マネージャーとして組織を作り、コーチとしてメンバーの成長を支えるというのが、私の重要な仕事の1つです。「何をすれば最高の結果に到達できるのか?」「余計なことをして逆に邪魔をしたりしないか?」と自問自答しています。
・・・ということで、最近、チームビルディング(チービル・・・というと格好いいらしい)の1つとして実際に行ったことと、その効果(?)を紹介します。
1)「価値観」を表すキーワードを84個(一生懸命に探しました)並べた紙を配ります。
2)各自に、なるべく直感で「自分が重要だと思うもの20個」を選んでもらいます。
3)次に「その20個から10個」に絞ってもらいます。
4)最後に「その10個から3個」に絞ってもらいます。
5)その「残った3個」を皆で紹介しあいます。
似たようなキーワードがあったり、残したいけど残せないキーワードがあったりと、結構盛り上がります。
「残った3個」の組み合わせは、驚くほど「その人の個性」と一致します。
「あー、そうそう!」と笑うしかないくらい、「本人は3個のキーワードの重なり」になっています。
半分遊びの感覚でやってみたのですが、とても良い効果があったように思います。
・「良いキーワード」でその人の【良い面の個性】を認識しあえる
・そもそも「同じ1つのキーワードを選ぶことも非常に稀」なので、【全員違う】ことが自然に受け入れられる
さらに
・「挑戦をしたい」というキーワードの人に、「これはチャレンジだから君に」と頼む
・「着実・確実」というキーワードの人に、「絶対ミスできないから君に」と頼む
と、本人も周囲も「それはその人に任せるべき」とポジティブに感じられるように思います。
ちなみに、この後に入社した人にもすぐにやってもらったのですが、皆のワクワク感はハンパないもので、これがまた「全然違うキーワードだった」ものですから、大盛り上がりしました。
「次の新入社員は、今までに選ばれていないキーワードを選ぶ人」という変な(?)期待もあったりして、まさに【多様性】だな、と思っています。