こんにちは!
レスタス採用チームです。
今回はレスタスの要とも言える、マーケティングについてのお話を、マーケティング部部長の勝見さんに語っていただきます。
勝見さんはこれまで、大手旅行代理店をはじめ、有名広告代理店でマーケティングのプロとして活躍されてきたキャリアをお持ちです。
そんな勝見さんがなぜ、レスタスを選んだのか。
そして、ここでどんな仕事をして行きたいと考えられているのか。
じっくりと伺ってまいりました。ぜひ、最後までご覧ください。
レスタスへの入社は5回、お断りしました
――10億円の資金調達を行った関西発のスタートアップ
レスタスとの出会いは、ハンティング会社より貰ったメールがきっかけでした。
投資ラウンド、シリーズAにおいて、10億円規模の資金調達に成功した関西の会社という内容だったと思います。気になったので出資先を確認したところ、事業を共にするサプライヤーからの出資が多いことが見て取れました。
「IPOをすることが目的ではなく、事業を発展させるためにIPOを行っていく」ということがすぐにわかり、事業基盤がしっかりしているという印象を受けました。且つモノタロウやラクスルのようにすでに名入れカレンダーという強いトラフィックビルダーを形成している点も大きかったです。
しかし、当時はまだ、入社したいと思ってはいませんでした。ちょっと面白そうな会社があるし、話を聞いてみようかな、という程度でレスタスのメンバーと会うことになったのです。
――実際に会った感想は?
まず、社長の大脇にお会いし、事業のこと、プロダクトのことを伺いました。実際、話を聞いてみたものの、名入れという事業やカレンダーというプロダクトに、当時は魅力を感じず、お断りをしていました。
ところが、これが自分でも分からないところなのですが、なぜか惹かれる点が多くその後もレスタスのメンバーと会い続けました。いろんな方々に会っていく中で、優秀な人が多くタレントは揃っているという印象を持つようになりました。だからといって入社しようという感じでもなかったのですが。。
――何が入社理由になったのですか?
今こうして話をしてみて思うのは、当時の自分はそれまでのキャリアや仕事に対して、やり尽くした感覚を持っていたのだと思います。
当時勤めていた広告代理店では、売上高10億円以上という前例のない新規受注額を記録し、年間全社MVPなども頂きながら社内で一番人数の多い営業やマーケティング領域の部門を統括していました。大手広告代理店やベンチャー企業でのマーケティング経験を通じて、ある程度クライアントワークにおける、私なりのマーケティング方程式のようなものができていたのだと思います。言葉にこそなっていませんでしたが、何か物足りなさを感じていたのでしょうね。
そんな中、レスタスのメンバーに会うことは、今までと全く違う世界に触れることでした。
社長の大脇は、これまでに出会ったことのないタイプの経営者でした。良い意味で「ヒト<事業」という考え方が強くスピード感もあるため、事業を立案する上で成功と失敗のピボットサイクルが早いことも、まさに私が望んでいた経営者としての理想像でした。刺激を感じていたのかも知れません。
また、私より少し前にレスタスにジョインした取締役CFOの広瀬がMVVの刷新をはじめとするファイナンス以外の領域でも活躍していた点から、幅広い領域でのチャレンジに加えて本当の意味で自身が培ってきた全てを余すことなく組織を創造するということに還元することが出来ると感じた点も大きかったです。事業基盤の強さと資金力、ボードメンバーのタレント性、そういった点を踏まえて最終的に入社を決めました。
ーー入社後の印象について教えてください。
マーケティング部の部長としてレスタスに入社しました。現在は企画・開発/デザイン・プロモーション・CS・事業開発の5つのグループを統括しています。
入社後の印象は「目標高過ぎ(笑)」というのは冗談です。最初に取り組んだのは、データを見ることではなく、現場を見ることでした。商材が多く、製造プロセスも様々なパターンがありましたので、自分の目で確かめていこうと思ったのです。
製造部門で印刷機械の説明を受けてみたり、カスタマーサクセスチームの中に入り、顧客対応を経験したりしました。この出来事がレスタスの戦略を考える良い機会になりました。その中でも特にカスタマーサクセスチームの仕事ぶりが良く、もしかするとレスタスが選ばれる理由は、価格・品質・納期だけではなく、顧客対応力ではないか?と思うようになったのです。
すぐに顧客アンケートを紐解き、デプスインタビューを実施し購買決定要因を抽出すると、カスタマーサクセスチームの対応力が他社にはない主な購買決定要因になっていることが分かりました。これもコモディティ商材の中では非常に重要なUSPとなります。
改めて現場を見渡してみると、トークスクリプトをきっちり作成していたり、顧客情報を分かり易く管理していたりと、努力の跡が随所に光っていたのです。これはいけると思いました。
――現場を見て、マーケティング戦略が変わったのですか?
はい、徹底的な顧客志向に振り切る戦略策定のきっかけになりました。
これまでレスタスは、潤沢な資金をもとにCMをはじめとした広告を出稿していく、いわゆるプロモーションに力を入れていました。一方、顧客の声を拾い上げ、商品やサービスに結び付けていくという部分が弱いと感じました。
あれほど顧客から信頼される顧客対応を行っているにも関わらず、そこで集めた資源を武器として使いこなせていないように思いました。プロモーションの観点だけではなく、マーケティングコストを投下しなくとも愛される、勝手に売れていくプロダクトを創出するためには、顧客がマーケティングの起点となる志向を持ち、顧客自身が気づいていないインサイトや顧客ニーズに応えていけるような存在になろう。全社に対して改めてマーケティングのテーマを掲げることになったのです。
マーケット調査をはじめ、ロイヤルカスタマーに声を聞く機会も増やしていきました。直近リリースされるプロダクトやサービスは、顧客インサイトから創り上げたものもあり、どんな結果をもたらしてくれるのか、毎日が楽しみです。そしてすでに複数のプロダクトで早速成果が見え始めています。
――商品やサービスに対して、考えに変化がありましたか?
そうですね、入社前は興味がないと言っていた名入れですが、我々は名入れ業者でも印刷会社でもなく、ファストカスタムオーダーカンパニーです。顧客と接することで考え方はより変わっていきました。
当時、取締役CFOの広瀬から会社のステートメントを刷新するという話を聞きました。「個性を讃え、世界を前へ」という言葉を聞いたとき、恥ずかしながら心の中で『かっこいい!レスタスの事業価値にぴったり合っている』と思いました。
特に日本を代表するファストオーダーカスタムカンパニーを目指すという中期目標がしっくりきましたね。オリジナルや名入れという商材の価値は面白く奥が深いです。だからこそ、顧客視点に立って、より喜んでもらえるサービスを展開していきたいです。
一方で、私の場合は顧客視点だけではなく株主を始めとするサプライヤーやステークホルダーへの視点も忘れてはならないということも常に意識していることの一つです。
――最後にレスタスの魅力について教えてください。
いくつもあると思います。例えば、マネジメントや経営に興味がある人でしたら、名入れカレンダーとオリジナル紙袋でそれぞれ国内シェアNo.1というすでに強いトラフィックビルダーを保有しながら、シリーズAで10億円規模の資金調達を実現し、顧客や投資家から評価を得ている点だと思います。
現在シリーズBのラウンドも進めています。一方、現場レイヤーだと、働く環境が魅力になるのではないでしょうか。組織が縦割りになっていない。その分、業務の幅が広いですが、短期間で圧倒的に成長出来ると思います。
あとは働くヒトに関する部分です、レスタスは優しくていい人ばかり。個人的にはもう少し目標達成への執着は欲しいところですが(笑) 物凄いスピードで組織成長、事業成長する時間の中で、顧客を基点とした組織文化を一緒に育ててくれるような人に来てもらいたいです。
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いかがでしたでしょうか。
個性的な考えをお持ちの勝見さんのお話、面白かったですね。
余談ですが、勝見さんはその昔、釣り好きが度を越えて、蟹漁船の底引き網漁師になるという経験をされたことがあるそうです。勝見さんをはじめ、様々なバックボーンを持つ、個性豊かなメンバーが、互いを輝かせ合うように働くのがレスタスの特徴です。
興味をお持ちの方はぜひ、お問い合わせ下さいね。
最後に、このインタビューがいいな!と思った方は♡で応援もよろしくお願いいたします!