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IPOは、経理のレベルアップに欠かせない経験になる。ライフイズテックの経理マネージャー中村が教育業界を選んだ理由

「中高生ひとり一人の可能性を一人でも多く、最大限伸ばす」をミッションに掲げ、2010年の創業から次世代デジタル人材育成を手がけるEdTech企業、ライフイズテック。楽しく学べる人を一人でも増やすべく、学校や塾に向けてさまざまな教育サービスを届けています。今回は経理チームのマネージャーを務める中村 伸に話を聞きました。

Profile
中村 伸(Osamu Nakamura)
家業の手伝いを通じて原価計算と価格に興味を持ち、経理を仕事にしたいと思い至り、大手出版社に入社。本社やグループ会社でさまざまな経験を積む。その後、設備メンテナンス会社へIPO準備チームとして転職し、東証グロース市場への新規上場と、東証プライム市場への市場変更を実現。2023年2月にライフイズテックに入社し、現在はコーポレート本部 経理グループのマネージャーを務める。

「付加価値をつけたい」という思いから、IPOに挑戦

ー まず、中村さんのキャリアについて教えてください。

学生時代から実家の家業を手伝っていたため、原価計算やプライシングに強い興味がありました。大きな会社で経理や会計をやってみたいという思いから、大手出版社に入社し、経理の仕事を担当しました。小口現金や入出金の処理から始まり、連結、開示や管理会計、さらに組織改編や企業買収も経験させていただきました。この時期の経験が、今でも自分のキャリアの核になっていると思います。

30代半ばに差し掛かった頃、「会社に直接付加価値をつける業務を担いたい」と考えるようになりました。自分のキャリアを振り返った時、その要件に合致したのがIPO準備でした。そこで、当時IPO準備中であった設備メンテナンス会社に経理として入社し、Ⅰの部等の申請書類や予算および事業計画策定に注力しました。無事に東証グロース市場に新規上場できただけでなく、東証プライム市場への市場変更も実現できたのは、本当にいい経験でしたね。

ただ、私が入社したのは、ちょうどIPOに向けて監査法人が並走し始めたタイミング。富士登山に例えるなら、すでに5合目くらいのフェーズだったんです。無事に登頂という目標は果たせたものの、次は山のふもとから自力で登る経験をしたいと思うようになりました。

そこで、IPOを目指す会社に転職し、組織づくりから関わりました。4年ほど在籍したのですが、個人的に一応の区切りをつけることとなりました。どうしてもIPOに挑戦することが諦められず、いろいろな企業を調べる中で出会ったのがライフイズテックでした。


教育はすべての社会問題の根本にアプローチできる

ー IPOを目指す会社はたくさんあると思いますが、なぜライフイズテックを選んだのでしょうか?

経理のスキルは業界や規模を問わないので、専門性を持っていれば、企業の選択肢は山のようにあります。上場をゴールに据える会社も珍しくありませんが、個人的には上場後に会社が、そして自分がどう成長し続けられるかも非常に大切なポイントだと考えています。上場後もずっと新たな挑戦を続けられるような環境を求めていたところ、ライフイズテックを知りました。調べると、ライフイズテックには潜在的に広大な事業領域、成長見込みのあるマーケットとプロダクト、挑戦や失敗に寛容な企業文化があることが判りました。「これだけ揃っているなら、成長できるかどうかは自分の問題になる。自分次第でなんでもできる」と感じました。

また、ライフイズテックが取り組むのが教育だという点にも魅力を感じました。世の中には、相手の損失が自分の利益になるようなビジネスも存在します。ただ、私は自分自身が気持ちよく全力で仕事を頑張るために、ビジネスの社会的な意義は絶対に譲れませんでした。漠然とではありますが、「世の中の役に立つ仕事がしたい。社会的な問題を解決したい」と思っていたんです。

SDGsの認知度が高まり、二酸化炭素の排出量や生物の多様性など、具体的な社会課題に対して直接アプローチをする企業も増えつつあります。一方で、教育はそれらの社会問題に対して間接的に全方向に対してアプローチすることなのだと感じました。更にレバレッジもかかる点を考慮すると教育が及ぼす社会的なインパクトは非常に大きいことに気づきました。そうしたことから、ライフイズテックを通じてよりよい教育を実現することが、更には上場を果たし調達した資金でより大きく成長することが、すべての社会問題を解決するための原点だと思ったのが、入社の決め手ですね。


ライフイズテックなら、道なき道を進むことも楽しめる

ー 現在の仕事内容について教えてください。

2023年2月に入社し、経理チームのマネージャーを務めています。チームは私を含め3名で、それぞれで役割分担をして業務を進めています。IPOを目指していることもあり、新たな仕組みを社内に導入することも増えてきましたね。

ー IPOの準備は大変なイメージがありますが、その点はいかがでしょうか?

経理の業務を登山に例えてみましょう。すでに上場している企業での仕事は、すでに整備された登山道があり、ガイドもいて、登山マップも売店もあるようなものです。しかし、IPOは道なき道を進むだけでなく、誰でも登れる登山道を整えることにも対応しなければいけません。もちろん作り上げていく過程は大変ですが、非常にやりがいのある仕事だと思っていますし、その大変さを楽しいと感じられる人が合っていると思いますね。

とくに大きな会社で長く経理を続けていると、決まった日に決まった人から連絡が来て、決まった作業をすることが多いのですが、意外と「なぜそうなっているか」、つまり仕組みまで理解して行う機会は少ないものです。IPOに向けて業務整備を進めることは、法律や会社のビジネスの流れなど、ひとつひとつの意味を深く理解できるまたとない機会なのです。

また、経理としてキャリアを発展させていきたいと考える場合にも、IPOの経験は有効だと思っています。すでに仕組みが出来上がった会社で長く経験を積んだとしても、もし違う会社に転職した場合、仕事の進め方や会計ツールが違うだけで、本質的なことが理解できていないと対応できなくなるからです。経理としてIPOを経験することで、本質的な業務理解につながり、結果としてどんな環境でも活躍できるスキルが身につくのです。

ー なるほど、経理としてのスキルの底上げになるのですね。さまざまな部署と連携することが多いと思いますが、その点はいかがですか?

これは転職して一番驚いたことなのですが、ライフイズテックはどの部署もいい人が多いんです。素直で明るく、根が優しい人が多いと感じます。今後、さまざまな対応を依頼していくと思いますが、この会社なら社員のみなさんが協力してくれるだろうと安心しています。

ー 最後に、ライフイズテックで経理として活躍できる人材の特徴について教えてください。

ベンチャーでIPO前と言うと激務な印象を持たれますが、会社全体として長時間の残業はしておらず、組織や仕組みで解決しています。だからといって「ぬるい」わけではなく、むしろ限られた時間で効率的に成果を出せる工夫が全員に求められます。さらに、フルリモート制度とスーパーフレックス制度を採用しているので、自由な働き方ができる一方、それぞれの高い自己解決力も欠かせません。

経理チームも、今後さらにメンバーを増やし、チームを強化していきたいと考えています。IPO経験は不要ですが、上場企業やそのグループ会社、または上場準備中の会社で経理をした経験は非常に重要ですね。加えて、大手とベンチャーで最も異なるのは「スピード感」です。歴史の長い会社は、実際の行動に移す前にしっかり調べたり社内手続きを踏んだりと、時間をかけるところも少なくありません。一方、ベンチャーは「まずやってみる」「走りながら仕上げる」という感覚です。そのうえ、大企業と比べて変更がかなり多いという特徴があります。そうした点を楽しめる人の方が向いていると思いますね。

また、経理は人柄が非常に重要な仕事だと思っています。社内のさまざまな部署と長期的な関係を築く上で、人として「いいやつ」であることはとても大切です。経理としての専門性と高い人間性を、社会的に意義のあるビジネスに活かしたいという方は、ぜひライフイズテックに応募していただきたいですね。

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