こんにちは。カラクリ People & Culture 責任者の川島です。
2021年4月から1年間で社員数が(ほぼ)倍になったカラクリ。
「どんな人が採用されてるんですか?」
「実際入社してみて、ギャップとかないんですか?」
そんな声を寄せられるようになってきたこともあり、どうせなら、と中途入社社員の転職背景や入社〜2ヶ月のリアルな体験、改めて「なぜカラクリなのか」を赤裸々に語ってもらうことにしました。
カラクリの入社エントリ!…略して『カラトリ!』。
KARAKURI の ENTRY …"KARATRY!"。
KARATRY! シリーズ #2 。今回は副業期間を経て正式ジョインとなったWebエンジニア、Fukudaさんです!
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はじめまして!
2月1日付でカラクリ株式会社へ入社したy.fukudaです。
Developer Team (WEB) に所属しています。
入社して2ヶ月くらい経ちました。
今回はなぜカラクリに転職しようと思ったのかというテーマでかけたらいいかなと思います。
▼これまでのキャリア
前職はクラウドサービスを提供する企業(規模: 300人程)でWEBエンジニアをしていました。大きく二つほどプロジェクトを担当していて、一つはRuby on Railsを使ったプロジェクトで保守開発、もう一つはレガシーなシステムをVue.jsに置き換える対応でした。
不具合を出した時に解決するまでにかかる影響範囲と時間間隔と先代のコードを見て複雑な処理をシンプルに見せるテクニック、バグに繋がりにくいコードの書き方など、在籍中に学べたことも多かったです。課金が絡む不具合だと、問題を解決するまでに色んな部門の人を巻き込んでしまうので、コードの修正内容が課金に絡む事項の時は特に念入りにレビューしないといけないヒリヒリ感もありましたね…。不具合を出した時の影響を頭の片隅におきながら開発するのは大事だ、という基礎が固まりました。
学びは貴重だった一方で、人的なリソースが常に足りない(し減少の一路を辿る)環境でモチベーションを保ちながら開発していく事は非常に大変でした。そのような環境の中で、9ヶ月くらい一人でプロダクトの面倒を見ることがあったのですが、その時は正直しんどかったです(笑)
前職のことをさらっと書きましたが、今の自分を形作っているのはWEBエンジニアになりたての時の、前前職だと思います。プログラミングに関してだけではなく、日本語に関しても、かなり指摘してくる厳しいエンジニアの上司ですね。
・「背景知識が違う人に、同じような言葉をチョイスしてメッセージを送るな」
・「相手の頭の中を想像して仕事しろ」
・「〇〇さんは長文を嫌う」
・「XXさんは丁寧に説明しないと納得しない」
・「仕事をお願いしにいく時、相手の忙しさとかどうやって把握している?今は話しかける時ではなかった」
・「仕様の把握が甘い。仕様書を鵜呑みにしすぎ。ちゃんと自分の頭で考えて疑問に思うべき。俺の過去の経験から、仕様書にはミスがあるから疑って掛かるべき。」
など…。今思えば、仕事していく上でかなり重要な事ばかり教えてもらいました。そして今役に立っている視点ばかりですね。(常に意識できているかは別として)視点の違った人との出会いって重要だなって思いました。
▼転職のきっかけ
エンジニアがキャリアを積んでいくと必ずぶつかる問題、マネジメントの道に進むかプロフェショナルの道に進むかという問題に自分もぶち当たりました。 色んな本や記事を読んで考えてみたけど、何か面白そうな問題を見つけたら、手を動かして解決したくなる自分にとってはプロフェッショナルこそ我が歩む道、みたいになったことがきっかけです。
実際はプロフェッショナルコースだってマネジメントの要素はあるのかなって思っています。同僚がミスらないように、レビュー指摘をして未然にミスを防いだり、お互い成長できるように指摘し合う事だって、形こそ緩いがマネジメントなのかなって思っています。マネジメントしている人が、目が届かない範囲でのマネジメントができるのがプロフェッショナルだと、個人的には思っています。
同じ苦しみを味わっているからできるマネジメントがある。そこで強みを発揮して行ければいい。
と言うことで、プロフェッショナルコースのある会社に行きたいなって思い転職しようと思いました。
ちょうどその頃、同僚が転職して(選考過程でかなり)評価された話を聞いて、シンプルに「自分の現在の市場価値ってどれくらいだろう?」という漠然とした興味があったのもあり、行動までは早かったですね。
▼カラクリとの出会い
まずは業務委託として(副業で)ジョインしたのが、カラクリです。コロナ禍で出退勤時間が浮くことをきっかけに、副業をしていました。エンジニア専用の副業サービスにgithub連携して企業を探していました。その過程でエージェントさんから企業紹介のアプローチがありました。働ける時間帯と時間が限られていたので、夜間に短時間という働き方を認めてくれる企業ならどこでもウェルカム精神で進めていた最中。カラクリに出会いました。
▼なぜ入社を決めたのか
カラクリで副業しながら、転職活動を並行し、他の会社ともカジュアル面談をしていました。が、結局、面談を通しても「どんな事をやるのか」かなりぼんやりとしか分からず、悶々としていた時間が長かったんです。「相手の言ってる事がどこまで本当なのか?」「どんな人が上司になるの?」「どんな人と働くのか?」とか考えはじめたらキリがない。でもやっぱりそこは重要なポイント。
そのような時にカラクリから「正社員でやるなら、うち来ませんか?」とお誘いを頂いたんです。他にも色々選考は受けていたのですが、最終的にカラクリに決めた理由としては、AI x Web の事業に面白そうと思ったこと。そして、働いていた時の雰囲気もよく、定期的にある懇親会(に呼んで頂いたので)を通して、実際に働く人とコミュニケーションをとれたこと。転職期間中に最も会社の事を教えてくれたのがカラクリだったからというのが大きいかもしれないです。
副業での時間や、そういったコミュニケーションの時間があったことで、イメージと現実の乖離を限りなく避けられそうな気がしたのがカラクリでした。安心感ですね。大規模な企業からスタートアップへの転職に対しては、色々考えても答えのでない漠然とした不安感に襲われたりもしましたが、最後は「えいや!」で決めました(笑)。その決断は間違ってなかったです。
▼実際に働いてみてわかったコト
開発チーム内の話になりますが、副業で働いていた期間以上に、ずっと前から働いていたかのような安心感があります。裁量(やれる範囲と責任)が大きく、自分の頭で考え・行動し・結果に繋げれる人にとっては、特に働きやすい環境だと思います。
開発チームにいる人も、穏やかですが、問題を自主的に見つけ解決していく人が多いですね。
少人数で開発されてきたプロダクトなので一定の課題はありますし、今まで以上に(特に若手の)メンバーの視点と技術的なスキルの強化が求められてきます。
視点というのは、一つの実装に対して
「お客さんは困らないだろうか? もうちょっと注意書き書いた方がよくないか?」
「開発環境ではいいが、本番環境で問題が起きないだろうか?」
「自分以外の誰かが修正する事になった時、意図を汲み取り流れ通り修正できるのか?」
「この修正、他人及び3ヶ月後くらいの自分が見た時、分からなくなるからコメント書いたがよくないだろうか?」
など「ちょっとだけ先」を考えながら実装できるかという話です。(自分もまだまだなので常に意識していきたいポイントですね。)こういう「ちょっと先」に向けた積み重ねが、丁寧にできると、チームも、プロダクトももっと良くなっていきますし、それができるのがカラクリのエンジニアリングです。
実際に私が入社して2ヶ月間の動きとしては
ーー最初の2週間
業務委託時代から任されていた新サービスのマイクロフロントエンドの進捗と悩み事の相談。話し合いの結果、方針変更が決まりその方針にあった実装に変更。とりあえず開発環境で動くレベルで完成させた。
ーー1ヶ月時点
新サービスのデザインリニューアルとFAQのカルーセル対応(業務委託からの引き継ぎ)を優先的に対応。
ーー2ヶ月時点
QAチームから上がってくる問題の対応に駆け回る。
こんな感じでした。
▼私がカラクリでやりたいこと
品質を高めながら、プロダクトの守備範囲や機能自体をリッチにしていこうとしている過程で、
①プロダクトのマイクロフロントエンド化によるリリースサイクル改善 (具体)
②「本当は〇〇したいのだが出来てない」を解決していくこと (抽象)
③プロダクトの不具合少なめに、大きく使いやすくしていくこと (抽象)
というポイントにチャレンジしていきたいと思っています。
プロフェッショナルとしてキャリアを歩んでいくためにも、より自身の成長とプロダクト(=顧客に提供できる価値)の成長に貢献していけるよう、頑張っていきます!
それでは。 ーFukuda