結婚、出産を経ても変わらぬペースで働き続けたいと願う女性は少なくありません。MAP大阪支社・三木愛美もその一人。母になってから経験した転職活動の難しさ、スケジュールがハードでも常に第一線で活躍したい理由、家庭と仕事どちらも大切にする秘訣などを聞きました。
アパレル企業の法人営業職で働いていた私は、20代後半で結婚しました。これからもバリバリ働くぞ、と意気込んでいたところ、妊娠。
嬉しい反面、「最前線で活躍し続けたい」という気持ちが強かったので、戸惑いました。
さらに1人目を出産後、すぐに2人目を妊娠。
産休・育休が重なり、長期間仕事から離れることに。仕事に復帰した私を待っていたのは、『降格・減給・部署異動』の現実でした。
「休暇は権利のはずなのに…このまま今の会社にいても良いのか?正当に評価してもらえるのか?」
その職場で仕事を続けていく自信がなくなり、転職を考え始めました。
難航する転職活動の中、出会ったMAP
「昔はこんなにバリバリやっていたし、結果も残してますよ!」
いくらアピールしても、2児の母親。働ける時間は限られている。過去の実績があっても、ほぼ門前払いでした。
突きつけられた厳しい現実。そんな中、唯一連絡をくれた転職エージェントがMAPでした。
担当アドバイザーは、代表の飯田。面談では、仕事に対する思いを彼にぶつけました。今思うと、一方的に話してしまったと反省するばかりですが、飯田は私の言葉を受け止めた上で、
「内定がゴールではなくスタートです。三木さんの状況を理解してくれる環境で、活躍することこそが大事。その環境を提案するのが、私たちの役目です」
と言ってくれました。
この面談がきっかけとなってMAPのサポートの元、転職活動を開始。
間も無く、縁あって立ち上げ間もないMAP大阪支社で働くことになりました。
人材業界は全く分からない未経験者。それでもMAPへの入社を決めたのは「この会社、この環境でなら頑張れそう!」と思えたから。自分自身の良さや、これまでの経験も活かせると感じたのです。
こうして、MAPに入社して今年で5年目になります。
ちなみに当初はアシスタントとして入社したのですが、「もっと仕事が欲しい」と、熱烈アピールし続け、キャリアアドバイザーに。直接求職者様と接する業務を担当できることになりました。念願のポジション。多忙なスケジュールが続いても苦痛ではなく、むしろ強いやりがいを感じました。
仕事を頑張る原動力の9割は、一緒に働く仲間たちへの思いです。会社ではみんな私のことを『ママさん』としてではなく、『三木愛美』という一人の人間として接してくれるのが嬉しいですね。
仕事と家庭は「両立するもの」ではなく、同じ線の上かも。
ビジネスパーソンの顔と母の顔。バランスが難しい場面もありますが、いいことだってたくさんあります。
仕事を通じて社会の動向がわかりますし、限られた時間の中で成果を出すにはどうすればよいかと常に考える癖がつき、結果として生産性が上がりました。
また、家族を持つことで考え方が柔軟になりました。仕事は全力で取り組みますが、家事に関しては、ちょっと手抜きを覚えたというか…。何事も1人じゃ出来ないのだから、家事だって家族の力を借りればいい。そんな風にうまく人を頼れるようになりました。
仕事と家庭は私の中で密接に繋がって、相互に作用しています。仕事と家庭は『両立』という言葉で分けて語られることが多いですが、この二つは『ワークライフ・インテグレーション』で、意外と同じライン上にあるんですよね。
MAPでは、仕事も家庭も大切にしたい人がイキイキ働ける環境が整っています。社員の平均年齢は29歳、うち既婚者は3割程度。ちょうどライフイベントの変化が大きい年代のメンバーが揃っていますが、みんな家庭も大切にしながら、仕事に打ち込んでいます。また現在、私を含め3人が、産休・育休を取得中。ライフイベントを経ても社会で活躍することを諦めたくない。そんな人が活躍できる環境です。
またMAPには、ライフステージが変化しても揺らがないキャリアを築きたい方からの転職相談が多く寄せられています。長く活躍するためには仕事を選べる、企業から選ばれる強いキャリアを早い段階から作っておくことも大切です。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言葉があります。極端な例えですが、20代の苦労は本当に30代以降で実を結ぶもの。キャリア構築の途中では、つらいことや苦しいこともたくさんありますが、一つ一つを楽しみながら、確実に積み上げていって欲しい。
私も働く母親として、将来を見据えた女性の転職活動を、心から応援しています。