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『ブルドーザーの様な馬力でプロジェクト推進 -Value賞受賞者インタビュー-』

株式会社クラダシは、楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケット『Kuradashi』を運営し、世界的な社会課題のひとつであるフードロス問題を解決するべく事業を展開しています。

2022年7月に、半期の中で最もバリューを体現したメンバーの表彰を行いました!

その中から、今回は「アクセル全開!」賞を受賞したShopify移行プロジェクトチームをご紹介します!
(代表してプロダクト―チームのsekiguchiさんにお話伺いました!)


そもそもクラダシのバリューとは?

クラダシでは3つのバリューを軸に事業を推進しています。

●前例をつくろう

クラダシは今までにないビジネスを創り、世の中に新しい価値を与える会社。

自ら考え、挑戦し続ける私たちでいよう。

●アクセル全開!

圧倒的なスピードで、熱狂して働こう。

●明るく楽しく元気よく

クラダシが目指すのは、楽しくて身近な社会貢献。

常に物ごとを前向きにとらえ、周りに伝播させよう。


Value賞とは

クラダシ社内で最もバリューを体現し、クラダシの成長に貢献したメンバーやプロジェクトにスポットライトをあて表彰するイベントです。

それぞれのValue賞の評価項目

前例をつくろう


 ✔ クラダシ社内や業界・社会全体において、新規性・革新性がある

 ✔ 実現したことによる社内外への影響力が大きい

 ✔ 取り組みを実現するにあたり、困難も多くハードルが高い


アクセル全開!

 ✔ 業務を進めるにあたってスピーディーに進めている

 ✔ 多くの関係者を巻き込みながら業務を進めている


明るく楽しく元気よく

 ✔ 困難な仕事や些細なことに対しても、常に前向きに取り組んでいる

 ✔ 気持ち良いコミュニケーション、仕事への取組み方等で、周囲にポジティブな影響を与えている

Value賞の選定方法

  1. 全メンバーの中から、最もバリューを体現したと思うメンバーが他薦/自薦で立候補。
  2. 経営会議にて内容を精査し、ノミネートメンバーを決定。ノミネートメンバーは、全社員に向けて、意識・工夫した点をプレゼン。
  3. 最後は、最終的に最もバリューを体現したと思う人へ投票し、得票数にてValue賞が決定します。

ノミネートメンバーのプレゼンはどれも為になる話がつまっており、刺激ある貴重で濃い時間となりました!

「アクセル全開!」賞受賞したEC構築システム移管プロジェクトのチームを紹介!

投票コメント(一部抜粋)

全社を巻き込んだ、最大規模プロジェクトを、まさにアクセル全開!で完遂していただき有難うございました!

1年弱にわたる移管プロジェクトをブルドーザーのような馬力で推進!

非常に短納期で多くのことをやり遂げないといけない中で、チームで団結し各人が自立と自律をして取り組んでいました。

評価されたポイント(CEO河村からコメント)

基幹システムの移管というのは、例えるならば心臓移植をする大手術です。これだけ大きなプロジェクトをわずか8か月で成し遂げたことは、バリューである「アクセル全開!」を体現したからこそ成し遂げ得られたことだと思います。素晴らしかったです!

クラダシは既に7年間サービスを運営してきており、ユーザー数も35万人に達し、ユーザーへの影響範囲が大きい中、短期間で且つ既に走っているサービスを絶対に止めてはいけないという難しいプロジェクトを完遂したプロジェクト推進メンバーのチームビルディングあっての成果だと思います。

クラダシのMission達成のために、10年、20年と戦える体制を整えるべく、更なる飛躍するためには必要不可欠なプロジェクトを、影響範囲広く難易度高い中、アクセル全開で成し遂げてくれました

「アクセル全開!」受賞、本当におめでとうございます!

バリュー「アクセル全開!」を意識して取った行動・工夫は?

下記2点が、プロジェクトを通して特に意識したことです。

  • Shopify移行プロジェクト中に発生するさまざまな課題に対して、前提の理解を揃え共通のゴールを作ること。
  • その課題解決に必要なメンバーを見出すこと。

まず、shopify移行プロジェクトについて

Shopify移行プロジェクトは、以前に使っていた国内製EC構築システムへのカスタマイズや、クラダシの事業の成長に伴って健在化していた、事業上の課題解決のためにスタートしました。多くの独自カスタマイズがコードベースの保守性や可変性の低下を招いており、またこのことに起因して、システムの改善が事業の成長に追いつけずに業務効率が低下したりしていました。
クラダシの今後の成長を見据えた上で、全社的な課題としての深刻度が日に日に増しており、システムの移行が急務となっていたんです。私が入社したのは2021年9月でしたが、この時すでに移行プロジェクトは開始していました。
ただ、要件定義が進む中で、関係者が多いことと、実装が必要な個別の機能に関してゴールが不明瞭なことが多発していました。
組織が急拡大している中で、全社的に入社歴の浅いメンバーが多いこともあり、各メンバーが業務の全体像が掴めてない状態でプロジェクトはスタートしており、そもそも誰が問題点や要件をよく知るメンバーなのかも不明瞭だったりしていたんです。

ここで少しクラダシの業務の流れの概要をお伝えすると、食品メーカーからの仕入れをMDチームが担い、その後商品ページを作成・公開を掲載チームが行うことでユーザーへの販売を開始します。
そこから、在庫管理や倉庫業者さまとの調整、配送の手配などは物流チームが行います。それに加え、カスタマーサポートやマーケティングのチームや、外部企業との提携を行う事業開発チーム、クラダシ基金の運営チームなどもあり、それぞれの部署がさまざまな業務で日々互いにコミュニケーションを取り合いながら、実業務を回しています。
カスタマイズ開発は外部の協力企業、業務委託のエンジニアの方やデザイナーの方と、社内のプロダクトチームが協業して行っておりました。

このような状況だったため、Shopify移行プロジェクトでは、多数の関係者が存在するかたちとなり、私が所属するプロダクトチームが関係者を取りまとめ、プロジェクトを進捗させる役割を担っていました。

クラダシでのShopify移行プロジェクトの課題

一般的に、システムの移行には、プロジェクト進行中さまざまな課題が見つかります。
その解決のためには、実業務のオペレーションの理解、システム仕様の理解、それらに対するデータの構造とフローの理解が不可欠で、一般的にもハードルが高いプロジェクトです。
クラダシにおいては、私自身も含めて入社歴が浅い社員が多く、そもそも自分自身の通常業務を行いながらも高速で学習し、日々業務改善を積み重ねているようなシチュエーションでした。
そのため、Shopifyプロジェクトにおいてもメンバーが理解している情報が断片的で、メンバー間での認識齟齬も多く発生するために、移行後のオペレーションのあるべき姿を描きにくい、やりたいことのすり合わせ時に全ての情報が出揃わない、意見が発散してしまって要件がまとまらない、などの課題が発生していました。

ただでさえハードルの高いシステム移行ですが、クラダシの今後の成長性のため、短期間で、かつ、業務学習中のメンバーが多く関与する体制の中進めなくてはならない、非常にハードルの高いプロジェクトだったと思います。

プロジェクト推進で大事にしていたこと

そこで最も重要だと意識して行動したのが、冒頭にあげた2つのことでした。

  • その課題に対する前提の理解と、共通のゴールを作る。
  • その課題解決のために必要なメンバーを見出す。

2つ目で、”見出す”と表現したのは、誰かがその課題に対するゴールを明確に持ってないことも多く、メンバーの誰かにゴールを作る役割を担ってもらったり、関係メンバーの複数でゴールを作る事がよくあったからです。さまざまな課題に対して、問題点を洗い出して、状況を整理した上で、なすべきゴールは何が最適かの共通認識を作って行くことを、前提を擦り合わせながら、何度も何度も行いました。
課題の例をあげると、同じ用途の商品データの項目が複数あり、それぞれを別の部署で利用されていた場合に、移行時にはどちらの項目で揃えるのがあるべき姿か、というものがありました。会話中に同じ用語を使っていても、システム上のデータは実は違っていた、というケースです。それぞれの部署での運用は回っていると、そもそもその違いを認識する事が難しく問題発見までに時間がかかります。また、その項目を別の仕組みで利用していたりすると、一方の項目に運用を寄せるとなると、影響範囲がどこまでか調査が必要だったり、スムーズには課題解決できない事もありました。
関係者が多いために起こるこうした問題は、全関係者が100%満足する銀の弾丸はありません。間違いや失敗を恐れずに学びに変え、アクセル全開でプロジェクトを前に進めていくために、この2つを意識して、粘り強くコミュニケーションを取り続けました。

ローンチ直後もアクセル全開!

Shopify移行のローンチ後に起きたアクセル全開なエピソードも、せっかくなので紹介させてください。

ローンチ直後は、オペレーションもこれまでと変わるため、通常の業務フローもまだまだ熟達していない上、想定していなかった不具合や、問い合わせも起きました。物流チームでは配送先の確認件数がそれまでの10倍以上になり、マーケティングチームではユーザーへのメルマガ配信でお客様が受信できない件数が急増し、CSへはユーザーの「ログインの方法がわからない」というような問い合わせが増大したりと、まさにカオスと化していました。

このカオスの状況を乗り超えるために、CS、物流、プロダクトチームから1名ずつ参加するデイリーミーティングを新たに設けました。その3名は、Shopify移行プロジェクトがスタートした後に入社したメンバーで、みな社歴1年に満たない者ばかりでしたが、他チームへの業務理解もアクセル全開で日々培ってきているメンバーでした。(中には入社1か月目というメンバーも!!)

このデイリーミーティングを設けてから、起こっていることの収集と整理、クリアすべきゴールは何かを明確化、課題解決して関係者に周知していく、という事を素早く行いやすくなり、カオスを解消していく事ができました。このデイリーミーティングを設けられたこと、またこの場がしっかり課題解決を進める場として機能させる事ができたことは、冒頭2つのことを、プロジェクトメンバーそれぞれが意識し続けて日々アクションを取れていたからに他なりません。

これからもアクセル全開!

このShopify移行プロジェクトでは、本当にいろんな事が起き、正直に言えば、失敗や反省すべきところも少なくないプロジェクトでした。業務過多で疲弊しているメンバーがいたり、カオスの中で状況判断を誤ってしまったり、コミュニケーションロスが通常より多く発生してしまったり。
そんな中で、ちょっとした会話のなかで生まれるユーモアも、プロジェクトをメンバー一丸となって乗り切る上でとても大切でした。

残業中の脳のリソースが枯渇してきた時に、とあるメンバーが「やばい、今脳がWindows95になってる」って言ったことに皆で笑ったときは、思わず爆笑して、疲れた気持ちが和らいだこと、強く覚えています。

決して”アクセル全開”なだけで乗り越えられたものではなかったです。ユーモアは”明るく、楽しく、元気よく”のクラダシのバリューにも含まれていると、個人的には捉えています。ユーモアで苦しい時でも和んだエピソードは他にもまだまだあり、プロジェクト中にたくさんこのバリューも育まれてきたなぁと、今振り返っていて感じています。

私はこれまでIT業界で10年ちょっと働いてきましたが、B2Bばかりだった事もあってか戸惑いや学び直しもたくさん発生し、もちろん失敗もたくさんした、個人的にもなかなかに苦しいプロジェクトでした。ですが、ここで得た学びやメンバーとの関係性を、”ユーザーがおトクに楽しく買い物でき、フードロスにも貢献できる世の中を創る”ことに活かしていこうと、前向きに捉える事ができています。

これからもアクセル全開で、ソーシャルグットマーケット『Kuradashi』クラダシのサービスを成長させていきます!

クラダシでは一緒に伴走してくれる心強いメンバーを熱烈募集しています。

少しでもご興味持ってくださった方は気軽にご応募下さい。

応募がハードル高い方は、カジュアル面談でも大歓迎です。

ご連絡お待ちしております!

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