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「未来を描ける組織へ」テックチームが考えるMagic Momentのカルチャーとは

こんにちは、Magic Moment採用担当です。
Magic Momentは、カルチャーを大切にしています。特にテックチームは、最近メンバーも増えてきていることもありカルチャー醸成の取り組みの一貫としてワークショップを開催しています。今回は、チームでもカルチャー醸成にこだわる理由や、実際の取り組み、その想いを聞いてみました!

■プロフィール
清家 良太

2008年、株式会社インクスにエンジニアとして新卒入社。倒産に伴い2009年に株式会社ビービットでウェブエンジニアとして再スタートし、エンジニアだけでなく営業、カスタマーサポートなどを経験。その後起業などを経て株式会社クリエイターズマッチで開発責任者、事業責任者、カスタマーサクセスチームの立ち上げなどを務める。2019年に株式会社ビットキーで認証認可基盤プラットフォームの開発に参画した後、2020年に株式会社Magic Momentにジョイン。開発責任者として、設計レビューやオフショアチームの統括、海外ベンダーとの役割を担う。組織開発や採用も担当。

盛 慎

2013年株式会社野村総合研究所 (NRI) に入社。オープンソースを用いたシステムの構築・エンハンスメント、プリセールス、セミナー講演、R&D の業務を担当。その後、サンフランシスコのデザインファーム btrax にてデザイン思考を習熟。帰国後、社内スタートアップコミュニティ Arumon を立ち上げ、複数の新規事業開発およびコンサルティングに従事。2019年 NRI digital へ出向し、ロイヤリティプログラムの SaaS 開発や不動産企業向けの新規事業 PoC に携わる。2020年にMagic Momentへ入社。テックチームのフロントエンドエンジニアとして、全社的なカルチャー推進委員を務めるほか、テックチームでもカルチャー浸透をリードしている。

栗原 誠一郎

2007年株式会社フォーサイド・ドット・コムに新卒で入社。モバイルコンテンツ制作をしていく中でプログラミングの必要性を感じ、2010年にエンジニアとして株式会社エム・フロンティアに転職。
その後、株式会社クリエイターズマッチでのテックリードの経験を経て、現在のMagic Momentに入社。テックリードとしてプロジェクトのリードとプロダクトの設計・開発に携わっている。

先を見据えた組織構築には、カルチャー醸成はなくてはならないもの

――本日はよろしくお願いします!カルチャーを大事にする会社は多いですが、皆さん、それぞれ転職経験をふまえて、Magic Momentのカルチャーについて、どのように感じていますか?

清家:私はこれまで、20人くらいの規模の会社が100人になるフェーズを何度か経験しました。その中で痛感したのがカルチャーの重要さです。会社には、いわゆる50人の壁があるんです。壁にぶつかってしまうと、組織が安定せず離職者も増えてしまいます。ぶつからずに組織拡大できるのが一番なのですが、ぶつかってしまった場合壁を感じてからミッションビジョンを策定しても、組織にはなかなか受け入れられません。文化は後からインストールするものではなく、最初からあるものであり、途中から変えるのは難しいのだと知りました。

Magic Momentに惹かれたのも、カルチャーにあります。まだ規模の小さい段階から、ミッションビジョンバリューを設けて、それを評価する仕組みがすでに整っていました。代表の村尾が、Googleやfreeeでの経験から、先を見据えた組織構築を大事にしていることが伝わって。カルチャーを基盤に組織を大きくしていく点が素晴らしいと思いました。私はMagic Momentの正社員エンジニア1人目です。0からエンジニアチームを作るにあたり、カルチャーを大事にするのは決めていましたね。

写真:清家

:前職は大企業だったため、隣の部署が何をしているかわからないような状態でした。人間関係にしても、部署間ではビジネス上の最低限な付き合いしかなくて。そこにもやもやを感じていました。
Magic Momentは、社員同士の仲もいいですし、だからといってただ馴れ合っているというわけでもありません。カルチャーについて真剣に考え、正しい方向に向かって議論をしていく状態があるのが非常にいいと思います。周りにも、カルチャーに共感して入社してくれた社員は多いですね。

栗原:私自身はカルチャー面に共感して入社したわけではないのですが(笑)、入社してみてMagic Momentのカルチャーに驚きましたね。今まで経験した会社だと、意思決定がカルチャーからブレて形骸化してしまうことも多かったんです。しかしMagic Momentは、ブレないカルチャーのもと、社員全員が同じ方向を向いています。働きがいのある環境ですね。

:隔週で、TGIFというイベントを開催しているのですが、自由参加のイベントで、クイズ大会をしたり、川柳を披露したりしています。すごいと感じるのが、誰一人しらけている人がいないこと。皆が前向きに、主体的に交流を楽しんでいるんです。一体感がありますね。
これができているのは、採用時の見極めも大きいかもしれません。採用ではスキルだけではなくカルチャーも大事にしています。あるとき村尾が「TGIFでなじんでいる姿を想像できる人しか採用していない」と話していて。なるほどなと感じました。

ワークショップでメンバーの価値観を知り、共通認識が生まれる

――では、本題であるテックチームのカルチャーにまつわる取り組みを伺わせてください。まずは、取り組みの背景について教えてください。

清家:今年の前半、チームの規模が大きくなり、スピード感をもって開発しようという方向に舵を切ったことがあったんです。するといつしか、テックチーム内でとにかくスケジュールに間に合わせなければいけないという考えが蔓延し、メンバーからは仕事が苦しいという声が上がるようになりました。

そこで、メンバーで集まって話し合ったんです。そもそも入社した時は、プロダクトに未来や希望を感じていた。しかし今は、ユーザーにとってどんな価値があるものなのかを理解する暇もなく、ただただ機能を実装している。だからつまらないと感じるんだという意見がでました。どんなものを、誰の、どんな課題を解決するために作っているのかが分からないと、ひたすら開発する機械になってしまいます。定期的に内省する場が必要だと感じました。

また先ほどの盛さんの話にあった採用時の見極めについて補足すると、アセスメントとして明確には決めていることは何もありません。一時期はコアバリューに基づいて評価軸や観点を合わせようという意見もありました。でも、どこが違うのではと感じたんです。まずは自分たちが魅力に思えないと魅力に伝わりません。まずは内省して、言語化することから始めようと考えました。

:誤解を恐れずに言うと、Magic Momentのテックチームは組織としては未熟です。ペルソナを立てて、この人が欲しいよねと評価するレベルにはまだ到達していません。まずは自分たちが自分たちのことを知って、言語化できてようやく、ペルソナがつくれるようになるのではと思います。だからチームとして自分たちが自分たちのことを語れるようになることを目指しました。

写真:盛

――そこでテックチームでの取り組みが始まったんですね。盛さんと栗原さんが主体となっているとのことですが、具体的な活動内容を教えてください。

:今年の6月から1か月に1回、テックチーム10名全員でワークショップを行っています。内容は毎回異なります。初回はCore ValueであるGo True Wayをテックチームの仕事に落とし込んだときに、どんなシチュエーションなのか、どんな言動になるのかを考えました。その後、「あの時の○○さんは、TRUEだったね」と称え合いました。

写真:ワークショップの様子

栗原:1回目のワークショップでは課題も見つかりました。メンバーの中にはあまりコミュニケーションが得意ではない方もいて、初回は僕たち3人ばかりが喋っている状況だったんです。そのため2回目以降は、コミュニケーションを取りやすい仕掛けを考えました。

:2回目はTRUEについて深く考えるために、クイズを出しました。栗原さんに、〇×札をつくってもらったんですよね(笑)。たとえばお題は「開発について困ったことがあったので、すぐ他の人にヘルプを出して解決した。これはTRUEか」という問い。問題に直面した瞬間にろくに調べずヘルプを出したであれば、他の人の時間を奪っているから駄目だよねという意見もあれば、お客様のためにいち早く解決することが大事だから、調べるのに15分も30分も1時間もかけるよりも、人を巻き込んですぐに解決に向かったほうがTRUEだという意見もありました。札を挙げてもらうことで、必ず全員に意思表示をしてもらうことができます。自然に議論が生まれて、盛り上がりましたね。

3回目は、これまでなんとなく身についてきたTRUEをもとにテックチームのキャッチコピー作りをしました。採用面談の際に「どんな会社ですか?」と言われて、「○○なチームです」と即座に言えると良いなと思ったんです。

「親ばか」や「なんでもできるもん」など、なかなか面白いコピーができました。気に入っていて、よく採用面談でも引用させてもらっています。

4回目の9月は、期末ということもあり、振り返りの回として、どんな課題があったのか、もっとテックチームを魅力的にするために10月以降どうしていくかを考えました。そのときには「今期に名前をつけるなら」と題して、クォーターのネーミングも考えましたね。記憶に残っているのは「空が明るいと思えた時代」という名前。そのときもダウナー傾向だったんですよね(笑)。ずっと画面に向かって開発ばかりしていると気分が落ち込むこともあるのですが、オフィスに来て、ぱっと空を見上げて、空の明るさに気付いて心が和らいで。そんな想いを乗せました。こうやって毎回言葉として記録に残しておくことで、新しく入社した人にも過去の歴史を伝えやすくなりますね。

栗原:ワークショップをして良かったのはコミュニケーションを取れたことです。語ってみると本音が出てくるんですよ。一部の人にとっては「ここが良かった」と思っていても、実は別の人にとっては「良くない時期だった」などリアルな声が聞けたりして。本音を出し合えるコミュニケーションの場ができたのは非常に良かった点ですね。

写真:栗原

:一時期はワークショップで、他社が使っているようなフレームワークを参考にすべきではと考えたこともありました。でも止めたんです。僕らでしかない、僕らのカルチャーを考える場なのだから、もっとフラットに考えようと。とにかくコミュニケーションが取れて、皆が楽しくなれるような場を作っています。

――コミュニケーションが自然にできるような仕掛けをしているのですね!この4か月間取り組みをしていて、成果を感じる面はありますか?

栗原:たとえば前回に出た「空が明るいと思えた時代」のコピー。ちょうどチームが苦しい時代で、その雰囲気について感じるリアルな思いのもとで名づけました。このコピーは、苦しい中でちょっと希望が見えてきた、そんな意味合いです。皆がその希望を認識できたのが、非常に良かったなと思いますね。チームがどんどん良くなってきていると思います。

未来を描いて、自律的に動ける組織に

――最後に、今後カルチャーの視点でテックチームをどんな組織にしたいと考えているか教えてください。

清家:一歩先の未来を描いて、自律的に動けるチームです。

たとえば採用活動において、ただ規模を大きくしたいという思いだと苦しいです。「もっと○○がしたいから、一緒にできる仲間がほしい」という目的が必要です。今と未来の目標にギャップがあって、それを自分たちの開発リソースで埋めるのか、新しい人材で埋めるのか。一歩先の未来を描いて、自律的に動いていくチームになりたいですね。

そのためには、未来を描くだけでなく、自分たちの魅力を伝えていかねばなりません。それを醸成するのが、ワークショップだと思います。今どんな状況で、どんな人がいて、どんな特性があるのか、いろんな側面から振り返って内省する場として機能していけばと思います。

これまでのワークショップでは、「空が明るいと思えた時代」にあるように、混沌とした中で今の歩みを振り返る機会になりました。自分たちが魅力に思っていることを言葉にできたと思います。今後はもっと踏み込んで Go True Wayにテックチームとしてどうしていけばいいか、具現化できる場にしていきたいですね。

:すごく共感します。チーム全員からボトムアップで、あれやりたい、これやりたいという意見が上がってくる自発的な組織を目指したいですね。トップダウンではなく、自分たちで改善していく。そしてワークショップで内省するサイクルが回れば、もっと組織が良くなっていくと思います。

栗原:チームの状況が良くないと、採用をするときに「自分の仕事を楽にしたい」など今のことしか考えられないと思うんです。それだと面接でも魅力を伝えられないし、負のサイクルになります。ワークショップを通じて、テックチームの状態を整理することで、未来を見据えられるようにしたいですね。

清家:現段階でも、最近入社した社員からは「社員全員、自分の事業のことを嬉しそうに喋る組織だなと感じました」という声が上がっています。別に決めているわけではないものの、それぞれが思ったことを話した結果、似たような話をして、似たような印象を候補者に与えることができているようです。これからも内省をする機会を設けながら、カルチャー浸透を進めたいですね。

――ありがとうございました!

テックチーム独自の取り組みであるワークショップ。定期的に仕事を内省し、メンバー同士のコミュニケーションを通して、自分たちの魅力を言語化する機会となっているとのことでした。Go True Wayがメンバーひとりひとりの仕事まで浸透しているのですね!

Magic Momentは一緒に働くメンバーを積極的に募集しています。カルチャーが浸透し、皆が一丸となって目標に向かって取り組む組織で働いてみませんか?

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