マスプロモーションだけではない。営業と連携し、お客様のことを徹底的に考え抜くKIRINのマーケティングの裏側
お客様理解を大事にする――変化の激しい時代においては、現場のメンバーが自ら考えて行動することが非常に重要です。しかし、会社としての方向性を示せなければ、個々人が別々の方向を目指してしまい、空中分解しかねません。そこでキリンビールが掲げたことの1つが、「お客様(エンドユーザー)のことを一番に考える会社になること」でした。キリンビールでは2017年よりマーケティング体制を刷新。マーケティング本部の下に「マーケティング部」「営業部」を並列させる体制となり、両部門の連携強化を図ります。現場の生の声を一番聞く機会が多い営業部と、商品設計から携わるマーケティング部はどのように連携しているのか。前回に...