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【インタビュー2022】山本 晃央/取締役CFO

Makipにご興味を持ったきっかけを教えてください

監査法人時代にお世話になった先輩が「面白い人が面白い会社をやっているよ」とMakip代表の真吾さんを紹介くださいました。監査法人時代はIPOをメインに担当していましたが、きっかけやご縁があればプレーヤー側に行きたいと考えて様々な会社の方とお会いしていたタイミングでした。

何社かある中でもMakipに興味を持った理由は?

メンバーの人柄に興味を持ちました。監査法人時代の経験から、明確な経営の軸を持ってメンバーを集め、事業を推進している会社が良い成長をしているという印象を持っていたので、Makipについても代表がどういう軸を持ってどういった人がそこに共感して集まっているのかを直接お会いして確認させていただきました。
また、真吾さんはすべてをオープンに色々見せてくれて、普通ここまで時間を割いてくれるのかというぐらいヒアリングに付き合ってくれました。それまでお会いさせていただいた中でも深いところで話ができて、共感する部分が多かったので興味を持ちました。

共感した「Makipの軸」とはどういうものですか?

軸=考え方のことで、こういう会社を作りたいというものが明確でした。例えば、ブラジルのセムコのような会社にしたいという明確なイメージがあり、セルフマネジメント、セルフコントロールを大事にして管理という仕事をなくすなどは行動指針にも明確にしていて徹底していました。また、Makipの語源である「Make IT Possible」=不可能な領域を可能にするチャレンジを行うというのも明確でわかりやすかったです。

洋服にはご興味をお持ちだったんですか?

ありました。幼い頃から普通にファッションを楽しむということは好きでしたし、借金してまで服を買っていた時代もありました(笑)

ちなみに、洋服をどういうものだと捉えていますか?

選択肢がたくさんある時代で、個性を表現できる手段の一つだと思っています。
人間は表から見てもわからないので、それを見える形で表現できるのが洋服だと思います。特に僕のように表現下手な人間にとっては、ストレスなく個性を表現できるものだと思います。僕は変なこだわりが強いほうなので、洋服は流行ではなく、自分の好きなものを選んでいるほうだと思います。


会計士になるまでの苦労話を聞かせてください

はい、特に勉強の仕方という意味において苦労しました。
当時7科目あったのですが、専門学校の先生に「受験科目は8科目あります。普通は7科目ですが最後の1つは、勉強の仕方という科目です。これを間違うと受かるまでの時間は長いし、間違えなければ短い」と言われました。向き合ってみると確かにその通りで、勉強をしてこなかったので2年目標のところを3年かかってしまいました。
勉強の仕方としては、アウトプットを真剣にすることの大事さに気づきました。勉強というとインプットを頑張るのですが、脳に定着させるためにはしんどいけれども質の高いアウトプットが重要になります。それに気づき軌道修正してからは早かったかもしれません。

そんなに苦労されてまで手に入れた会計士にしかできない職業である監査法人を辞められた経緯を教えていただけますか?

社会人になってからビジネスの世界をもっと広く見てみたいという興味がどんどん膨らんでいって、それを広く見られる手段としての「会計士」や「監査法人」であると捉えていました。特に興味のあったIPOという領域で見てきた、成長するベンチャー企業についても、そこで8年間携わることが出来たのですが、そこで感じたのが当たり前なのですが「自分はそばにいるだけでビジネスの当事者じゃないんだな」ということでした。なので監査法人で得た経験や知識をもっと活かせるフィールドがあるのであれば、そこに行くというのは自分の中では結構自然な流れでした。

Makipには7人目の入社と聞きました。経験もないネットの世界に飛び込むにあたって、不安はありませんでしたか?

もちろん不安しかなかったですよ。最初は様子を見ながらずっと黙ってましたね(笑) 苦労したのはIT関連の専門用語の理解に時間がかかったことです。カタカナ文字やアルファベットの略語(CTR、CVR、CPA、CPCなど)を全部漢字にしてくれと思っていました。ただ、監査法人時代に担当した会社の大半がIT系の会社でしたので、ビジネスに関してはアレルギーはありませんでした。

企画のお仕事もされていますが、会計にしろ企画にしろ数字がお好きなんですか?

数字が好きという自意識はないですが、ロジカルに考えることは好きです。ロジカルに考えるならやはりファクトであり数字だと思います。
監査でも企画でも、何においても仕事の本質は「課題があるから解決する」ということだと思っています。Makipは、どこに課題があってどれを解決するかをロジカルに筋道立てて進めることが大事であるという文化なので、その文化が自分の肌に合っています。

Makipの気に入っている部分を教えてください

自分がMakipに参画してから引き続き軸がブレていないところです。真吾さんはもちろんですが、その軸に共感してメンバーが集まっているので組織全体としてもブレがありません。集中すべきところに集中できるこのチームが気に入っています。

Makipの改善したい部分を教えてください

明確に軸があり行動指針を遂行する、それを徹底しすぎては、本当に真っ直ぐな会社になってしまうので、もうちょっと遊びを作りたいというところです。行動指針に「遊び心を忘れない」というのもあるのですが、生産性を高めて無駄なくクリエイティブに集中することと遊び心って、両極なんですよね。メンバーがそのバランスをより追求していけると面白いと思っています。

Makipを取締役としてどんな会社にしたいと思ってますか?

今我々にしかできないことはなんだろうと常に考えて、一番大切なことに柔軟に向き合い続ける会社にしたいと思っています。永遠にベンチャースピリッツを持ち続けたいというメッセージは大企業となったベンチャー企業はどこでも言っていることなのですが、わざわざ言い続けているというのはそうであることが難しいのだろうと思っています。
Makipは世の中が変わり続けるなかでありきたりではない、我々ならではのあり方を追求できる組織でありたいと思います。今後メンバーが増えていってもそこはブレない会社でありたいと思います。

最後に何をMake IT Possibleしたいと思ってますか?

やはり自律自走型組織を体現した会社づくりですね。形式にとらわれる会社にはなりたくないです。拡大しながらも、個人が自律自走する形。答えはない課題にチャレンジするので自分達で考えて、やり方を追求していく会社。これは前例のないことなので「Make IT Possible」になるのではないでしょうか。チャレンジしたいです。

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