたり、年齢が2周りほど違う先輩と同じ漫画の話しで盛り上がったり。仕事以外での「人となり」が垣間見えると、親近感がグッと湧いてきます。「Fika Time」以外での雑談も増え、当初予想していた以上にチームの雰囲気は良くなっている気がしますね。

気軽に実施できることも、「Fika Time」の魅力かもしれません。例えばランチだと、事前にお店の予約をするのが負担になってしまいがちです。お昼にしか実施できないため、スケジュールを柔軟に変更できないという問題もある。コミュニケーションを活性化させるような取り組みは、負担が大きくなると自然消滅してしまうことが多いんですよ。その点「Fika Time」は特に事前準備をすることもなく、予定を空けるのも30分だけで済む。スタートしてから半年が経ちますが、「Fika Time」が負担になっているという話は出たことがないです。

人事チームメンバー以外でも「Fika Time」を実施していきたい

これからも人事チーム内での「Fika Time」は継続させていきたいですね。加えて、このチームだけに閉じず全社的な取り組みにしても良いのかなと考えています。NPの人事制度として、業務やキャリアといった話題を扱う面談は数多く設定されていますが、雑談をする機会はあまり設けられていません。

仰々しく全員に参加してもらうのではなく希望者を募って、メンバーもランダムに決められたらいいですね。業務ではほとんど関わりのない人とも雑談をすることで、意外な共通点が見えてくることもあるのではと期待しています。

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